2006年5月23日火曜日

国立劇場前進座75周年公演

黙阿弥作の「魚屋宗五郎」。妹の死の真相をおなぎ(杏佳)から聞いた宗五郎(梅之助)は、全員がうつむいて嘆く中、一人すっくと顔を上げる。その時の何とも白々としたような梅之助の表情が印象的だ。妹の死を納得しようとしていた男の分別が崩れる瞬間が鮮明になる。日常が想像できるような宗五郎である。菊之丞のおはまがいい世話女房ぶり。竜之介の太兵衛が手堅い。現在主流の六代目(尾上)菊五郎型の宗五郎とは、異なる点の多いところもおもしろい。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)



小玉祥子さんの前進座公演の劇評です。見慣れた歌舞伎と違った切り口で面白いとのことです。