2006年4月29日土曜日

国立能楽堂資料展示室『平家物語と能』のご案内

 今回の国立能楽堂資料展示室では、五月公演のテーマ「平家物語の女たち」に伴い、『平家物語』と能とのかかわりを紹介します。 『平家物語』を典拠とする能は現行作品240曲中約30曲を数えます。『源氏物語』を典拠とする能が約10曲であることと比較すると、『平家物語』がいかに能のドラマツルギーに影響を与えたが歴然とします。能は普遍的な人間性を抽出することにより、六百年あまりも伝承されてきた芸能ですが、ことに『平家物語』を本説とした作品は、色彩や音色とともに登場人物の悲哀物語を描き、後代の絵画や音楽にもさまざまな影響を与えてきました。今回は能を通して、『平家物語』を享受した日本人の美意識を尋ねてみたいと思います。どうかお誘い合わせの上、ご来場下さい。(国立能楽堂資料展示室『平家物語と能』のご案内|日本芸術文化振興会)