2006年4月20日木曜日

上村以和於の劇評 こんぴら歌舞伎Ⅱ

この『かさね』は期待にたがわぬものだった。亀治郎のかさねはお国ともども屈指の適役だろうし、海老蔵の与右衛門も、持ち前の集中力で異能ぶりを魅力に転換するのにもって来いの役といえる。それにつけても、海老蔵が仮花道からダダダダッと駆け出してきたときの興奮というものはなかった。臨場感だの迫力だのと(いえばそういう言葉を使うよりないのだが)言うのがあほらしくなる。花道は、出の瞬間には桟敷の枠と同じ高さであり、間に通路というものがないから、そもそも客と役者を隔てる空間というものが存在しないのである。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)



上村さんも大興奮!金丸座は本当に客と役者が同じ目線で、隔てる通路もないので、他では味わえない空気です。



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