2006年9月8日金曜日

初日観劇記~黒崎めぐみ

直前の幕間、吉右衛門さんの楽屋を訪問しました。さすがに気合いたっぷり。「良くないとは思うのですがやはり初日と千穐楽の前日は眠れないものですよ。特に今月は」と格別な思いを持った今月の公演への意気込みを語ってくださいます。私の担当している番組(生活ほっとモーニング)にゲストとしてお迎えした時、「跡継ぎのいない私はこの秀山祭をせがれと思って20才、成人するまで見ていきたい。まさに秀山祭は三代目なのです」と熱く語っていた、まさにその三代目が誕生する瞬間に今私は立ち会っているのです。もちろん劇場内は「播磨屋!」という声の嵐。今ここにいるわくわく感をなんとか舞台上にも伝えたい!という気持ちが客席中からただよいます。(初日観劇記|秀山祭九月大歌舞伎|歌舞伎座|歌舞伎・演劇|松竹)

先日NHK生活ほっとモーニングに吉右衛門が出演したときの女性アナウンサーが今月の人です。いろいろお話を聞いた上での初日観劇はうれしかったことでしょう。



お話の中に、上は雀右衛門さんから、下は玉太郎君まで一座していると言っています。若手中堅ベテランみんな心を和して芝居をするからこそ、良い舞台になるのだと思います。一家の内におじいちゃん、おばあちゃん、息子夫婦、その子供達と同居しているような雰囲気でしょうか。こんな家庭で育っていくと、きっと未来の後継者がみつかりそうです。



初代の縁のお品を拝見、やはり一番びっくりしたのは鏡台の立派なことです。あと何点か「舞台上で記す。」というのがありますが、いつも「振りをしている。」と思っていましたので実際にあのようにさらさらと書かれたなんて感心してしまいます。



当代は旅先でさらさらとスケッチをするそうですから、血を引いているのでしょうね。