2006年4月14日金曜日

鶴澤燕二郎改め鶴澤燕三さんのインタビュー

けいこは厳しかった。三味線用の本ではなく、文章だけをみながら手数を教え、師匠の弾くのを聴いて覚えて弾くという伝統的なやり方でみっちり仕込まれた。「口移しで、(録音)テープは、聴いたらいかんと言われました。そして昨日やったところを覚えてないと烈火のごとく怒られました。覚えてないと次へ進めないですからね。必死に覚えました。それが記憶の糸をたどる訓練にもなり、写真に撮るように脳裏に焼き付いていった感じです。教える側も相当エネルギーのいることですから、そういう状況は忘れるものではないですね」

師から厳しく教えられ、しっかり受け継いだ芸が燕三襲名の運びになったのだと思います。

国立劇場文楽養成の研修修了生の襲名は、1998年の野澤錦糸に次いで二人目。文楽は世襲ではなく実力の世界だが、一人でも反対者がいると実現しない。「だれの反対もなかった。師匠にもよく仕え、生真面目な性格がかわれている」と、襲名発表の席で住大夫さんが、燕二郎さんへの期待の大きさを話した。(鶴澤燕二郎改め鶴澤 燕三)

先輩方全員の祝福を受けて、これからも文楽の発展に大きな力を発揮して下さい。ご襲名おめでとうございます。



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