2006年5月7日日曜日

五月文楽公演 「生写朝顔話・宿屋の段」

東京・国立小劇場の五月文楽公演(12~28日)で、切語り・豊竹嶋大夫が「生写朝顔話・宿屋の段」(二部、午後4時)を東京で初めて語る。時代物の豪快な語りで人気があった師匠・豊竹若大夫が好んでよく語った思い出の名曲。 大内家のお家騒動を背景に、宮城阿曽次郎(後に駒沢次郎左衛門)と深雪(後に朝顔)の恋物語がテーマ。嶋大夫は「深雪が阿曽次郎を見初めてから、すれ違いを繰り返し苦境の中にも恋人を追い求める『君の名は』にも通じる話。中でも『宿屋の段』は深雪の苦境が凝縮された哀れの極致といえる」と話す。 師匠だけでなく自分も昔から大好きで、「わかりやすい筋だからお客さまにもきっと楽しんでもらえる。『冬のソナタ』にも負けない純愛ドラマ」というわけだ。人形は阿曽次郎を吉田玉女、深雪を吉田簑助が遣う。大阪ではすでに二回の経験があるという。 「太夫の仕事は語りに徹すること」と、時代世話とも定評のある嶋大夫。「状況や人物の情愛を立体的に語り尽くさなければならない。語りにはその人の人生経験がにじみ出る。だから人生そのものが勉強。いろいろな経験をして情が語れるようになる」(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060506/ftu_____mei_____001.shtml)

時代世話とも定評のある嶋大夫さんの語りに、人形遣い阿曽次郎を吉田玉女、深雪を吉田簑助という期待の一番です。