2006年9月27日水曜日

吉田玉男さんを悼む

55年の「曽根崎心中」復活上演で、徳兵衛に抜擢(ばってき)された時。手本はなく人形の所作を一から考えた。女の人形には通常、足がない。だが心中を誓う場面では、お初の足遣いにすそを割って足を出させ、その白い甲を徳兵衛が自分ののどに押し当て、抱きしめた。鮮烈なエロチシズムは伝説となり、徳兵衛は玉男さんの代名詞となった。 (asahi.com:気迫の中に品よい色香 文楽の顔・吉田玉男さん逝く - 文化芸能)

去年あたりから休演が続き心配していましたが、突然の訃報に胸が痛みます。「曽根崎心中」を初めて玉男・簑助で観た時より、近松は文楽に限るという持論を持ちました。



素晴らしい舞台はいつまでも心に残っています。心よりご冥福をお祈り致します。