2006年9月11日月曜日

<チョンパ>の演出

『籠釣瓶花街酔醒』の序幕「吉原仲之町見染めの場」の幕開きは、<チョンパ>といわれる演出が見られます。開幕を告げる柝が「チョン チョン」と入りますと、下座囃子がはじまり、ゆっくりと客席の照明が落ちます。真っ暗になったまま幕が開けられ、やがてひときわ大きく「チョンッ」と柝が入った瞬間、一気に舞台と客席の照明が入り、中央に桜の植え込み、左右は全盛の茶屋が立ち並ぶ、仲之町のメインストリートがお客様の目に飛び込んでくるのです。 柝の「チョン」をきっかけに「パッ」と明かりが入ることから<チョンパ(チョンパアとも)>と呼んでおりますが、西洋から照明技術が伝わってから生まれた演出です。(梅之芝居日記)

梅之さんはその月の演目や豆知識などを、いつもご紹介下さいます。裏のご苦労とか仕掛けのお話など興味深いものです。又用語についても面白い説明があります。



この「チョンパ」ですが、不夜城の曲輪を表すのに効果的演出だと思います。



私が行った日に、女子校生の団体が入っていましたが、休憩から急に真っ暗になった時、「オーー!」と言い、すぐに「チョンパ」で明るくなったら、前より大きい声で「オーーー!」と言っていました。



正に「チョンパ」の効果大でした。