2006年4月21日金曜日

上村以和於のこんぴら歌舞伎劇評Ⅲ

さてその亀治郎のおかるが大当たりである。正月には浅草で同じ『忠臣蔵』五・六段目の千崎をやったが、情感も豊かな上に、引き締まっている。こんどの亀治郎は三つの狂言で大役ばかりの大奮闘だが、そのどれもがきっかりした出来なのは驚嘆に値する。お国、かさね、「六段目」のおかる、どれもに共通するのは、一途な思いの中に自分を生かしきろうとする意志を感じさせる点である。そこに亀治郎の役への共感と、それを表現する集中力の強さが生きている。いまの時点で不足があるとすれば、葛城にやや華やぎが乏しいことだが、それを占う意味からも、こんどは「七段目」のおかるを見てみたい。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)



亀治郎は全五役と奮闘、私はお国が一番可愛らしいと思いました。おかるも勘平を思う気持ちが滲み出てなかなか良かったです。かさねの後半は叔父様に似てきます。明らかにオモダカヤの血を感じます。



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