2007年12月18日火曜日

第二十四回 「四国こんぴら歌舞伎大芝居」

第二十四回 「四国こんぴら歌舞伎大芝居」



公演期間  平成20年4月5日(土)~23日(水)19日間



お 練 り   平成20年4月4日(金)



市川海老蔵 市川右之助 片岡市蔵 市川男女蔵滝 坂東亀寿 尾上松也 尾上右近



第一部(午前十一時開演)



「双蝶々曲輪日記」 角力場    



「太刀盗人」長唄囃子連中



歌舞伎十八番の内 「暫 」大薩摩連中



第二部(午後三時開演)



「夏祭浪花鑑」 序  幕 住吉鳥居前の場 二幕目 難波三婦内の場 大  詰 長町裏の場



「供奴」長唄囃子連中(第二十三回 四国こんぴら歌舞伎大芝居)





来年のこんぴら歌舞伎は市川海老蔵が座頭という、若さ溢れる一座です。



金丸座の小屋に暫 しばらく~の声が鳴り響くことでしょう。



新橋演舞場2008・6月

昼の部



『婦系図(おんなけいず)』六幕十場



お蔦 波乃 久里子/ 小芳 水谷 八重子/早瀬 主税 片岡 仁左衛門



夜の部



八重子十種の内『鹿鳴館(ろくめいかん)』四幕



影山 朝子 水谷 八重子/清原 永之輔 西郷 輝彦/草乃 波乃 久里子/影山 悠敏 市川 團十郎(キャスト&スタッフ|新派120年記念 六月新派公演|新橋演舞場|歌舞伎・演劇|松竹)



新派に歌舞伎から仁左衛門と團十郎が客演、華を添えます。



亀治郎初役で雪姫

「これは京屋のおじさん(中村雀右衛門)に習います。自分の役者としての財産を増やしていただくことができ、大変感謝しております」(東京新聞:亀治郎が歌舞伎復帰 初役で『雪姫』 新春浅草歌舞伎:伝統芸能(TOKYO Web))

浅草歌舞伎は若手が大役に挑戦できるということで、大変興味深い舞台が期待できます。テレビに出演していた為、しばらくぶりの歌舞伎ということですが、大役雪姫に挑戦します。中村雀右衛門さんに教えて頂く由、きっと良い雪姫になるでしょう。



2007年12月11日火曜日

国立劇場1月の新しいチラシ

国立劇場お正月の新しいチラシがのりました。



あらすじを読みますとどんなお芝居か分かってきます。



イベント情報もご覧下さい。手拭いまきが毎日あるようですよ。



http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=2713_4.jpg







2007年12月10日月曜日

梅之芝居日記より~「将軍江戸を去る」

慶喜の台詞にも「ああ、時鳥(ほととぎす)が鳴く…」とありますように、やはりお客様にも、ああ、ホトトギスだなと思って頂きたくもございますので、師匠ともご相談いたしまして、たびたび『髪結新三』でホトトギス笛を担当なさった先輩にご教授頂き、不肖私が勤めさせて頂いております。(梅之芝居日記)

梅玉さんが今回は多少変更があります、と言われてましたが、具体的に梅之さんが説明されています。南座に足を運ばれた方はホトトギスの声にご注目下さい。



梅玉のひとりごと 2007/12

新しい名前を継いだあと、意識しないで名前が言えるようになり、また返事ができるようになってくると、自然とその名前がぴったりとしてくるのは不思議な気がいたしますが、錦之助の名にふさわしい華がそなわった舞台を勤めておられます。(baigyoku.com ひとりごと)

先月の受賞のお話や京都の楽しい交遊記のお話が書かれています。



今月の舞台のお話では慶喜のくだりが興味あります。私も慶喜といえば寿海さんです。最後の千住大橋を去るところ、もう足元がおぼつかないのですが、最後の将軍の格と哀れを感じる良い幕切れでした。



錦之助さんも南座顔見世ですっかりお名前が板に付いたことでしょう。「対面」の五郎観たいですね。





新橋演舞場3月公演「スーパー歌舞伎ヤマトタケル」(

スーパー歌舞伎ヤマトタケル(歌舞伎美人 | ヤマトタケル)



右近と段治郎のダブルキャストということです。予約の時には確認して下さい。



2007年12月7日金曜日

『演劇界』2008年1月号

『演劇界』2008年1月号(演劇界)



表紙は御園座「鳴神」の雲の絶間姫の菊之助。



俳優クローズアップ 七代目 尾上菊五郎

   貫禄と気風(きっぷ)のよさ――児玉竜一


三津五郎の今月のお役 2007・12

◆「鎌倉三代記」 佐々木高綱初役です。



今回はいつもの型でなく、祖父八代目が昭和31年に勤めて以来51年ぶりとなる芝翫型を復活いたします。(略)実際残された錦絵を見ますと、どれも菱皮のカツラに仁王襷という扮装で、昔はこちらの方が主流であったことがわかります。(略)曾祖父が大正時代に演じた時でさえ異端視された資料が残っておりますから、かなりのスピードで「多見蔵型」が浸透していった過程がうかがわれます。ですから、あえて損なやり方であることを承知の上ですが、この機会を逃しては絶滅してしまうかもしれない型を復活するのも私に与えられた使命かと思い、上演の決意をいたしました。祖父も書き残しておりますが、多見蔵型のようにぶっかえりがあったり、セリフをウネウネ言う技巧的な部分があったりする訳ではなく、時代物の主役としてど~んとした直球の重みをもって見せていかなければいけませんので、役者としてはその地芸がものをいってしまう難しさがあります。歌舞伎界に一石を投じる価値のある上演となれますよう、努力してみたいと存じております。

三津五郎さんの“絶滅してしまうかもしれない型を復活する” という使命感に拍手を贈りたいです。“歌舞伎界に一石を投じる価値のある上演”になったと言えるでしょう。(渡辺保氏の評による)

◆「粟餅」まったくの初役です。



(略)短い中にも変化に富んだ楽しい曲であり、踊っていて楽しくすっかり大好きになりました。これを機会に「なんだこんな楽しい踊りがあったのか」と皆様に思っていただけるよう、橋之助さんと気を合わせ、「寺子屋」と「ふるあめりか」の間の一服の清涼剤となれますように、明るくも味わい深く勤めたいと思います。

「芋掘長者」も大変面白い舞踊劇で、なんで今まで上演されなかったのかと思いましたが、「粟餅」も同じように感じるのではないでしょうか。



これからの観劇ですが、とっても楽しみです。



(今月のスケジュール)



2007年12月6日木曜日

渡辺保の激評 2007・12歌舞伎座

昼の部の「鎌倉三代記」の後半、三津五郎初役の珍しい芝翫型の佐々木高綱が昼夜を通して一番の出来である。 (2007年12月歌舞伎座)

「鎌倉三代記」の佐々木高綱を三津五郎がめずらしい芝翫型で演じ、初役にもかかわらず上出来とのこと。



まだ観ていませんが、大期待です。



渡辺保の劇評 2007・12国立劇場

吉右衛門の松浦鎮信は、第一に肥前平戸六万三千石の殿様らしい上品さがいい。芸の上でもとかく場当たりで下品になりがちなこの役で立派に七百年の歴史を持つ名家の殿様らしいところが一番である。 (2007年12月国立劇場)

昨日5日に観てきましたが、三演目の内やはり「松浦の太鼓」が良かったです。しかし、去年の青果の忠臣蔵に比べ、どれも軽い。一幕こういう肩の凝らないお芝居が入るならよろしいが、三本続けて観ると飽きてしまいます。



吉右衛門の松浦候は、渡辺氏が言われたように、殿様らしい鷹揚さがあって、それでいて世情の事情に好奇心を抱く人間味ある殿様を好演していたと思います。



歌六の其角ははまり役。芝雀のお縫は、お点前をする時にきりっとみせた御殿勤めの女中らしい雰囲気が良かったです。お茶の心得もあるのだと思いました。



幕開きの下座で「老松」の一節が唄われていました。



(松という文字はかわれど待つ言の葉の其かいありて積む年に
~) 



                                     
「堀部弥兵衛」は宇野信夫が初代に書き下ろしたものだそうです。弥兵衛の人柄も頑固一徹の老人とだけではなく、暖かいかわいい人物に描かれています。



お話は分かっていますし、ほのぼのとしていますが、テレビの時代劇スペシャルのような感じで物足りない気がしました。



「清水一角」明治6年黙阿弥作ですが、あまり出来が良くない。魚屋宗五郎みたいにお酒を飲むようなシーンが見所なのでしょうが、あまりぱっとしませんでした。





二月大歌舞伎 2008・2歌舞伎座

歌舞伎座百二十年初代松本白鸚二十七回忌追善二月大歌舞伎(歌舞伎美人 | 二月大歌舞伎の演目と配役)

初代松本白鸚二十七回忌追善ということで、ゆかりの演目が並びます。



二十三回忌追善の時は実にさびしく、白鸚さんがかわいそうと思いました。今回は二人の息子に孫、甥も共演しますし、口上もあります。泉下の八代目幸四郎も、さぞうれしく思っていることでしょう。



何といっても、「関の扉」の関兵衛は天下一品でしたから、当代吉右衛門の力量が問われるお役ですね。



2007年11月24日土曜日

平成19年名題昇進者

本協会の平成19年名題資格審査に合格した市川門之助一門の市川瀧之と中村獅童一門の中村蝶紫が、12月歌舞伎座「十二月大歌舞伎」(2日~26日)において名題昇進披露を行います。また、瀧之はこれを機に市川門松(いちかわ・もんしょう)と改名します。両名の今後のさらなる活躍にご期待ください。(俳優ニュース)

市川瀧之改め市川門松、中村蝶紫の両名が来月の歌舞伎座にて名題昇進披露ということです。おめでとうございます。



大阪松竹座2月坂東玉三郎特別舞踊公演 

大阪松竹座坂東玉三郎特別舞踊公演    



     歌舞伎美人 | 特別舞踊(公演の演目と配役)



菊之助、海老蔵、右近共演による踊り二題。



とても魅力ある公演です。



福助気ままに語る~揚巻のお役

お正月公演で、久しぶりに團十郎兄さまが「助六由縁江戸櫻」を演じられ、揚巻の大役を勤めさせていただくことになりました。揚巻は手前共、成駒屋にとりましてたいへん重要なお役で、五世歌右衛門は、これを代役して好演したことから九代目團十郎さまのお相手をさせていただくようになりました。祖父も勤め、大叔父六代目歌右衛門も、ずっと当たり役にしておりましたし、父も芝翫襲名で勤めております。 送り出しに着ます打ち掛けに松尾敏男先生がお画を描いてくださることになり、重ねての喜びであります。(福助 気ままに語る)

福助さんのうれしそうなコメントです。揚巻は大役です。どう演じてくれるか楽しみです。又打ち掛けも素敵そうで、早く見たいものです。



歌舞伎座1月の演目と配役

寿初春大歌舞伎(歌舞伎美人 | 壽 初春大歌舞伎の演目と配役)



久々の雀右衛門出演、見逃せません。



團十郎の助六に福助の揚巻も注目です。



雷神不動北山櫻の配役発表

雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)(歌舞伎美人 | 初春花形歌舞伎の演目と配役)



海老蔵以外の配役が決まりました。



2007年11月10日土曜日

来春演舞場の鳴神

海老蔵が五役というほか、配役が不明ですが、雲の絶間姫は芝雀さんです。



芝雀さんのHPのスケジュールにありました。http://www.shibajaku.com/schedule/index.html



2007年11月8日木曜日

福助の気ままに語る~2007・11

それに、生まれて初めての飛び六法!女形で六法を踏めるのは、「茨木」とこれだけではないでしょうか?まさに、短距離選手のような疲労感です。 しかし歌舞伎座での幕外は、気持ちがいいです。(福助 気ままに語る)

今月の歌舞伎座夜の部の最初、「宮島のだんまり」のお話です。女形で六法を踏むのはめずらしいのですね。それは気持ち良いことでしょう。顔見世らしい演目で好きです。



雀右衛門の「私の履歴書」

1994年8月、日本経済新聞に掲載された「私の履歴書」をご紹介いたします。(中村雀右衛門公式ホームページ)

日経新聞に連載された「私の履歴書」が随時紹介されるようです。生い立ちから戦争での苦労、戦後の大変な時期を経て、今日の雀右衛門さんの芸の確立まで、興味深いお話しを知ることができます。



2月文楽公演詳細

2月文楽公演(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|2月文楽公演)



12月のチケットが発売になったばかりですが、来年の2月の文楽公演の詳細が出ました。



かつてのように、近松ばかりでなくいろんな演目で面白そうです。



新春浅草歌舞伎演目と配役発表

新春浅草歌舞伎(歌舞伎美人 | 新春浅草歌舞伎の演目と配役)



お馴染みの演目ばかり、亀治郎の雪姫はちょっと気になりますね。



渡辺保の劇評2007・11歌舞伎座

燦然と輝く芝翫の戸無瀬(2007年11月歌舞伎座夜の部)

歌舞伎座の昼夜の劇評です。



「九段目」の芝翫の戸無瀬が大絶賛です。初役というのは意外です。観劇はこれからですが、非常に楽しみです。



2007年11月5日月曜日

陽春大歌舞伎 4月御園座

陽春大歌舞伎



主な出演者  中村吉右衛門



             中村芝雀



              市川染五郎 他(公演予定 陽春大歌舞伎)



演目はまだのようですが、出演者は決まりました。



中村梅玉さんが紫綬褒章を受章

中村梅玉さんが紫綬褒章を受章することが決定しました。これを受けて、歌舞伎座で記者会見が行われました。(俳優ニュース)



記者会見の内容が載っています。



いつまでも若衆の似合う役者であってほしいです。



ご受賞おめでとうございます。



2007年10月31日水曜日

2月博多座演目配役発表

【昼の部(午前11時開演)】



一.義経千本桜 渡海屋・大物捕一幕



   渡海屋銀平実は新中納言知盛獅童 女房お柳実は典侍の局七之助 相模五郎愛之助  入 江丹蔵亀鶴 武蔵坊弁慶男女蔵 源義経亀治郎



二.高坏 長唄囃子連中



    次郎冠者勘太郎 大名某亀鶴 高足売七之助



三.団子売 竹本連中



    杵蔵愛之助 お臼亀治郎



【夜の部(午後3時15分開演)】



一.菅原伝授手習鑑 車引一幕



    梅王丸勘太郎 松王丸獅童 時平公男女蔵 桜丸亀治郎



二.歌舞伎十八番の内 鳴神一幕



    鳴神上人愛之助 雲の絶間姫七之助



三.蜘蛛絲梓弦 常磐津連中長唄噺子連中



    傾城薄雲・童・薬売り・番新・座頭・蜘蛛の精亀治郎 源頼光勘太郎 坂田金時亀鶴 碓井     貞光獅童(博多座)



丸本あり、所作事あり、魅力ある番付です。愛之助 の鳴神上人は7月に海老蔵の代役で演じていますね。



團十郎の松王丸

本日御覧になった皆様、松王丸の<刀抜き>の首実検、いかがでしたでしょうか。…首桶を前に、果たして我が子が身替わりになれたのか、そうでなければどうしようか…と、松王が逡巡してしまうのをみて、いらついた玄蕃が自分で首桶の蓋を開け、さあどうだ、とばかりに松王に突きつける。その事態に思わず刀を抜いて反応してしまった松王、これはいけないと刃先を源蔵夫婦に向け威嚇した体を見せ、上手を向いた形で実検に入る…という手順。普段見慣れた正面向きに首と相対する演出とは、だいぶ違ったやり方でしたね。(梅之芝居日記)

梅之さんのブログに載っていました。しばらく成田屋の松王丸を見てなかったので、こんな型だったことを忘れていました。何か気が動転している松王丸の気持ちが伝わってくる感じでした。



2007年10月23日火曜日

菊五郎顔見世で家の芸『土蜘』 

「隈取は蜘の足の形のように。この筋が手足に伸びて行く感じで。足取りもクモがジョリジョリと滑っていくように」「長唄も名曲で、踊っていて気持ちがいい」とも。(東京新聞:<歌舞伎>尾上菊五郎 14年ぶりに家の芸『土蜘』 妖怪の不気味さ 立ち回りが見所:伝統芸能(TOKYO Web))

辰之助さんのピンチヒッターが初演だとか・・・去年NHKホールで久しぶりで観て素晴らしかったので、本興行でやらないかなと思っていました。顔見世で観られることになり、うれしいです。まわりの配役も贅沢ですし、良い舞台になることでしょう。



尾上松也さんホームページ開設

尾上松也さんがホームページを作られました。



「松也日記」ではご自身の日常のことも書かれています。



お気に入りに入れて、要チェックです。



http://onoe.ma28.net/



2007年10月17日水曜日

福助気ままに語る2007/10

「ふるあめりか~」は、9月に「二人汐汲」で玉三郎の兄さんとご一緒させて頂いた時、雑談中に生まれたお役です。せっかく初めて歌舞伎座で上演する「ふるあめりか~」、皆で盛り上げていきたいです。 (福助 気ままに語る)

福助さんが早くも12月のお話をしています。どのお役も思い入れがあって、興味深いです。



「ふるあめりか~」が雑談中に決まったとか、杉村春子の十八番が歌舞伎で実現ということですね。



2007年10月15日月曜日

出雲阿國座建設

建物は出雲風の伝統様式を採り入れ、鉄筋コンクリート3階建て、地下1階で延べ床面積約4560平方メートル。回り舞台や花道など江戸時代の劇場様式を採用し、升形の座席といす席の計約800席を設ける。(asahi.com:出雲阿國座、出雲大社近くに建設 - 古典芸能 - 文化・芸能)

以前に話題になっていましたが、建設がいよいよ始まるようです。古典芸能向きに作られ、客席は升席と椅子席両方のようですね。こけら落としは・・・今から気になります。



2007年10月14日日曜日

第十四回 清元宗家演奏会

第十四回 清元宗家演奏会(http://www.kiyomoto.org/f_performance.htm)



11月13日(火)12時開演



三越劇場



いつもは歌舞伎座で聞いている清元の素浄瑠璃の演奏会です。



清元らしい曲ばかりで、堪能できますね。



第55回菊池寛賞 團十郎受賞

市川團十郎様々の困難を乗り越えて、パリ・オペラ座での史上初の歌舞伎公演を成功させ、日本の伝統文化の価値を国際的に認識させた(文藝春秋|各賞紹介|菊池賞)

成田屋のHPにも記事があります。



初めてのオペラ座公演を成功させたということは、團十郎さん親子の功績大だと思います。



うれしいニュースです。おめでとうございます。



「市川海老蔵・宿命と苦悩の物語」フジテレビ14日22時~

名門に生まれるということ… 〜市川海老蔵・宿命と苦悩の物語〜( フジテレビ)

長期に渡って取材した素顔の海老蔵、宿命と苦悩に立ち向かう彼の生きざまが見られるようです。これは大変興味深い番組です。



2007年10月10日水曜日

葵太夫の今月のお役

加えてご自身の工夫も盛り込んでおいでで、今回、狐の「獣性」が強調されている箇所がおもしろいと思います。(今月のお役)

海老蔵2回目の四の切ですが、今回も猿之助さんに丁寧に教えて頂いたとのこと、葵太夫さんが詳しく書かれています。



私は6日に見ました。きつねになってから動物らしさを強調していると感じましたが、これは愛犬クリスを観察して特徴をつかんだのかな、と思う個所がありました。



きつね言葉はまだまだですが、回数を経るうちに自分の型が出来てくるでしょう。



三津五郎の今月の役どころ

瞬間的にお面をつけかえて踊りますので、ひもなどがついているわけではありません。お面が落ちたり、角度が変わったりしないようにしっかりくわえたまま踊るわけですから、当然かなり息がしにくくなります。 また、お面の横顔は無表情に見えてしまうためなるべく見せないように踊ります。一方、正面から見た場合、上下の角度によってかなり表情が違って見えます。とくにおかめの時はあごを少しあげ気味にしないと可愛らしく見えません。(三津五郎の部屋)

三つのお面を使いわけて踊るのは、見せどころですが、大変なご苦労があるようです。本当に見事に踊り分けて居られます。



渡辺保の激評2007/10歌舞伎座

一幕五十分、十分に堪能させて、幕が閉まった時にはじつにゆたかな気分になった。(2007年10月歌舞伎座)

三津五郎は襲名の時に、この「奴道成寺」を踊っていますが、一段と役者振りが上がって、この踊りの面白さを十二分に見せてくれます。



「牡丹燈籠」は渡辺氏の評を読むと納得ではありますが、円朝のお峰像とは違っていました。縞の着物を着て出てきた時など、キレイ過ぎでお国に嫉妬するのも不自然なように思いました。これはこれで良く書かれていて、玉三郎と仁左衛門が上手く演じていますが、円朝の世界を彷彿と描いてくれる芝居が見てみたいです。





2007年10月1日月曜日

玉三郎の今月のコメント2007/10

これからも、このような古典をもとにした、新しい試みが続けられればと思っております。(坂東玉三郎ページ)

二人汐汲は従来の汐汲をリメイクした感じでした。ア・ラ・タマサブローの古典舞踊がまた見られるようです。



阿古屋は大変なお役ですから、1ヶ月終わってほっとしていらっしゃるでしょう。数年後に又是非演って頂きたいと思います。



今月の怪談も楽しみです。



清元、長唄、舞踊 ~廓の風景~セルリアンタワー能楽堂

清元、長唄、舞踊 ~廓の風景~()



清元協会のHPにありました。



一、清元 舞踊      北洲                 尾上松也



一、長唄 二人椀久



一、清元 夕霧



尾上松也さんが踊られます。素踊りは見た事ないですね。長唄も若手ですね。





      



3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」2008/3国立劇場

3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」



公演期間2008年3月2日(日) ~ 2008年3月11日(火)



開演時間12時(13時50分終演予定)・15時(16時50分終演予定)



※7日、8日は15時・19時(20時50分終演予定)、11日は12時のみ



竹田出雲=作「蘆屋道満大内鑑」 -葛の葉-



第一場 安倍保名内機屋の場 第二場 同  奥座敷の場



出演 中村 芝雀他     (公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|3月歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎へのいざない」)



学生対象ではない歌舞伎鑑賞教室です。従って解説もいつもの鑑賞教室とは違って大人向きなのでしょう。



芝雀さんの葛の葉は良いと思います。



石垣、沖縄にも行くようです。国立劇場の新しい試みですね。



錦之助京都南座顔見世で襲名披露

その“錦之助”の名が南座の“招き”にあがるのは昭和27年以来55年ぶりの事となります。(歌舞伎美人 | 錦之助 南座 顔見世興行で襲名披露)

南座出演に先立ち抱負を述べる錦之助さん、「勧進帳」の富樫と「対面」の五郎を勤めます。五郎は初役とのこと、大顔合わせの「対面」は華やかで見ごたえある一幕になるでしょう。



2007年9月28日金曜日

福助きままに語る~緊急報告

緊急報告です。 当初、10月、11月続けて休演させていただくつもりでしたが、松竹から是非!とのお薦めをうけて、11月顔見世公演(歌舞伎座)に出演することになりました。『宮島のだんまり』を出します。 実は今年、成駒屋(三代目歌右衛門)が江戸へ来てちょうど200年になるので、なにか記念のものをやりたかったのです。四代目歌右衛門が考案してちょうど185年前に初演した『宮島のだんまり』を勤めさせていただくことにしました。五代目歌右衛門も福助時代に勤めて、それがまた1887年。120年前なんです。なにか、強い因縁を感じます。(福助 気ままに語る)

福助さんが当初10,11月お休みということでしたが、顔見世に出演されるようです。『宮島のだんまり』は四代目歌右衛門が考案したのですね。



福助さんが加わり顔見世が華やぐことでしょう。





第211回柝の会セミナー のお知らせ

第211回柝の会セミナー  かぶきはともだち



『二十一世紀にまた一つ蘇る歌舞伎、挑戦する役者魂』



    市川段四郎丈を迎えて





2007/10/20(日)   開場4時半  開演5時



会場       国立劇場 伝統芸能情報館3階レクチャー室





第一部  うぐいす塚の解説  石橋健一郎(国立劇場文芸課長)



第二部  対談  市川段四郎     塚田圭一





参加費  3000円





申し込み方法



柝の会事務局へ住所、氏名を書いてファックス03-5565-1560する。



後日、振込用紙チラシか送られる。



11月歌舞伎座顔見世演目と配役

吉例顔見世大歌舞伎(歌舞伎美人 | 吉例顔見世大歌舞伎の演目と配役)



演目と配役が発表になりました。





望月朴清さんご逝去

歌舞伎囃子・小鼓方で望月流宗家の望月朴清(もちづき・ぼくせい、本名:安倍啓仁=あべ・ひろまさ)さんが、9月20日(木)午前8時50分、肝不全のためご逝去されま した。享年73歳。(俳優ニュース)

今月前半に歌舞伎座に行きました時には、お元気で舞台を勤められていらっしゃったのに、突然の訃報にびっくり致しました。



17日まで出られて居られたとの事、芸に生きる人には本望かも知れません。



謹んでご冥福をお祈り申しあげます。



2007年9月25日火曜日

海老蔵の松王丸

寺子屋 松王丸の着付け羽織を作ることが決まりました。 海老蔵さんが着るため写真の羽織より身丈が15センチ、裄(背縫いから袖口まで)を10センチ大きく作ります。(きままに写楽)



雪之丞の衣装を紹介したブログに松王丸の衣装、かさねの衣装も写真が載っていました。



近々、海老蔵の松王丸が見られるということですね。



2007年9月24日月曜日

2008年NHK 正月時代劇「雪之丞変化」

〔1〕2008年NHK 正月時代劇「雪之丞変化」中村菊之丞役  出演決定!!(市川左團次のホームページ)



こんなニュースを見つけました。雪之丞役はさてどなたでしょうか。



〔2〕タッキー、初の2役に NHK正月時代劇「雪之丞変化」(中日スポーツ:タッキー、初の2役に NHK正月時代劇「雪之丞変化」:芸能(CHUNICHI Web))



検索したら出てきました。滝澤くんでした。



三津五郎さんかな、橋之助さんかな、想像は見事に消えました。





〔3〕来年のお正月のNHK時代劇「雪之丞変化」で主演の滝沢秀明さんの衣裳を作りました。(きままに写楽)



しゅうさんのコメントで教えていただきました。華やかな衣装ですね。もう撮影に入っているんですね。



中村京蔵 舞踊の夕べ~ 海人二題

10月27日(土曜)青山銕仙会にて「中村京蔵 舞踊の夕べ」前売り開始!(中村京蔵公式ホームページ)



京蔵さんのページにご案内がありました。



地歌 珠取海女          京蔵





謡曲竹本 志度之浦別珠取   京蔵



 藤間勘十郎振付         高澤祐介



芸術祭参加ということですから、格調高い舞踊だと思います。



「舞の会」 鑑賞講座のご案内

日時 平成19年11月23日(金・祝)、午前11時~正午



場所 国立劇場 伝統芸能情報館 3階 レクチャー室       



内容 「舞の会」出演の井上八千代師をお迎えし、舞の魅力をお話しします。(進行:国立劇  場・織田紘二)



応募方法 往復はがきに住所・氏名・電話番号・希望人数(はがき1枚につき2名様まで)をご記入の上、お申し込みください。締め切りは、10月31日(水)必着です。



宛先 〒102-8656 千代田区隼町4-1 国立劇場「舞の会鑑賞講座」係



抽選結果は11月上旬に返信用はがきでご連絡いたします。(返信用はがきには、郵便番号・住所・氏名をご記入ください)問合せ先国立劇場芸能部第二制作課  電話 03(3265)6342 (「舞の会」 鑑賞講座のご案内 |日本芸術文化振興会)



往復ハガキで応募して抽選にあたったらラッキーですが、最近応募が多いのてしょうかハズレばかり、あきらめずにハガキ出しましょう。



上村以和於の劇評と今月の一押し2007/9

秀山祭の今月は吉右衛門の熊谷に止めを刺すが、熊谷については、『演劇界』11月号に劇評を書いたから詳しくはそちらを見てもらうことにして、一言評にすると、この熊谷において吉右衛門は正真正銘の二代目吉右衛門の熊谷を作り上げた、ということである。もちろん、いままでのだってよかったが、しかしそれは一所懸命、祖父や父に真似び、学んでの、秀才努力派吉右衛門の熊谷だった。しかし今度のは、そういうものとは違う。吉右衛門は、自分自身の熊谷を作ったのだ。『二条城の清正』にしても、清正に先代を、先代に自身を重ね、更には同化しようとする一念が、人の心を打つ。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)

秀山祭と銘打って2年目の今月の歌舞伎座は、やはり吉右衛門が光る。昼夜ともに見応えある舞台で満足度が高いです。



今月の一押しで候補が3つ、甲乙付けがたいようです。つまり、全体的に良い出来ということでしょう。



赤坂大歌舞伎が来年9月に実現

日本の伝統芸能・歌舞伎がついに赤坂に登場。その名も「赤坂大歌舞伎」。伝統の枠組みにとどまらず、コクーン歌舞伎、平成中村座、NY公演と様々なチャレンジをしてきた中村勘三郎が『赤坂ACTシアター』のこけら落しシリーズに名乗りを上げる。劇場まわりには、たくさんの屋台やのぼり、提灯で江戸情緒を演出。21世紀の新しい歌舞伎に挑戦する。(赤坂ACTシアター)

勘三郎が来年9月に赤坂ACTシアターで歌舞伎をやるらしいです。次々と新しい形態の歌舞伎を手がける勘三郎が、どんな趣向を考えているか楽しみです。



この情報はぴかちゅうさんのブログで知ったのですが、かつてここでミュージカルが上演されていた話しなど、書かれていますのでお読み下さい。http://blog.goo.ne.jp/pika1214



2007年9月20日木曜日

三津五郎の逍遙

私は、坪内逍遥……… に見えますかな?



芸大120周年記念公演の『新曲浦島』で、その作者坪内逍遥になりました。(三津五郎の部屋)



芸大の奏楽堂で本邦初演という逍遙作『新曲浦島』の上演がありました。



私もこれは観たいと思って楽しみに行って参りました。東京芸術大学音楽学部邦楽科の長唄、箏曲、能楽、邦楽囃子、日本舞踊、雅楽等の方々が、一丸となって創作したものです。



最終幕では洋楽との合奏、合唱という芸大ならではの演奏でした。



逍遙の楽劇台本「新曲浦島」は全三幕で構成され、全幕にわたって邦楽を指定、洋楽も入れています。和楽、洋楽のコラボレーションを明治(37年)に考えていたのです。



はじめに、この演奏会に三津五郎さんが出られると聞いた時、長唄の「新曲浦島」を踊られるのだと思いました。そしたら逍遙役で出演とのことでした。



序幕と中幕の間に上手より写真の格好で出て来られ、逍遙自身がこの曲を作った背景などを語ったり、現在に逍遙が現れ、奏楽堂が立派になったとか、自分の評価とか、独白するなど面白かったです。三津五郎さんが出ることで、逍遙という人物がクローズアップされ、楽劇全体がまとまった気がしました。三津五郎効果あり・・・カーテンコールでは逍遙が真ん中で出演者がでて来ましたが、日頃不慣れな邦楽人も大和屋のリードに感謝したことでしょう。



追記



最後に上からテープがいくつも降りてきて、タテ型のブラインドのようなもの、初めは白いテープなんですが、くるっと回転すると逍遙の顔が印刷されています。



それが何となく三津五郎さんに似ているような~



それもそのはず、逍遙の顔と三津五郎さんの顔を合わせてコンピューターで作った写真だったのです。



私は、坪内逍遥……… に見えますかな?



このトリックがあった訳ですね。



早稲田演劇博物館 坪内逍遙関連イベント

関連イベント



逍遙作 舞踊劇<長唄 『鉢かづき姫』>



上演 日時:2007年10月10日(水)14:40~17:30 (開場は30分前)



会場:早稲田大学小野梓記念講堂→会場地図



配役:宰相の君・・・藤間蘭黄/姫・・・藤間蘭翔/太郎冠者・・・藤間晃彦/次郎冠者・・・藤間之宏



長唄:杵屋勝四郎ほか囃子:梅屋福太郎ほか



対談 藤間蘭黄×児玉竜一(日本女子大学准教授)



作品解説:濱口久仁子(財団法人 逍遙協会)



※入場無料・事前予約不要(早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館)



「演劇人坪内逍遙」の展示が行われます。その期間中に特別企画で、舞踊劇<長唄 『鉢かづき姫』>が上演されます。藤間流の方々の出演です。大変興味深い舞踊劇であります。



2007年9月19日水曜日

市川猿之助元気な姿見せる

歌舞伎俳優市川猿之助(67)が17日、都内でファンとの交流イベントを行い、約2年5カ月ぶりに元気な姿を見せた。(asahi.com:猿之助2年5カ月ぶりファンに元気な姿 - 日刊スポーツ芸能ニュース - 文化・芸能)

舞台復帰はなかなか実現しなくても、後輩の指導は厳しくしているとの事、彼の理念は生き続けているのです。今後も演出家として活躍されることでしょう。



12月博多座文楽公演

 博多座文楽公演(博多座)



師走の博多座の文楽公演の詳細が発表されました。



演目も、大夫さん、人形遣いさんも素晴らしいメンバーです。博多の皆さんが羨ましくなります。ご覧になりたい方は早めにチケットを取った方が良いと思います。



国立劇場初春歌舞伎公演演目決定

初春歌舞伎公演「通し狂言 小町村芝居正月(こまちむらしばいのしょうがつ(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|初春歌舞伎公演「通し狂言 小町村芝居正月(こまちむらしばいのしょうがつ」)

来春も菊五郎劇団による復活狂言です。全くどんなお芝居か分かりませんが、春らしい内容のようですね。また変わった趣向で楽しませてくれることでしょう。



2007年9月17日月曜日

吉右衛門の次作は?

名画を描いた人物を演じてみたいという夢もある。国宝「松林図」などで有名な桃山時代の画家、長谷川等伯(とうはく)。画家の姿が目の前に浮かび、シノプシス(あらすじ)を書いてみた。いま脚本家を探している。 「『松林図』には、等伯の気持ちや人生が込められていて、それが伝わってくる。名画家は絵にすべてを託せる。狩野派という巨大な名門に立ち向かった姿がどこか、初代(吉右衛門)に重なる。等伯を演じることで、そこに初代の面影が出せたら」 初代が歌舞伎をどう考えていたのか。どういう演出や演技をしたか。いくら口で言っても伝わらない。等伯の姿を借りた芝居で、一代で名を残した役者を描いてみたい。そう考えている。(【わたしの失敗】「もうちょっと」で絵が台無し 歌舞伎俳優・中村吉右衛門さん(63)(3)|文化|カルチャー|Sankei WEB)

「わたしの失敗」と題して4回シリーズで連載されました。いかにも吉右衛門らしいエピソードがある中で、これは大変興味深いお話です。



なるほど「絵」には作家の思いが盛り込まれていて、観る人の心をとらえます。「秀山祭」として2回目の今月も初代の代表作を演じて、充分二代目として立派に務めて居られるのですが、<等伯の姿を借りた芝居で、一代で名を残した役者を描いてみたい>とまだまだ初代の偉大さを世に残したいという思いがあるようです。



昨夜、富十郎さんのドキュメントを見ましたが、やはり役者は「夢」を持って前進しないといけませんね。



どんな「夢」を実現してくれるか、私たちも大いに楽しみです。





日中合作映画「コードブレイカー507 上海円舞曲」菊之助主演

歌舞伎俳優・尾上菊之助(30)の現代劇初主演となる日中合作映画「コードブレイカー507 上海円舞曲」(林海象監督、08年秋公開)の上海ロケがこのほどクランクアップした。(菊之助、「歌姫・稲森いずみ」救う名探偵…現代劇初主演:芸能:スポーツ報知)

夏休みもお仕事だったようです。上海の街の空気を感じとり、映画の役づくりをするなど、相変わらず研究熱心な菊之助さんです。



2007年9月16日日曜日

三越歌舞伎2007/10澤瀉屋一門による「傾城反魂香」 

今回は猿之助の復活上演後は、めったに掛かったことのない「近江国高嶋館の場」「同館外竹藪(たけやぶ)の場」を加え、お家騒動の背景を描いた。(東京新聞:<歌舞伎>澤瀉屋一門、『三越歌舞伎』に結集 一体感ある舞台で躍動 :伝統芸能(TOKYO Web))

いつもの前の場が上演されます。お家騒動の筋がよく分かりますね。澤瀉屋一門初役の舞台に期待しましょう。



シンポジウム 青山学院9/23日

体制を揺さぶる〈毒〉。それゆえに、文学の発信力を知る権力者は、それを規制しようとしてきた。だが、江戸の表現者たちは、そうした制約をむしろ逆手にとって、一つのことばが二重三重の意味を含意する重層的表現構造を完成させる。 ぬけ、やつし、寓言、諷刺、奇想、さまざまな形で発現するそれは江戸に限ったことではなく、日本の古い時代(秋成『ぬばたまの巻』)や諸外国においても共通の事象でもある。このシンポジウムでは、江戸から中国、英国へと放射状に視野を拡大しながら、そうした方法やレトリックの問題を考え、「堕夫を起たしめる」(石川淳)底の力を秘めた文学の魅力に迫りたい。 それはまた、毒にも薬にもならない文学の氾濫する今への警鐘となることを確信している (青山学院大学文学部 日本文学科)

青山学院大学で「文学という毒」というタイトルでシンボジウムが行われます。



この内の「歌舞伎における悪と毒」という項に市川團十郎さんが出演されます。



かなりユニークな教授達の中で團十郎さんのトークは印象に残ることでしょう。



2007年9月12日水曜日

第1回東京ミッドタウン能狂言

様々なショップやレストラン、ホテル、美術館などの施設が集まる複合都市「東京ミッドタウン」。ここに、東西の能狂言界から魅力的な役者陣による夢の舞台が実現! 第一夜は、狂言界の名家 茂山家と野村家による夢の東西競演!!マルチな才能で多方面で活躍する野村萬斎、そして京都・茂山千五郎一門総出演!! 第二夜は、観世銕之丞家の若き当主・九世観世銕之丞、山本東次郎家の次男、則直親子が登場。能楽界トップクラスの囃子方メンバーによる能囃子の演奏も堪能頂けます。 二日間の公演を通して、東西三家の狂言が集結するのは史上初!!舞台背景にそびえる高層ビルとのコントラストがうつし出す〈夢現の世界〉。ぜひお見逃しなく!!



会場 :東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場 (東京都)



日時:07/9/19(水)~07/9/20(木)



<9/19>茂山正邦/茂山茂/一噌幸弘/曽和尚靖/成田達志/住駒充彦/亀井広忠/茂山千五郎/茂山千三郎/茂山あきら/丸石やすし/松本薫/茂山童司/佐々木千吉/茂山千之丞/野村萬斎/石田幸雄/高野和憲



<9/20>一噌幸弘/大倉源次郎/亀井広忠/金春國和/山本則直/山本泰太郎/山本則孝/観世銕之丞/谷本健吾/長山桂三/宝生欣哉/則久英志/山本順之 ※都合により出演者等の変更がある場合がございます。予めご了承下さい。



曲目・演目:<9/19>大蔵流「三番三」/大蔵流「仁王」/和泉流「蝸牛」   <9/20>能囃子の世界「雪月花」/大蔵流狂言「二人大名」/観世流能「葵上」 .(第1回 東京ミッドタウン能狂言|e+(イープラス))





※まだ20日は空席があるようです。



常磐津協会定期演奏会 チケットプレゼントあり

常磐津協会からの公演のお知らせです。(◇◆◇常磐津協会◇◆◇)



平成19年10月11日(木曜日)午後2時開演(終演7時頃)



※5組10名にチケットがプレゼントされるそうです。9月30日〆切。



小玉祥子の劇評 9月秀山祭

最後が「二條城の清正」。「二條城」では、家康(左團次)一党を相手に気を張った古武士の風情を見せていた吉右衛門の清正が、「御座船」では秀頼(福助)への情愛をまっすぐに見せる。メリハリが利き、清正像が鮮明に浮かび上がった。福助の秀頼はりりしい中にはかなさがある。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)

初代の清正は無論観ていませんが、当代の清正は申し分ないできだと思います。歌舞伎役者としての魅力がいっぱいの舞台で、若手も含めこれからの活躍が楽しみです。



2007年9月11日火曜日

『吉田玉男文楽藝話』発売

国立劇場文楽上演資料集で過去に連載した故吉田玉男師の貴重な藝談を、舞台写真を織り交ぜ、お求めやすい価格で手軽に読める新書判にて刊行しました。森西真弓氏を聞き手に迎え、厳選の名作三十二演目について収録。昭和・平成の文楽史とともに生きた玉男師が自身の藝の秘密を赤裸々に語った珠玉の一冊です。この機会にぜひご一読ください。(『吉田玉男文楽藝話』発売!! |日本芸術文化振興会)

今月の文楽公演中に発売されるようです。お求めやすいお値段ですし、大変興味深い芸談のようです。



渡辺保の劇評2007/9月歌舞伎座

ことに今度の幕外は、最初のドンチャンで右足を引いてキッとなり、二度目のドンチャンではもうキッとならずに心持ちだけで右手へ目をそらして一つ廻って本舞台を向くと思わずたまらなくなるという、その渋い行き方が、心理的でなく、嫌味でなく、それでいて十分大芝居になって堪能させる。大芝居でありながら一方で渋くおさえて、たまらず笠をかぶるまで。十二分に味が出ている。円熟した熊谷。今が見ごろである。(2007年9月歌舞伎座昼の部)

秀山祭の昼の部、夜の部の劇評です。



「熊谷陣屋」は見ごたえありました。正に円熟した熊谷です。口跡良し、嫌味のない演技、大きさも充分で「播磨屋!」と掛けたくなる舞台でした。



夜の部の清正もよさそうです。玉三郎の阿古屋と千秋楽の観劇が楽しみです。



吉田玉男写真展

昭和、平成にわたる文楽界を支え続けてきた 人間国宝・吉田玉男師



真摯な生き方と長年の修行と鍛錬によって培われた 師匠の姿を河原久雄が撮らえた作品群([object])

今月は国立小劇場で吉田玉男氏の追善がありますが、ありし日の玉男氏を偲ぶ写真展が東京、大阪で開催されます。舞台が甦るような、そんな写真に会えることと思います。



2007年8月31日金曜日

文楽鑑賞教室・歌舞伎鑑賞教室

H19年12月文楽・H20年3月歌舞伎鑑賞教室団体申し込み好評受付中! (H19年12月文楽・H20年3月歌舞伎鑑賞教室・ 団体申し込み好評受付中!|日本芸術文化振興会)



12月の文楽鑑賞教室は例年行われていますが、来年3月の国立大劇場での「歌舞伎へのいざない」は初めてですね。高校生対象ではなく、一般の方に向けての企画です。



チラシの文を紹介致します。



<歌舞伎へのいざない>



四百年の歴史を持つ歌舞伎は、2005年ユネスコにより世界無形遺産に選ばれ、世界でもそのすばらしさが認められていますが、日本に暮らしていても、劇場で歌舞伎を観るチャンスがないという方も多いようです。



春の特別公演「歌舞伎へのいざない」は、’初めての歌舞伎’におすすめの上質な入門公演です。俳優がお芝居の見どころなどをわかりやすく解説する「ようこそ歌舞伎へ」に続いて、幻想的なロマンあふれる名作歌舞伎「葛の葉」をお愉しみおただきます。





「芦屋道満大内鑑」 葛の葉



             安倍保名内機屋の場、同奥座敷の場



     葛の葉姫・女房葛の葉  中村芝雀



東京・沖縄・石垣の三つの劇場で上演されるようです。



歌舞伎入門にはとても良い企画だと思います。お友達を誘うのもよろしいですね。この機会に日本の伝統芸能に触れて頂きたいですね。




江戸音楽の巨匠たち シリーズ全9回

紀尾井小ホールで今秋からスタートの邦楽シリーズ公演のお知らせです。



第一回の「義太夫節」は既にご案内しています。



     9月25日 18:30~



     「国性爺合戦」浄瑠璃:竹本綱大夫、三味線:鶴澤清二郎



第二回「一中節」



     10月11日 18:30~



     「お夏笠物狂」「傾城浅間嶽」



     浄瑠璃:菅野序恵美・都乙中、三味線:菅野序枝・都一中



第三回「河東節」



     11月25日 14:00~



     「海老」「松の内」浄瑠璃:山彦節子、三味線:山彦良し波



     「助六」 河東節十寸見会



この後、豊後節、長唄(2回)、新内、清元、宮薗節を予定している。



京都南座の顔見世 出演者演目発表

松竹は29日、京都市東山区の南座で11月30日に開幕する「當(あた)る子歳(ねどし)吉例顔見世興行」の出演者と演目を発表した。二代目中村錦之助の襲名披露をはじめ、松本幸四郎が10年ぶりに出演。坂田藤十郎、中村富十郎、尾上菊五郎の人間国宝トリオ、片岡仁左衛門ら東西の人気役者が顔をそろえ、古都の師走を彩る。 (京都新聞電子版)

名古屋の顔見世のまねき上げの話題に続いて、京都の顔見世の演目配役が決まりました。二代目中村錦之助の襲名披露と豪華顔合わせ、朝も早くから、たっぷりと見ごたえあります。



11月30日(金)初日 ~ 12月26日(水)千穐楽 

昼の部:10:30 開演  夜の部:16:20 開演    


 一等席:¥24,150 二等A:¥11,550
 二等B:¥ 9,450 三等席:¥ 7,350
 四等席:¥ 5,250 特別席:¥26,250


<昼の部>
一、将軍江戸を去る

 徳川慶喜     梅玉
 高橋伊勢守    秀太郎
 天野八郎     進之介
 山岡鉄太郎    我當

二、勧進帳
 武蔵坊弁慶    幸四郎
 富樫左衛門    信二郎改め 錦之助
 亀井六郎     翫雀
 片岡八郎     高麗蔵
 駿河次郎     梅枝
 常陸坊海尊    錦吾
 源義経      藤十郎

三、義経千本桜 すし屋


 いがみの権太   菊五郎
 弥助実は三位中将維盛
          時蔵
 娘お里      菊之助
 若葉の内侍    東蔵
 鮓屋弥左衛門   左團次
 梶原平三景時   富十郎

四、二人椀久

 椀屋久兵衛    仁左衛門
 松山太夫     孝太郎


<夜の部>
一、梶原平三誉石切 鶴ケ岡八幡社頭の場
  

 梶原平三景時   幸四郎
 六郎太夫娘梢   高麗蔵
 青貝師六郎太夫  錦吾
 俣野五郎景久   愛之助
 大庭三郎景親   我當

二、寿曽我対面

 曽我五郎時致   信二郎改め 錦之助
 曽我十郎祐成   菊五郎
 大磯の虎     秀太郎
 化粧坂少将    扇雀
 喜瀬川亀鶴    梅枝
 八幡三郎     愛之助
 近江小藤太    松緑
 小林妹舞鶴    時蔵 
 鬼王新左衛門   梅玉
 工藤左衛門祐経  富十郎
 
三、坂田藤十郎喜寿記念 京鹿子娘道成寺

 白拍子花子    藤十郎

四、河内山 質見世より玄関先まで
 河内山宗俊    仁左衛門
 松江出雲守    翫雀
 腰元浪路     孝太郎
 近習頭宮崎数馬  愛之助
 重役北村大膳   團蔵
 和泉屋清兵衛   東蔵
 家老高木小左衛門 左團次

五、上、三社祭   下、俄獅子
【三社祭】
 悪玉       松緑
 善玉       菊之助

【俄獅子】
 鳶頭       翫雀
 芸者       扇雀


名古屋十月の顔見世のまねき上げ

名古屋の晩夏を彩る風物詩「まねき上げ」が28日午前、歌舞伎界の看板俳優市川団十郎さんも花を添えて名古屋市中区栄の御園座でにぎやかに行われた。(asahi.com:団十郎さんも花添え、にぎやかに「まねき上げ」 - 歌舞伎 - 文化・芸能)

京都南座のまねき上げは師走の風物詩として有名ですが、名古屋はまだ暑い最中に行われるのですね。5月の團菊祭が御園座にきたような顔ぶれです。お元気になられた團十郎さんの笑顔が見えるようです。



2007年8月26日日曜日

すずめ二人会~豊志賀 感想

昨日、谷中全生庵に行ってきました。「すずめ二人会」の2回目は夏らしく怪談「真景累ヶ淵」の豊志賀の死が取り上げられました。全生庵には三遊亭円朝のお墓があります。8月11日は円朝の命日で噺家さん方は「円朝忌」として賑やかにお祭りなど致します。



会場は本堂の広間で、円朝のお位牌がまつられ、お膳部が供えられています。この空間が豊志賀の噺にぴったりで、ホールの舞台では味わえない雰囲気でした。



正雀さんは「真景累ヶ淵」のお話は何度も手がけていらっしゃいますが、芝雀さんは歌舞伎で一度も演じたことはないとのことです。つまり全て初役という訳です。



正雀さんは語りの部分と新吉とおじさん役を担当。芝雀さんは豊志賀、お久、他にすし屋の女将さんから稽古に通っている娘の母親、しまいには新吉もやりました。



どの役も上手くて物語に吸い込まれました。豊志賀が床に新吉を誘う時の色っぽいこと、お久のこぼれるような娘の色気、面相崩れてからの豊志賀の恐ろしいこと、素晴らしかったです。



ご本人は、顔して衣裳着ればやりやすいのですが、素でやるのは難しいとおっしゃっていましたが、そんな危惧は吹っ飛んで、見事に噺にのめり込んでいきました。



前回の「芝浜」も面白かったのですが、ある程度想像がつきました。「豊志賀」はもっと話しの複雑な面を表現していたと思います。



この夏の猛暑も払われた感じです。



YMフォーラム~関容子のt0クサロン

歌舞伎を支える人たち:その9 ゲスト 市川 新蔵



平成19年9月19日(水)16:00~18:00



場所:YM本店3F ギャラリーYM



    渋谷区神宮前5-34-16



会費:1,000円(お茶お菓子付き)



問い合わせ:03-3499-4093(担当山下)



申込み受付開始:9月3日(月)10:00~





関 容子さんが毎回ゲストを招き、芝居にまつわる楽しいトークをお届けするというYMフォーラムのお知らせです。



新蔵さんは成田屋門下の有望な役者さんです。「稚魚の会」では「勧進帳」の弁慶を務められ、その辺のお話などが話題になると思います。



秀山祭9月大歌舞伎に意欲

「死に対する人間の思いが色濃く出ている芝居で、心理劇としてもすばらしい。初代の演出がこれから先も通じると思うので、大事に大事に残したい」と話す。(東京新聞:<歌舞伎>『秀山祭9月大歌舞伎』に意欲 中村吉右衛門:伝統芸能(TOKYO Web))

去年に引き続き2回目の「秀山祭」です。吉右衛門は初代の精神性を重んじ、役に取り組む意気込みを感じます。9月も歌舞伎座の舞台は熱いです。



2007年8月23日木曜日

第34回NHK古典芸能鑑賞会のお知らせ

第34回NHK古典芸能鑑賞会



平成19年10月28日(日) 開演16:00(会場15:00)



於:NHKホール



第一部



芸競四季粧



義太夫 関寺小町     浄瑠璃  竹本 住大夫



             三味線   野澤 錦糸・鶴澤 清志郎



             小鼓    堅田 喜三久



             笛     中川 義雄



狂言 蚊相撲       大名     野村 萬



             太郎冠者  野村 扇丞



             蚊の精    野村 万蔵



舞踊 上 長唄 傾城   立方     坂東三津五郎



   下 長唄 半田稲荷



第二部



歌舞伎「菅原伝授手習鑑」寺子屋



           松王丸  市川 團十郎



           千代    中村 魁春



           武部源蔵  中村 梅玉



           戸浪    中村 芝雀



前売開始  8月31日 10:00~(チケットぴあ・イープラス)



料金 SS席9,500円・S席8,000円・A席6,000円・B席4,000円・C席1,000円



2007年8月22日水曜日

清里フィールドバレエのお話

江口の里で雨に逢い一夜の宿を求めた、その家の主人である遊女が実は普賢菩薩であった...という 夢か現か不思議な一夜の出来事が、バレエと日舞という異なる舞踊 そして 森の中の舞台という空間から 醸し出される幽玄と渾然となり、見ている側も異空間を漂っているような気分です。(baigyoku.com とぴっくす)

一回目は雨で中止になったとか、屋外はハラハラしますね。



「時雨西行」自体が幽玄ですから、周囲の自然と一体になり、異空間を感じたことでしょう。



行かれた方がありましたら、是非コメントお願いします。



吉田玉男の思い出の品々を展示

東京・国立劇場では、9月文楽公演「吉田玉男一周忌追善『菅原伝授手習鑑』」公演期間中、ご観劇のお客様のために、吉田玉男ゆかりの品々や、数々の名演を残した舞台の写真を小劇場ロビーに展示いたします。(9月文楽公演「吉田玉男一周忌追善『菅原伝授手習鑑』」にちなみ思い出の品々を展示します|日本芸術文化振興会)

9月の文楽に行かれる方はロビーに展示された写真他をご覧下さい。



堅田喜三久兄望月朴清と共演

二十八日、東京・紀尾井小ホールで開かれる「杵屋勝三郎をきく会」で久々に兄弟共演を行う。(東京新聞:<歌舞伎>兄・望月朴清と違いフリーで活躍 堅田喜三久(邦楽囃子・小鼓):伝統芸能(TOKYO Web))

兄弟でご活躍されていますが、喜三久さんは気さくで飄々としていらっしゃいますね。長唄の会でのレベルの高い演奏は三味線との緊張が見事です。



普段、兄弟共演があまりないので28日の「杵屋勝三郎をきく会」は貴重ですね。



親と子の歌舞伎鑑賞会のお知らせ

歌舞伎:親と子の鑑賞会 



親と子の歌舞伎鑑賞会 9月23日(日)歌舞伎座



昼の部(11時開演「竜馬がゆく」「熊谷陣屋」「村松風二人汐汲」)の3階席を親と子(18歳未満)の組み合わせに限り、1人2400円(通常4200円)で提供する。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)



秀山祭、昼の部を親子で鑑賞出来る方は是非申し込んでみて下さい。



渡辺保の劇評2007/8歌舞伎座

ただ出演者は勘太郎はじめみな健闘している。ことに精之介の勘太郎が恋人の琉球王女瑠璃から弟が自分の噂話をしたのを聞いて、パッと向うを見る瞬間のうまいのには驚いた。さり気なく、しかしシャープで透明、一分の臭さもない。このイキを忘れないでほしい。最後の幕切れの立腹のイキもあざやか。(2007年8月歌舞伎座)

渡辺保さんは勘三郎の政岡をほめています。



第一部の「磯異人館」は配役全員無理がなくバランスもよく、良かった。「越前一乗谷」は勘三郎と三津五郎が早テンポで踊るところだけ目が覚めた感じでした。



第三部「裏表先代萩」は去年11月の大顔合わせの舞台が良かったので、勘三郎は健闘していたがちょっと物足りなかった。裏と表の面白さが分からず、結局いつもの「御殿」からが印象に残る。(1部3部観劇済)



芸術祭十月大歌舞伎 演目決定

芸術祭十月大歌舞伎



平成19年10月2日(火)~26日(金)(歌舞伎美人 | 芸術祭十月大歌舞伎)



丸本物の通しとかを予想していましたら、「怪談 牡丹燈籠」の通しが夜で上演されます。この夏、怪談話しは落語や映画で大いに話題になっていますので、10月に?「気の利いた化け物はひっこんじまう」とは思いますが、配役も興味深いですし、楽しみです。



2007年8月10日金曜日

稚魚の会・歌舞伎会合同公演HPのお知らせ

8月 国立小劇場 (稚魚の会・歌舞伎会) 合同公演 この公演に、イヤホンガイドが登場して今年で3年目。お芝居の解説はもちろん、開演前…そして、休憩時間には… 毎年お客様からご好評をいただいている、出演者からのメッセージを放送いたします。あつい舞台とともに、どうぞお楽しみください♪



<関連リンク>稚魚の会・歌舞伎会合同公演HP



(http://www.k4.dion.ne.jp/%7Ekabuki/)



(イヤホンガイドトップページ)



イヤホンガイドのページに合同公演のHPの案内があります。



梅之さん、辰巳さんのブログの紹介もあります。



新橋演舞場10月昼の部の演目と配役

歌舞伎美人 | 十月大歌舞伎の演目と配役



「俊寛」「連獅子」「文七元結」の3本立。



分かりやすく、楽しい演目ですから、歌舞伎をあまり見たことがない方にもお薦めです。お友達を誘うチャンス、親子三人で踊る「連獅子」はきっと喜ばれるでしょう。



第4回伝統芸能サロンのご案内

「落語の祖 安楽庵策伝-講演と新作落語」



講師  関山和夫氏(佛教大学名誉教授) 林家正雀氏(落語家)



日時  平成19年9月1日(土) 午後1時開始(正午開場)



会場 国立劇場 伝統芸能情報館3階 レクチャー室 



先着100名 入場無料 (開演1時間前から入場整理券をお配りいたします)(第4回伝統芸能サロンのご案内|日本芸術文化振興会)



関山和夫さんの講演に正雀さんの落語が無料で聞けるのはうれしいですね。



2007年8月6日月曜日

7月の国立劇場賞:優秀賞は竹本に

 国立劇場の千穐楽の日、三味線の寿治郎氏と私は「国立劇場賞:優秀賞」という賞を頂戴いたしました。終演後に楽屋頭取部屋の前で表彰式がございまして、奨励賞の芝のぶ丈、特別賞の東志也丈・福太郎丈とともに表彰状と金一封を頂戴し、ありがたいことでありました。ところが表彰状は私と寿治郎氏連名のものが1枚きりで、賞金は分けることができますが、表彰状はまさか切り刻むわけにもまいらず、困りました。寿治郎氏は歌舞伎座では賞をお受けになっていますが、国立劇場では初めてだとのことで、私はご家族がよろこばれるだろうからとお譲りしました。賞金はきっちり半分いただきましたが…。(今月のお役)

嬉しいニュースです。竹本あっての歌舞伎ですから、役者さん以外の人が選ばれたことに意義を感じます。葵大夫さんはこのHPですっかり親しくなって居りますので、わがことのように喜んでいます。お三味線の寿治郎さんと連名ということですが、賞状は2枚用意して欲しいですね。本当にご受賞おめでとうございます。



歌舞伎座10月~3月の見通し

2007年度下期ラインアップご紹介(都民劇場)



都民劇場に下期の案内が載りました。おおよその顔ぶれは分かりますのでご参考まで。



三津五郎の今月の役どころ2007/8

辰巳芸者の染次が福助さんにぴったりのこと、また幽霊の人材派遣をするという奇想天外な設定が、派遣ばやりの昨今の時世と重なり面白いのではないかと思ったのが、上演を決意した大きな要因です。作品上のキーポイントとなる又蔵に、中村屋さんが出てくださることもあり、きっとお楽しみいただける芝居になると思います。(今月のスケジュール)

8月の歌舞伎座は新しい(久方ぶりもあります)狂言揃いで、どの部もたのしそうです。「ゆうれい貸屋」は顔ぶれも、ストーリーも良く期待です。



「裏表先代萩」は三津五郎さんがご指摘なさっているように、時代と世話の入り交じった感じが面白そうです。



2007年8月1日水曜日

江戸音楽の巨匠たち その1竹本義太夫

紀尾井小ホール 9/26(水) 18時30分



江戸音楽の巨匠たち~その人生と名曲(1)竹本義太夫(義太夫節)



■出演 竹本綱大夫(浄瑠璃)、鶴澤清二郎(三味線)、竹内道敬、渡辺 保(対談)



■曲目 「国性爺合戦」楼門の場



お問合せ 紀尾井ホールチケットセンター ★ 03(3237)0061



全席指定 一般席4,500円 若葉席 3,500円学生優待 一般席2,500円 若葉席 2,000円



※10/11・11/25公演との三回セット券 11,000円(紀尾井ホール//公演カレンダー・クラシック)



2回、3回は何が取り上げられるか分かりませんが、1回目の出演者から推察すると一流の演奏者に対談が付くと思われます。



国立大劇場12月の演目

-それぞれの忠臣蔵-討つ者・討たれる者・見守る者、吉良邸討入の陰には、さまざまな人間ドラマがあった!(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|12月歌舞伎公演「堀部彌兵衛」「清水一角」「松浦の太鼓」)

忠臣蔵物の3本立てです。播磨屋ならではの演目で期待できます。



玉三郎の今月のコメント2007/8

そこで巡り会ったのは、7月7日、七夕様の天の川が見えるほどの素晴らしい星空でした。実はその星空を見上げるまで、私はその日が七夕様である事を忘れていたのです。(坂東玉三郎ページ)

玉三郎さん、ロタ島で素潜りを楽しまれたようです。



東京では確か天の川見えなかったのでは・・・素晴らしい星空が見られて幸運でしたね。



2007年7月29日日曜日

納涼歌舞伎盛り沢山

「肩が凝らずに楽しんでもらえる芝居。一獲千金を狙わず、地道に働かなくてはダメというコンセプトが今の世相に合っている。派遣の幽霊の出入りは明かりを使って面白くやってみたい」(東京新聞:<歌舞伎>坂東三津五郎 自ら提案、初役 48年ぶり上演:伝統芸能(TOKYO Web))

三津五郎さんが松竹に提案して実現した山本周五郎の「ゆうれい貸屋」が面白そうです。5月に引き続き周五郎作品を復活上演、うれしいことです。



第三部では勘三郎が三役勤め、大奮闘!今年も8月の舞台は熱い、暑い。



2007年7月28日土曜日

「徹子の部屋」菊之助登場

菊之助さんが「徹子の部屋」8/1に出演されます。



この日はちょうどお誕生日ですね。しのぶさんのこと、旅行のこと、もちろん歌舞伎のこと、どんなお話か楽しみです。



http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/







杵屋巳太郎さんが人間国宝に

昭和40年に歌舞伎での初舞台を勤め、同46年に菊五郎劇団音楽部に入部した。昭和47年には初めての立三味線(たてじゃみせん)を勤め、同48年に同劇団の幹部である立三味線に昇進し、平成元年に同劇団音楽部長に就任した。力強く華やかな芸風で歌舞伎舞台の演奏を勤め、その技量は高く評価されている。(俳優ニュース)

私たちには大変お馴染みの巳太郎さんが今年度の人間国宝に認定されました。



タテ三味線はクラシックでいえばコンサートマスターです。軽快で力強い弾きっぷりで、九丁九枚の大編成をまとめていきます。



これからも歌舞伎音楽のリーダーとして、ご活躍なさることでしょう。



この度は誠におめでとうございます。



2007年7月26日木曜日

小学生の『寿曾我対面』の発表会のお知らせ

伝統歌舞伎保存会では、今年もこの発表会の観覧希望者の受付を行っています。



発表会は8月16日(木)。



必要事項を記入の上、往復はがきでの応募となります。 



締切りは7月31日(火)必着ですのでお早めに。(歌舞伎美人 | 小学生が『寿曾我対面』を発表します)

毎年恒例の小学生のための歌舞伎体験教室ですが、今年の演目は『寿曾我対面』です。役者さんの熱心な指導のもと、小さいお子さんが一生懸命勉強して、舞台で発表します。



ご覧になりたい方は往復はがきでお申込下さい。




風・流〈4〉 坂東三津五郎

足を引きずらないように、ひと足ごとにきちんと足を上げること。また、奴が走る振りのときは、片方の足が地に着く前に、もう片方の足を上げる。つまり、一瞬両方の足が宙に浮いた状態で走る、というのが口伝になっています。(【風・流】坂東三津五郎〈4〉 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

シリーズ4回目は奴の足づかいについてです。軽やかに走っているようにみえますが、口伝通りにするのは努力がいることでしょう。



2007年7月22日日曜日

巡業松竹大歌舞伎 亀治郎他

平成19年10月30日(火)~11月26日(月)



一、奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)  袖萩祭文         



      袖萩/安倍貞任  市川亀治郎          



      八幡太郎義家  市川門之助            



      安倍宗任  中村亀 鶴              



      浜夕  坂東竹三郎            



      傔仗直方  市川段四郎



二、義経千本桜 吉野山(よしのやま)     



      佐藤忠信/実は源九郎狐  市川亀治郎            



      逸見藤太  坂東薪 車             



      静御前  中村梅 枝(歌舞伎美人 | 松竹大歌舞伎の演目と配役)



亀治郎さんのサイトにもご案内がありましたが、魅力ある演目です。「奥州安達原」は亀治郎の会で好評だった演出でしょうか。「吉野山」は猿之助のように狐六方はぶっかえりで踊るのでしょう。



亀治郎オフィシャルサイト~アドレス変更

イベント 2007年8月 皇居前パレスホテルにて亀治郎のトークショー及び写真展を開催致します (市川亀治郎オフィシャルサイト)

亀治郎さんのページが一新されました。鷺娘の写真がステキです。



8月に予定されていた「亀治郎の会」が中止とのお知らせがあります。



イベント情報では上記のようにトークショーのお知らせがあります。



愛之助のメッセージ2007/7

今月は大阪松竹座で、それこそ休む間もなく頑張っております。五役も大役を頂戴して、ありがたいと思うのと同時に、プレッシャーも大きいです。五役と申しましても、実際には相模五郎は渡海屋と大物浦とでは拵えがまったく違うため、六役といってもいいくらいで、舞台裏ではすごいことになっております。昼の部は、そういうわけで殆ど楽屋へ戻ることはできず、慌しいうちに過ぎていくといった感じです。(片岡 愛之助 --- 公式ウェブサイト)

松竹座で大奮闘の愛之助さんからのメッセージです。



追記に代役が増えたことが書いてあります。「鳴神」は大役ですから、昼夜出ずっぱりで本当に大変だと思います。どうぞ千秋楽まで体調崩さずに無事お勤めできますように、お祈り致します。



「裏表先代萩」三役に挑む勘三郎

珍しい「裏表先代萩」(三部)では、念願だった幼君を守る乳人(めのと)政岡、敵対する仁木弾正、小悪党小助の三役に初役で挑む。大名のお家騒動に市井の小悪党を絡ませ、時代・世話の主要な役を一人で演じ分けることが眼目とされる作品。「(奧女中や武家の女房など)片はずしの役はやりたかったんです。神谷町の父(中村芝翫)にけいこをつけてもらい、せりふも一言一句教わりました」と、勘三郎。(東京新聞:<歌舞伎>中村勘三郎 『裏表先代萩』で政岡、仁木、小助:伝統芸能(TOKYO Web))

去年は不参加だった勘三郎が今年の8月は大活躍、特に三部の「裏表先代萩」では三役を務める。女形の役は神谷町の父(中村芝翫)にきっちり習うとありますから、期待できましょう。女形の基本から心構え、芝翫からしっかりと教わることができるのは、幸せですね。



2007年7月20日金曜日

小玉祥子の劇評「NINAGAWA十二夜」

琵琶姫、獅子丸、主膳之助が菊之助。獅子丸として男性を装っていたのが、感情が激してくると次第に女の声と動きになる。男女を自在に行き来する姿が魅力的で、主膳之助ではきりりとした若衆ぶりを見せる。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)

再演ということで、初めて見た鏡の効果に驚いた感激は薄れたものの、全体的に洗い直されて良くなっていました。



役者が前回は、セリフを覚えて間違いなく言うことに神経を使っていたのが、今回はすっかり身についてきたので、本来の喜劇性が浮き上がって、言葉遊びも洒落も際だっていました。



菊之助が演じる男と女の切り替えも、前回より自然になって面白かったです。



亀治郎の動き、セリフはやはり素晴らしくこの劇に緩急をつけていました。



菊五郎は二役の性格をくっきりとだしていました。幕切れ、捨助が花道を引っ込む時、とても良い顔でした。



錦之助に「二代目!」と声が掛かっていました。初演の時より貫禄がついたのは流石です。



2007年7月18日水曜日

海老蔵の与兵衛と仁左衛門の与兵衛



海老蔵の与兵衛と仁左衛門の与兵衛



大阪松竹座の「女殺油地獄」の与兵衛を演じていた海老蔵が、怪我の為急遽休演になりました。この役を仁左衛門から教わって、張り切っていた彼は残念でならない思いでしょう。



観客にとっては、海老蔵の与兵衛が見られなくなってがっかりですが、本家仁左衛門の与兵衛がもう一度見られるというチャンスは、願ってもないことです。



私の友人が各々の与兵衛の感想を書いています。



先ずは海老蔵の与兵衛について、yukiさんのウォッチングから引用させて頂きます。http://www5e.biglobe.ne.jp/~freddy/watching189.htm



夜の部の最後は海老蔵の「女殺油地獄」。与兵衛を出世役として世に出た仁左衛門に教えを乞うて今回この役に挑戦しましたが、勢いがあってなかなか面白く感じました。お吉を殺して金をとろうと決心した時、目が一瞬黄色くみえたのが印象的で、海老蔵の持ち味が充分に生かされていました。しかし「不義になって貸してくだされ」の台詞がいかにも中途半端で、上方言葉を関東の役者が使うという難しさはあるにしても研究を要するところです。豊嶋屋の場で花道から登場する時、揚幕を開けずにすきまからそっと出て暗い中をしばらく進んだところで明かるくなるというやり方が、途方にくれた与兵衛の心境を表していました。お吉を演じた孝太郎は若妻らしいしっとりとした感じや少々おせっかいな性格がぴったりと似合い、既に何人かの若手の与兵衛と共演している孝太郎ですが、この役はあたり役と言えるでしょう。母親おさわの竹三郎も強がってみせるものの本当は息子に弱い母にぴったり。小栗八弥の薪車はすっきりした容姿と口跡で出番の短いこの役を印象づけました。父徳兵衛の歌六は持ち前のあくの強さを殺して演じていました。この両親が豊嶋屋で鉢合わせし、与兵衛の身を案じて嘆きあうところではまわり中から鼻をすする音が聞こえていました。妹おかちの壱太郎、芸者小菊の宗之助、兄太兵衛の家橘という面々で皆役にあっていたと思います。



次に仁左衛門の与兵衛を見た由比ヶ浜さんの感想です。彼女は海老蔵の与兵衛も見ているので、両者を比較して見られたと思います。





仁左右衛門の与兵衛について、由比ヶ浜さんが成る程と頷ける感想を書いて居られるので、紹介させて頂きます。


まさか、仁左様の与兵衛を観ることになるとは思いもよりませんでした。
先日の海老蔵のも面白いと思いましたが、そのお手本を観たという感じです。
キレやすくて、ふてぶてしいかと思えば心細げだったり、涙もろいとこもあったりと、大人になれていない青年の、複雑極まりない性格が、とてもよく表れていました。
その表れが決して唐突ではなく、一人の人物の刹那的に揺れ動く心の様として、すごく自然に演じられていると思いました。
豊嶋屋での殺しの場は与兵衛がお吉を殺そうと決めた時の仁左様、ホントこわかった。
「不義になって~」のセリフも不気味でぞっとしました。目がいっちゃってるんです。
金を手に入れる、そのことしか頭にない。
孝太郎さんもお吉を演じていて、海老蔵のときより恐ろしかったと思いますよ。
最後のとどめを刺されたとき、お吉は大きく体をそらせて倒れました。
多分先週観たときよりも、大きくそって、且つキープしていたので、頭を客席のほうへたらして倒れたとき大きな拍手がありました。乱れた髪がちょうど白い顔に斜めにかかり、凄惨な場面なのに美しいと思いました。
海老蔵と比べると、わかりきったことだけど、主役一人が浮き出るのではなく、(海老蔵はやっぱり浮いていました)芝居の中に仁左与兵衛がしっくりと溶け込んで、近松の世界を作り上げていました。お得意の役とはいえ、(確かもうやらないといっていた役?)急な代役でも完璧な与兵衛でさすがでした。
それで、あらためて海老蔵の与兵衛も、もういちど観てみたいと思いました。


2007年7月14日土曜日

市川海老蔵 休演

市川海老蔵 休演のお知らせ(歌舞伎美人 | 市川海老蔵 休演のお知らせ)



楽屋のお風呂で転倒、足の裏に怪我をして休演というニュースが入りました。



一日も早い復帰を祈ります。



2007年7月12日木曜日

「国立劇場デジタルシアター」のお知らせ

いま国立劇場では「国立劇場デジタルシアター」を計画しています。これは大阪の国立文楽劇場で上演中の文楽の舞台を、東京の劇場において映写し、文楽ファンの皆様方に楽しんでいただこうというものです。世界最高水準のデジタルシネマ用「ソニー4K“SXRD”プロジェクター」を使用し、大型スクリーンに映写します。 今回、そのテスト上映を行いますので、広く一般のファンの皆様にも参加していただきたく、ご案内を申しあげます。 なお、このたびは特別上映として、平成17年文楽劇場における「桂川連理柵」帯屋の段をあわせて上映いたします。吉田玉男がこの段にのみ出演し、最後の舞台となった公演の録画です。(大阪の舞台を東京で見る「国立劇場デジタルシアター」試写会のご案内|日本芸術文化振興会)



ハガキで応募のようです。吉田玉男の最後の帯屋が見られるとは、うれしいです。



TBS「いのちの響」尾上菊之助出演

「いのちの響」 22:54~



ゲスト:尾上菊之助(歌舞伎役者)



いのち 尾上菊之助(TBSテレビ番組表)



人間寺島和康の魅力が見られると思います。内容が分かりませんが、是非お見逃しなく。



上村以和於の観劇偶談 菊之助という役者

なんといっても、菊之助の自信溢れる舞台ぶりが印象的である。琵琶姫と獅子丸の間をめまぐるしいまでに往復するのが、単なる仕分けでなく、琵琶姫の中から獅子丸が、獅子丸の中から琵琶姫が現れるかのように見えるのが面白くも素敵である。この面白さは初演にはなかった。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)

前回のを単に再演するのではなく、演出面も見直され、特に主演の菊之助が複雑な役を自由に自分の感覚で演じて、一段と面白い舞台になっているようです。



2007年7月7日土曜日

渡辺保劇評2007/7国立劇場

福助初役のお光がいい。 まず正面のれん口から野菜の笊を抱えて出たところ、その明るさ、その若さ、そのきれいさ、まことにお光らしい。つづいて「天神様や観音様」と手を合わせての思い入れ、「第一は親のおかげ」と上手一間障子屋体への思い入れのあどけなさ。真からの田舎娘で引き締ったいい出来である。とかく段取りになりがちな化粧も、丁寧をきわめて心がこもっている。世話物は、この「それらしく」情がこもっているのが第一である。(2007年7月国立劇場)

気ままに語る、で抱負を言っていたので、今回の舞台は自信があったのでしょう。娘らしい振る舞いがぴったりの福助さん、学生さん達にも評判が良いと思います。



2007年7月6日金曜日

第二〇九回 柝の会セミナー 持ちつ持たれつ落語と歌舞伎の深い間柄

第二〇九回 柝の会セミナー かぶきはともだち

日時 平成19年7月21日(土) 開演 午後6時半 <開場 午後6時>
 
場所 日本橋公会堂3・4洋室



                       
   「 持ちつ持たれつ落語と歌舞伎の深い間柄」
        
 
出演 林家正雀



解説 瀧口雅仁(演芸評論家)



http://homepage3.nifty.com/buso/209kinokai.html



鹿芝居でお馴染みの林家正雀さんをお迎えしての楽しい企画です。



日本カメラ博物館 JCIIフォトサロンにて中谷吉隆作品展「諸国人形芝居巡り」開催中

JCIIフォトサロンでは、来る2007年7月3日(火)から7月29日(日)まで、中谷吉隆作品展「諸国人形芝居巡り」を開催いたします。  



今から30年ほど前の1975年、中谷氏は当時既に存続と継承が危ぶまれていた国内各地方の人形芝居を訪ね歩き、これに文楽を加えて「諸国人形芝居巡り」をまとめました。地域ごとに異なる人形の造形、芝居の構造や、人形を守り芝居を支えてきた人々の表情などを、一定の距離感を保ちながら的確に捉えるという特徴を持つそれらの作品は、中谷氏の得意とするスポーツ写真やドキュメント写真にも共通する、対象への敬意や冷静な観察力によって支えられていると言えるでしょう。  



展示作品は、兵庫・淡路の淡路人形や長野・下伊那の黒田人形、香川・直島の女文楽、宮崎・山之口の山之口麓文弥人形などの人形浄瑠璃から、東京・八王子の車人形、秋田・本荘の猿倉人形、そして2つの文楽に至る様々な人形芝居によって構成され、氏の作品は、それぞれの芝居の細部にまで踏み込みながらも、わが国の人形芝居の全体像を包括的に捉えたものになっています。  



本展では、1994年に無形文化財保持者(人間国宝)に選ばれ、今年4月にはフランス政府より文化芸術功労章勲一等のコマンドール最高賞を授与された文楽の人形遣い・吉田蓑助の若き日の舞台写真を含む、約80点(全てモノクロ)の作品を紹介します。(日本カメラ博物館 JCII Camera Museum)

大変興味深い写真展です。吉田蓑助さんの写真は、いつもとちょっと角度が違うアングルから撮っています。モノクロというのも良いですね。国立劇場近くですので、ちょっと寄ってみてはいかがでしょう。



10月御園座 チラシ更新

前にお知らせしましたが、配役に誤りがありましたので訂正させて頂きます。



「権三と助十」権三に團十郎。助十に菊五郎になっています。これは面白いことになりました。お二人の掛け合い見逃せませんね。



http://www.misonoza.co.jp/enngeki_folder/nenkan/nenkan_2007_10.html





「夏休み夢舞台」横浜能楽堂

4年前の初回から毎回出演している宝生閑=写真=は、「子供たちに良いものを見せておかないと後に続かない。先人がそういう事をしてくれたから、今につながっている。こういうメンバーは子供への見せ方として理想的だと思う」と話す。(30日に横浜能楽堂「夏休み夢舞台」 人間国宝級ずらり出演 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

人間国宝がずらりと揃う正に夢舞台です。子供に良いものを見せておくという考えは同感です。その時は分からなくても、大きくなって何か心に残ると思います。伝統芸能に親が積極的に連れていくのが、将来日本文化の発展に繋がると思います。



【風・流】坂東 三津五郎〈3〉

つまり「長唄」の軽快な演奏による舞踊表現と、「常磐津」の飄逸(ひょういつ)味を伴った土着感、「清元」の繊細な情緒感、「義太夫」の太棹の迫力に負けぬ力強さなど、その作品によっての表現方法を、多岐にわたって身に附けなければならないのです。そして、そうした表現方法を使い分けできるようになった時に初めて、本当の意味での踊る楽しさが、この身に宿るような気がしています。(歌舞伎俳優)(【風・流】坂東 三津五郎〈3〉 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

一言で三味線音楽といってもいろいろあります。長唄・常磐津・清元・義太夫以外にも「助六」でお馴染みの河東節、地唄・・・それぞれ微妙に違います。



<そうした表現方法を使い分けできるようになった時に初めて、本当の意味での踊る楽しさが、この身に宿るような気がしています。>



三津五郎さんがこう語れるまでには、何十年も精進されたからだと思います。



私は地方さん方の人数確保に大変な現状を憂いています。同月で4~5劇場(地方も含めて)で踊りがあれば、頭数を揃えなければなりません。歌舞伎座など長唄で大物では9丁9枚という時があります。興行ということで仕方ないのでしょうが、せめて3劇場くらいなら、もう少し余裕がでると思います。



日本演劇協会付属『演劇塾』 基礎科第2期募集

社団法人日本演劇協会付属『演劇塾』



日本の演劇とは何か―



いい芝居、面白い芝居の要素とは―



プロフェッショナルとして演劇に関わるには―



◎ 本気でプロの劇作家 演出家 制作者を目指す『塾生』志望者募集中   



◎ 基礎科第2期 8月開講予定 !!    



内容  各種講義/課題作成+講評/舞台稽古見学 



       ※聴講可能な講義も有ります



お気軽にお問合せください!(日本演劇協会ホームページ)



本気で学びたい方、演劇に携わる仕事をお考えの方、チャンスです。



国立劇場11月 演目決定

11月歌舞伎公演「通し狂言 摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|11月歌舞伎公演「通し狂言 摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」)



出演 藤十郎・我當・三津五郎・秀太郎他



2007年7月2日月曜日

夏休み親子のための狂言の会

夏休み親子のための狂言の会



狂言 二人袴(ふたりばかま) 茂山正邦(13:00)・茂山茂(16:00)(大蔵流)



狂言 附子(ぶす) 野村万蔵(13:00)・野村万禄(16:00)(和泉流)



狂言 菌(くさびら) 山本泰太郎(13:00)・山本則孝(16:00)(大蔵流)(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|狂言の会  二人袴 附子 菌)

狂言はあまり長くありませんし、分かりやすいので小学校のお子様でも楽しめます。



「附子」は教科書(小学校)に取り上げてあって、私も子供二人と行ったことがあります。独特の言いまわしをすぐ覚えて、真似をして面白かったです。



福助 気ままに語る2007/7

7月は、国立劇場歌舞伎観賞教室に久しぶりに出演いたします。今回は、テーマを『親子』に絞って『野崎村』にしました。『お染の七役』では何度も勤めている、お光ですが、『野崎村』では初めてです。 『野崎村』は父が芝翫襲名のおり、私も初舞台を踏ませていただいた懐かしい狂言です。(福助 気ままに語る)

久々の「気ままに語る」です。「野崎村」のお光は意外にも初役だそうです。成駒屋色で固めた舞台ということで、張り切って居られます。



秀山祭九月大歌舞伎 演目と配役

秀山祭九月大歌舞伎(歌舞伎美人 | 秀山祭九月大歌舞伎の演目と配役)



詳細が載りました。



『NINAGAWA 十二夜』再演

演出を変えたのは難破船の場。波に見立てた浪布(なみぬの)の中に人を入れて、波の動きより強めたほか、兄と妹の二役早替りを見せる。獅子丸が踊りを披露する二幕・左大臣家の場では「愛の三角関係をテーマに、新しく日舞の尾上青楓さんに振り付けてもらいました」。(東京新聞:<歌舞伎>尾上菊之助 『NINAGAWA 十二夜』再演:伝統芸能(TOKYO Web))

二年前の感動は忘れられませんが、今回の再演ではもっとテンポよく、演出も工夫され、一段と良い舞台が期待できます。



梅玉のひとりごと2007/7

「妹背山」─ 若いときより照れずに、前髪役が演じられるようになったように感じられます。父に褒められはしないでしょうが、あまり怒られることは無い出来だったのではと自分では思っておりますが、如何でしたでしょうか?(baigyoku.com ひとりごと)

若い時より若く感じました。このお役は梅玉さんのベスト10に入るでしょう。歌右衛門さんは「でかした、でかした!」と褒めていますよ。



健康診断をきちっと受けていられる由、自己管理も役者さんの大事な仕事です。梅玉さんはこのへんも優秀ですね。



清里の美味しいお店を詳しく紹介して下さっています。行ってみたくなりますね。



三津五郎の今月の役どころ2007/7

「砂利」 蓮見田難しい役です。雪国で復讐を恐れ庭に砂利をまいてその侵入におびえている男で、感情を失っているという設定になっていますが、本当に失っているのか、失ったふりをして自分を納得させているのか・・・・。本谷さんの脚本は私の役だけではなく、ほかの出演者にも一筋縄ではいかない謎を投げかけています。人間が表層で他人に見せている顔はまさに氷山の一角・・・・。深層には氷山と同じで、さらに不可解で大きな部分を抱えているという深い命題が、コミカルなやり取りの中に展開されていきます。(今月のスケジュール)



三津五郎さんが新しい分野に挑戦されます。どんな劇なのか、私にはよく分かりませんが、この経験が必ず今後の彼にプラスになることでしょう。



玉三郎の今月のコメント2007/7

私は、来年にNHKで放送されます、梅欄芳先生(中国の女形 1894年~1961年)の芸術の軌跡を訪ねるという番組で、北京と蘇州に行って参りました。(坂東玉三郎ページ)

京劇にとっても興味をもっている玉三郎さんが、取材旅行に行かれた訳ですから、きっと良い番組になることでしょう。



2007年6月25日月曜日

「うぐいす塚」は「高賀十種」の内

10月は、つい最近仮チラシが出ましたが、国立劇場10月公演で、『平家女護島』から「清盛館」と「鬼界ヶ島」のふた幕、それに大変珍しい『昔語黄鳥墳~うぐいす塚~』の復活上演です。このお芝居、紀伊国屋(宗十郎)さんの家の芸<高賀十種>にも入っている敵討ち狂言だそうですが、本で題名と粗筋を目にしただけで、くわしいことは何も知りません。(梅之芝居日記)

梅之さんのブログに書かれていました。<高賀十種>の内の敵討ち狂言だそうです。復活狂言を観るのはうれしいですね。



6月歌舞伎鑑賞教室 国立劇場賞のお知らせ

6月歌舞伎鑑賞教室 国立劇場賞のお知らせ



6月歌舞伎鑑賞教室「双蝶々曲輪日記」の受賞者は下記の通り決まりましたのでお知らせいたします。



一、優秀賞坂 東 竹 三 郎(母お幸の演技に対して)(6月歌舞伎鑑賞教室 国立劇場賞のお知らせ|日本芸術文化振興会)



「引窓」は母お幸の存在大で、この役の良し悪しでとっても良い舞台になります。竹三郎さんのお幸に優秀賞が贈られました。ご受賞おめでとうございます。



国立劇場10月演目と出演者

国立劇場10月の演目等がHPに載っています。



○近松門左衛門=作 平家女護島-俊寛- 二幕   



       第一幕 六波羅清盛館の場 



       第二幕 鬼界ケ島の場



○奈河彰輔=監修 国立劇場文芸課=補綴



昔語黄鳥墳(むかしがたりうぐいすづか)-うぐいす塚- 三幕六場   



       序 幕 天満天神の場  



       二幕目 長柄長者屋敷の場   淀川堤の場  



       大 詰 長柄長者屋敷奥座敷の場   同 奥庭の場   草土手の場



出演



松 本 幸四郎 中 村 東 蔵 中 村 芝 雀 市 川 染五郎 市 川 段四郎 中 村 梅 玉ほか(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|10月歌舞伎公演「平家女護島」「昔語黄鳥墳(むかしがたりうぐいすづか」)



いつもの「鬼界ケ島の場 」の前に「六波羅清盛館の場」が上演されるようです。なんで島に流されたかが、よく分かると思います。



「うぐいす塚」は知りません。どんな物語か楽しみです。



2007年6月19日火曜日

「新曲浦島」全幕初上演

東京芸術大学創立120周年の企画。9月13日に東京・上野の東京芸大奏楽堂で上演する。歌舞伎の坂東三津五郎をはじめ、日本舞踊家、能楽師らが出演。能の謡、長唄、箏曲、常磐津節などの邦楽に加え、洋楽も入る。 (asahi.com:逍遥がワーグナーに対抗し創作「新曲浦島」 初上演 - 演劇 - 文化・芸能)

長唄の人気曲「新曲浦島」は序にあたるようです。邦楽・洋楽を交えての大演奏、是非聞きたいものです。三津五郎さん等舞踊家、能楽師も出演という豪華さです。



芸大の奏楽堂は客席に窓のある会場です。昼間は自然光が入り、昨今の劇場にはない暖かいぬくもりを感じる小屋です。もちろん音の響きも良く、心地よい空間であります。



訂正させて頂きます。



演奏の会場は学内にあるホールとのことです。



勘違いしまして済みませんでした。



上村以和於の今月の一押し2007/6

これが単なる見た目の若さだけではなくて、芸としての若さでもあるということである。二枚目と女形をつかまえて歳のことをいっては何だが、ふたりとも、もう六十をあるいは越え、あるいは越えようかという年齢なのだ。雛鳥のあの可憐さ、ういういしさを思うとき、これは驚嘆に値することではあるまいか。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)

梅玉・魁春の久我之助・雛鳥が好評と聞いたが(私はまだ未見、来週観劇予定)上村以和於さんの「今月の一押し」に選ばれたとなると、尚期待が膨らみます。



梅幸の久我之助が記憶にありますが、梅玉はこのお役を梅幸おじさんに教わったと言っています。何か通じる糸を感じます。



文春新書『菊五郎の色気』発売

『菊五郎の色気』 著:長谷部 浩 



発売21日



美しくも哀しい日本人の心をうつす音羽屋の粋と技女形から男伊達まで観客を魅了する菊五郎。代々が育て上げてきた名跡「菊五郎」の芸を七代目が初めて語る。蔵出し写真満載の一冊(文藝春秋|書籍|新書など)

七代目はあまり語らないほうでしたが、音羽屋の芸というのを残す意味では、今回の発売はうれしいですね。写真も沢山あるようです。21日発売です。



十月御園座 演目発表

主な出演者尾上菊五郎・市川團十郎中村魁春・市川左團次尾上松緑・尾上菊之助・市川海老蔵(順不同)(公演予定 第四十三回 吉例顔見世)



御園座HPに演目が載りました。



昼の部



毛抜      松緑



かさね     菊之助・海老蔵



権三と助十  菊五郎・團十郎





夜の部



鳴神      団十郎・菊之助



達陀      菊五郎・菊之助



四の切     海老蔵





團菊祭の名古屋版といった感じですね。達陀は3月、井戸替えは7月、ちょっと季節が合っていませんが、劇団らしい演目ではあります。



2007年6月13日水曜日

新しい芝居小屋「弁天座」

高知県香南市赤岡町に完成した多目的文化施設「弁天座」を8日、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん(51)が訪れた。(asahi.com:坂東三津五郎さん、高知「弁天座」を訪問 - 歌舞伎 - 文化・芸能)

四国は高知に新しい芝居小屋「弁天座」が完成しました。三津五郎さんが訪れ、早くもここでの歌舞伎実現に夢を語っています。



六月大歌舞伎劇評 小玉祥子

昼の最初が「妹背山婦女庭訓」の「小松原」「花渡し」「吉野川」。際立つのは「吉野川」。坂田藤十郎の定高、幸四郎の大判事、梅玉の久我之助、魁春の雛(ひな)鳥とそろう。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)

「吉野川」の場は主たる四人のバランスがよくないと盛り上がりません。今回は技量共に揃った配役で、充実しています。



2007年6月12日火曜日

清里フィールドバレエ~「時雨西行」

出家して諸国を行脚する西行法師を演じるのは、歌舞伎俳優・四代目 中村梅玉。 江口の君を川口ゆり子。心を今村博明。邦舞振付け・藤間蘭黄の豪華キャストです。(第18回清里フィールドバレエ)



梅玉さんのホームページにご案内があります。



大阪船乗り込み 乗船応募

また大阪松竹座では、この船乗り込みに乗船して行事にご参加いただける、一般参加者を20名募集致します。乗船をご希望される方は、下記の要項にてご応募下さいませ。(歌舞伎美人 | 7月大阪松竹座 船乗り込み)



一般参加者を募集とのことです。詳細確認の上ご応募下さい。



2007年6月10日日曜日

六月大歌舞伎劇評 近藤瑞男

義太夫狂言から新作舞踊劇まで、バラエティーに富んだ内容だ。蘇我入鹿の悪政に命を落とす若い恋人と、その親の悲劇を描く「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」から。「小松原」「花渡し」「吉野川」と続けて分かりやすく、作のスケールの大きさが印象づけられる。(東京新聞:歌舞伎座『6月大歌舞伎』 洒落た仕上がり新作舞踊劇:伝統芸能(TOKYO Web))

スケールの大きい作品を好配役で、たっぷり堪能できる舞台の「妹背山婦女庭訓」が見物です。



2007年6月9日土曜日

古能宴曲の研究に熱心な金春安明氏

「能楽シテ方の現存5流で最古とされる金春流八十世宗家を能楽師金春安明(55)が譲り受け、このほど継承披露の能会を開いた。宗家には室町期以前の芸能に関する資料も伝えられており、安明は研究に意欲的だ。最近、能楽に先行する「宴曲(えんぎょく)」の文献が残っていたことが分かった。「長い歴史を持つ金春流は、いにしえの芸の姿を今でもとどめているようです」と話す。



外でもできる柔軟性と、己を捨てて神にささげる気持ち。これが芸風の基なのかもしれません。芸風を変えず、能作者の心を伝えるオーディオセットのような、無心な職人でありたいです」 (asahi.com:能楽「金春流八十世宗家」が始動 能以前の古態を研究 - 演劇 - 文化・芸能)

安明氏は能の演者だけではなく、古い文献の研究にもすぐれた才能を持って居られます。



長い歴史を持つ金春流は神事としての能という色が最も鮮明に感じられます。



すずめ二人會-夏の巻-「豊志賀の死」

すずめ二人會-夏の巻-



演目:「豊志賀の死」(舞台予定:京屋一門の舞台 | 中村芝雀 七世 Offical web site)



谷中全生庵でのすずめ二人會の演目が決まりました。やはり予想通り怪談話しでした。そして同じものを菊之助さんが映画で上演。この夏も円朝さんは大忙しです。



歌舞伎・黒御簾音楽精選110

CD「歌舞伎・黒御簾音楽精選110」発売(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)



菊五郎劇団音楽部による黒御簾音楽のCDが発売されました。3枚セットで7000円。



杵屋巳太郎さんの解説付きというのもうれしいです。下座が分かると歌舞伎が又一段と面白くなります。



2007年6月7日木曜日

「第70回逍遙祭」 父歌右衛門の淀君~講演梅玉

5月30日に早稲田へ行ってきました。何かまとまりのない文で読みにくいと思いますが、雰囲気だけでもお伝えできればと思い、記憶を頼りに書くことに致します。



梅玉さん、紋付き袴にメガネをつけて登場。



逍遙祭ということで、坪内逍遙先生と歌舞伎のつながりについてのお話からです。



九代目團十郎等が中心に運動していた「演劇改良運動」というものがあった。その後を引き継いで新しい歌舞伎という作品を作っていった。坪内逍遙は新歌舞伎の基礎を作ったといって良い。



「沓時鳥孤城落月」東京での初演は淀君5代目歌右衛門に且元11代目仁左右衛門。



5代目は生涯に淀君役をよく演じて「淀君十種」を作った。



父の淀君に6代目歌右衛門は千姫で共演していた。



父5代目が亡くなってから、義太夫狂言の大役はいっぱい手がけたが、淀君だけはなかなかやらなかった。父のがあまりにも良かった。ということもあるが、新歌舞伎は型があってないようなもので演じるのが難しかったからではないかと思う。



セリフ劇であり、お役の性格描写をリアルに演じるだけではなく、歌舞伎的に演じなければいけない。内面を出すことの難しさが古典とは違う。



S26歌右衛門襲名、S34父の20年祭に淀君を出した。



父にとって卒業論文のようなお役だった。300回ほど演じているが、最後までこれでよいと思わずにいってしまったと思う。



特に「奥殿」は難しいと言っていた。「奥殿」は正気で、淀君のセリフでつくっていくセリフ劇。



梅玉はS43年 秀頼を初役で演じた。その時は父に叱られっぱなしだった。お役に入っていくのはスムーズだったが「ダメだー」の一声。セリフをうまく言えれば良い、それではダメ。全く 芸ができてない。内面の気持を充実させないといけない。



歌舞伎役者は自分の芸として消化させる。八重垣姫ーそこに歌右衛門の芸が動いている。



観客は淀君をー歌右衛門の芸をみている。



父が病気をして、病後7年に淀君をやった。それは近くで見ていて「歌右衛門の芸」を見た。



父は何度も手がけた役でも研究する。袖に書き抜きを持っていき、直前にも目を通す。



ボクは父歌右衛門は上等な人だったと思う。舞台の上だけではなく、生き様が上等だった。



普段の父について、家に帰ったら芸の話しはしない。麻雀好き、ラスベガス好きのただのおじさん。テレビでは絶対歌舞伎は見なかった。



外国に行くのが何より気分転換で好きでした。飛行機が飛び立った瞬間から顔つきが違った。



アメリカでレーガン大統領に会った時、ぬいぐるみをSPに取り上げられた。アメリカの大統領に会うのにも、平気でぬいぐるみを持っていく、そういうことが出来る人。そういう生き様がステキな人でした。



自分は父に認めてもらえるような役者になれるように精進したい。



歌舞伎が世界遺産に選ばれたのを役者の多くはあまり喜んでいない。歌舞伎は骨董品ではない。400年生きている、その時代時代を生きている。



明治以降、逍遙・青果・北条・川口・三島・・・と脚本をかいてくれた作者がいたが、平成はいないように思う。新しい歌舞伎は賛成だが自分にはなかなかできない。



今頻繁に上演されている芝居以外にも、古典の大きな作品は沢山ある。古典の大きな作品、埋もれている作品を残していくことが求められている。財産をもう一回洗い直して光を当てる、それをしたいが興行主との兼ね合いで大変なことである。



具体的に「名残の星月夜」という逍遙の作品があるが、父がこれをやったらよいと言っていたので是非手がけてみたい。



お話はこれで区切り、会場からの質問を受ける。









質問


○代表作を挙げると何ですか。


 1道成寺・2隅田川・3八重垣姫・4淀君


○ギャンブルがお好きだったとか、お強かったですか。


 ギャンブル好きだけど全くダメ、雰囲気が好きだったんですね。


 麻雀も好きだけど下手だっ た。


○画家との交流があったのですか。


 父ばかりではなく当時の先輩方は、他の分野の人との交流があった。


 前田青邨.、 東山魁夷先生とはとても良い交流があった。


 現在、世田谷美術館に揚巻の衣裳がある。年に一回公開される。


梅玉のひとりごと 2007/6

高麗屋さんも私も、そして魁春も、散々父に叱られた作品でございますので、それぞれがその時のことを思い出しながら、尚且つ山城屋の兄さんの定高に合わせて、と申しましても私自身はご一緒するところはないのですが、演じております。梅幸おじさんに教えていただいた私の好きなお役の一つでございますので、心して大切に勤めて参る所存でございます。(baigyoku.com ひとりごと)

梅玉さんは立役ですが、定九郎や悪役より、梅幸さんが得意だったお役がとってもニンに合って結構だと思います。梅幸さんの久我之助良かったですね。



俳優祭の写真

最後はお待ちかね『白雪姫』。32年前に初演され、俳優祭の上演演目の中でも名作として評判を頂き、今回で4回目の上演。玉三郎の白雪姫の美しさに酔いしれ、團十郎の魔女・海老蔵の鏡の精のやり取りに笑い、菊五郎の北千住観音には新たな伝説の予感(?)・・・。可愛い(?)七人の童や動物たち、小鳥たち、そして幸四郎の王子さままで、まさに楽しさ一杯の俳優祭となりました。(俳優祭)

番組初めから終わりまでの写真、模擬店の写真が沢山紹介されています。





葵太夫さんの今月のお役 「吉野川」

「吉野川」の義太夫は、「掛合」という形式で、「背山」と「妹山」に竹本も分かれます。両方に床が出ますので「両床」と申します。上手「背山」が「本床」で下手「妹山」が「仮床」・「出床」と申します。「本山」・「脇山」という言い方もあるようです。また初演の大夫から「背山」を「染大夫」、「妹山」を「春大夫」とも申します。ただいま文楽では「妹山背山の段」と段書きいたしますが、昔は「背山妹山の段」だったようです。やはり本床を優先したのでしょうか。相手の山を「向こう山」という言い方も師匠方はなさいました。この形式は「吉野川」以外ちょっとないようです。太夫交代や小休止のときには「霞幕」が掛けられます。(今月のお役)

このお芝居は花道も本・仮と両花道ですし、床も上手・下手と両床です。この床のことを詳しく説明して下さっています。



真ん中を吉野川の流れ、とよく出来た大道具ですが、実際の景色も同じということが葵大夫さんのお写真で分かります。



渡辺保の劇評 2007/6歌舞伎座

八年ぶりの仁左衛門の「御浜御殿」が名品。六月歌舞伎座昼夜通して一番の、いや最近の歌舞伎座の見ものである。 その口跡、その調子、綱豊を一代の当り芸としていた故人寿海にまさるとも劣らぬ名調子で見るものを陶然とさせる。第一場のお浜遊びはさしたることもなかったが、第二場の新井白石との対話の冷静かつ厳しく現実的な音調、つづいて第四場の富森助右衛門との情熱的な対決。ある時は低く、ある時は高く、またある時は早く鋭く、あるいはゆっくりと、感情に訴え、論理を追い、さしては引き、引いては返す波の如く、千変万化の面白さである。芸の円熟、技法の結果いうまでもないが、私が感心したのは単に技術の高さではない。技法の駆使と綱豊という一個の人間の真情が一体になっている点である。(2007年6月歌舞伎座)

最近よく見ている印象ですが、仁左衛門さんは8年ぶりとのこと。新井白石との対話、富森助右衛門とのセリフの応酬、誠に良かったです。高座に座っている姿は綱豊卿そのまま、中から出てくる心情が滲み出ていました。



2007年6月3日日曜日

博多座恒例船乗り込み

「六月博多座大歌舞伎 NINAGAWA十二夜」に出演する人間国宝の尾上菊五郎さん、菊之助さん親子らが9隻の船に分乗、清流公園から約800メートルを下った。両岸にファンらが詰めかけ、紙吹雪の中、「待ってました」「音羽屋!」と沸き立った。(待ってました!役者の「船乗り込み」に声援…博多座 : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

博多は特別、両岸のお客さんが近くに感じられ、盛り上がるそうです。川の水深はヒザ下位で、水をかいこむらしいです。いかにもイベントらしい船乗り込みですね。



菊五郎が乗った船の写真が見られます。



八月納涼大歌舞伎 演目と配役決定

八月納涼大歌舞伎(歌舞伎美人 | 八月納涼大歌舞伎の演目と配役)



三部の各演目と配役が決まりました。



吉右衛門の新作舞踊劇

吉右衛門は、狂言・大蔵流の山本東次郎が二十年ぶりに演じた「政頼」(平成十七年十月)をテレビで見て、「地獄の閻魔より、よっぽど人間の方がたくましいという面白い筋立てで歌舞伎になるのでは」と、思いついた。(東京新聞:<歌舞伎>人のずる賢さ描く  吉右衛門 狂言から着想の新作舞踊劇:伝統芸能(TOKYO Web))

閻魔を演じる富十郎さんも熱が入って、いろいろ工夫して居られます。狂言のテーマは大変分かりやすいので、面白い舞踊劇に仕立て上がると思います。



吉右衛門さんは、必ず何かテーマを投げかける作品を舞台化されていますね。



2007年6月2日土曜日

10月御園座出演者発表

名古屋御園座10月公演の出演者が決まりました。



菊五郎・團十郎・松緑・菊之助・海老蔵の顔写真入りのチラシが見られます・



演目はまだ決まっていないようです。



遠征決定になりましょう。



http://www.misonoza.co.jp/enngeki_folder/nenkan/nenkan_2007_10.html



2007年6月1日金曜日

第二〇八回 柝の会セミナー

第二〇八回 柝の会セミナー かぶきはともだち



<江戸歌舞伎ならではの浄瑠璃  常磐津の魅力> 



日時:平成19年6月23日(土)  18:30~ 



場所:築地社会教育会館 第三和室{三階} 



最寄り駅 日比谷線 東銀座  又は  大江戸線 築地市場        



    



出演 常磐津兼太夫    司会 竹内道敬(http://homepage3.nifty.com/buso/208kinokai.html)



(常磐津の魅力を知る良い機会だと思います。)



藤間流大会 6月28・29・30

藤間勘右衛門主催の藤間流大会が歌舞伎座で行われます。



役者さんのご出演もあると思います。尾上辰巳さんは「三社祭」を踊るそうです。



http://www.geocities.jp/fujima_shutaro/fujimaryu-taikai.jpg









博多座船乗り込み6月1日

6月1日(金)13:00~14:40(予定)



※雨天の場合は6月2日(土)に順延



13:00 乗船式典/キャナルシティ博多 B1F サンプラザステージ



13:25 乗  船/清流公園



13:45 口  上/川端ぜんざい広場前



14:00 下  船/博多リバレイン 14:05 参  拝/鏡天満宮



14:15 式  典/博多リバレイン フェスタスクエア



お問合せ/船乗り込み実行委員会 092-263-5874(博多座)



玉三郎の今月のコメント 2007/6

8月の4、5、6日は歌舞伎座でアマテラスの再演、そして、天守物語の朗読会(言の葉コンサート)をさせていただきます。歌舞伎座でアマテラスをやらせていただきますのは本当に嬉しいことです。世田谷パブリックシアターの後に、南座で間口を広げて行った昨年の舞台を考えますと、歌舞伎座でさらに間口が広がり、お客様も2000人ということですから、どんな風に皆様にご覧いただけますか、心配もあり、楽しみでもある公演なのでございます。(坂東玉三郎ページ)

京都での舞踊公演、そして俳優祭の白雪姫のお話など書かれています。「アマテラス」は三度目に歌舞伎座で公演されます。言の葉コンサートでは「天守物語」の朗読と、夏は楽しい企画がいっぱいですね。



関連講座「『女と影』上演をふりかえって」日程決まる

企画展 桜井久美衣裳展-『女と影』-関連講座「『女と影』上演をふりかえって」



講師:桜井久美(衣裳作家)、藤間勘十郎(日本舞踊家)、和栗由紀夫(舞踏家)



進行:古井戸秀夫(東京大学教授・早稲田大学客員教授) (早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館 | イベント案内)



日時:6月21日(木)17:30~



麻疹による休講で延期になっていましたが、日程が決まりました。



俳優祭7/27NHK教育テレビでオンエアー

「第34回俳優祭」のテレビ放送が決定しました!



5月26日(土)に開催され、皆様に大変ご好評をいただいた「第34回俳優祭」が、NHK教育テレビで放送されることが早くも決定しました。当日観られなかったという方はもちろん、もう一度観たい方、どんなものかちょっと観てみたいという方もぜひご覧ください。



☆放送日時  平成19年7月27日(金) 22:00~24:15 NHK教育テレビ(俳優ニュース)



葵太夫さんの俳優祭感想

今回驚きましたのは「北千住観音」の7菊五郎丈でした。頂戴した台本には「音楽入りパフォーマンス」としかございません。出と引っ込みの義太夫をこしらえ、事前に録音をお渡ししておきましたが、稽古当日ご挨拶に伺いますと「そういうわけでよろしく…。ゥハハハハ」と笑っておいでです。さて稽古に入りますと、大まじめでなんと申しますかあの舞をなさり、じつに驚きました。私は横手からしか見ることができませんが、正面からご見物の皆様にはさぞかしチームワークを美しくご覧いただけたのではないでしょうか。こうしたものは大まじめにやるか、大いに羽目を外してやるか徹底しないとおもしろくないとよく申しますが、いやはや恐れ入りました。(つねひごろ)

葵太夫さんが作曲を担当されたようです。北千住観音のパフォーマンス、早くテレビで拝見したいものです。「白雪姫」は再演を重ねる毎にグレードアップされていくようです。



上村以和於の今月のいち押し~梅玉のバランス

ところでその中にあって、梅玉のつとめる義経というものが、じつに程がいい。たとえば仁左衛門をもってきたら、それは三横綱土俵入りみたいな壮観であるだろうが、少々大々しくて、座りがよくないような気がする。かといって、團菊と三幅対に収まるには誰でもいいというわけにはいかない。梅玉の品格、大きからず小さからぬ役者としての格といったものが、團菊の間に置くと、見事に坐るべきところに坐っていることが知れる。(上村以和於の随談)

今回の「勧進帳」の義経はとても良かったので、今月のいち押しに選ばれうれしい限りです。



第13回稚魚の会・歌舞伎会合同公演のチラシ

第13回稚魚の会・歌舞伎会合同公演(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|第13回稚魚の会・歌舞伎会合同公演)

團十郎さんの指導で市川新蔵さんが弁慶を演じます。どんなにうれしいか、そして大変か、この役を勉強会でできるなんて幸せ者です。



9月文楽 吉田玉男一周忌追善

9月文楽公演は、第一部では『夏祭浪花鑑』、第二部では昨年9月に他界した吉田玉男の一周忌を追善して『菅原伝授手習鑑』を上演します。吉田玉男(人間国宝・文化功労者)は、87年の生涯を人形遣いの道一筋に歩み、品格ある端正な芸で多くの観客を魅了してきました。『菅原伝授手習鑑』の菅丞相は、数ある当たり役のなかでも代表的なものです。会見に出席した竹本住大夫、鶴澤寛治、吉田簑助、吉田文雀、吉田玉女は、故人を偲びつつ9月公演に向けての思いを、それぞれ次のように述べました。(国立劇場9月文楽公演「吉田玉男一周忌追善」記者会見|日本芸術文化振興会)

もう一年になるのですね。『菅原伝授手習鑑』の菅丞相は大変素晴らしかった。このお役を弟子の玉女さんが遣われます。住太夫さん等が故人を偲び記者会見でそれぞれ述べております。



7月歌舞伎鑑賞教室 野崎村のお光~福助記者会見

「鑑賞教室」とか「歌舞伎のみかた」などというと、なんだか学校の延長みたいで難しそうに聞こえますが、「野崎村」は親子の情愛や若い男女の恋をテーマにしているので、現代にも通じるところがあって、ストーリーも大変分かりやすい。高校生の皆さんにも身近に感じてもらえる、とてもよくできたお話です。(7月歌舞伎鑑賞教室公演『新版歌祭文―野崎村―』中村福助記者会見|日本芸術文化振興会)

福助さんがおっしゃっているように、この狂言は高校生に分かりやすいお話ですね。



2007年5月28日月曜日

風・流 シリーズ2「素踊り」

歌舞伎の舞台ではあまりお目にかかれませんが、日本舞踊には「素踊り」というジャンルがあります。芝居のように、衣裳やカツラを附けることなく、紋付きはかま姿、顔も素顔、大道具なども飾らずに屏風(びょうぶ)だけで踊ることを、「素踊り」というのです。(【風・流】坂東 三津五郎〈2〉 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

三津五郎さんの「風・流」2で素踊りについて解説しています。



いつもは衣裳をつけて踊る「三社祭」を勘三郎さんと素で踊った時の苦労など、興味深いお話です。



第70回逍遙祭 のお知らせ

第70回逍遙祭



○講演 「父 中村歌右衛門の淀君」 講師 四代目中村梅玉(歌舞伎俳優)



○ビデオ上映「沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)」 



二幕目 茶臼山東軍本営の場 



三幕目 二の丸内乱戦の場 城内山里糒庫階上の場 



大詰  本丸高石垣際の場 本丸桜門前の場



※ 昭和51年12月 国立劇場第82回歌舞伎公演 主催:財団法人逍遙協会・演劇博物館協賛:日本芸術文化振興会(早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館 | イベント案内)



●麻疹による休講は29日迄、このイベントは行われます。



日本俳優協会賞受賞者決まる

「日本俳優協会賞」の受賞者3名、「同・功労賞」の受賞者1名、「同・特別賞」の受賞者1名が選ばれ、理事会の承認を得て正式に各受賞者が決定しました。表彰式は5月26日(金)の「俳優祭」昼の部で執り行われ、受賞者には記念品(賞牌)と副賞が贈られます。(俳優ニュース)

選ばれた方のお名前をみると、どなたも納得いきます。附け打ちさん、床山さん達も受賞されています。



みなさん、おめでとうございます。これからも益々ご活躍下さい。



2007年5月24日木曜日

だんまりほどき

このように、<だんまり>で起こった出来事が、さらに展開したり、謎解きのように解決することを、<だんまりほどき>と呼んでおりますが、この「喜三郎内の場」では、騒ぎを大きくしてはならないという自分の意見を受けながらも、なおも男の意地を捨てられない辰五郎に、喜三郎も最後は得心、骨は俺が拾ってやると、別れの盃を交わすことになるのです。(梅之芝居日記)

いつも詳しく説明して下さるので大変参考になります。



辰五郎が花道を出て来るとき、この「喜三郎内の場」の思いを胸にかかえて出てくる訳です。



梅玉さんと菊五郎さんの男の友情のようなセリフの応酬、聞いてみたかったですね。



掛け合い噺-すずめ二人會- 夏の巻

公演「掛け合い噺-すずめ二人會- 夏の巻」



放送時間平成19年8月24日(金)19時開演(予定)



会場全生庵(明治13年山岡鉄舟によって創建されたお寺)東京都台東区谷中5-4-7 地下鉄千代田線 千駄木駅 徒歩5分



入場料4,000円(予定)(お知らせ|中村芝雀 七世 Offical web site)

第1回春の巻は「芝浜」でした。芝雀さんは「どうも鬘も衣裳もなしなんで・・・」正雀さんは「いつも座ったきりが、ウロウロするんで・・・」とおっしゃっていましたが、イキもあって、お二人とも良かったです。



夏の巻が決まったとか、今度は谷中全生庵ですから、円朝の怪談噺かな?(ここに円朝のお墓があります)



女暫の舞台番

江戸時代の芝居小屋には「留場(とめば)」というところがありました。ここには木戸銭を払わないで入ろうとする客などの乱入を防ぐ役目の人たちが詰めていて、この人たちのことも留場とよんでいました。木戸口にいる端番と呼ばれる人は場外担当、この留場は場内担当でした。舞台番はその留場の人員の中から交代で出していました。場内で喧嘩などが起こると、舞台番が留場に向かって合図をして両方から留めるなどということがあったようです。(三津五郎の部屋)

「女暫」で舞台番の三津五郎さんが出てきて、巴御前と丁々発止とやる、とても楽しいところですが、この舞台番について説明されています。場外、場内と大勢」の人が待機していたんですね。今より荒っぽいやからが多かったのでしょうね。



実演「長唄の稽古」参加者募集

7月21日の邦楽公演「三味線音楽の魅力-長唄と常磐津-」で、演奏曲目でもある「靱猿」の唄パート(部分)を題材に、舞台上で長唄の稽古を実演します。そこで、この唄の稽古への参加者を募集します。指導するのは、歌舞伎の舞台などで活躍している杵屋勝四郎さんです。稽古の体験を通じて邦楽に親しめる絶好の機会です。お見逃しなく!(7月邦楽公演“実演「長唄の稽古」”参加者募集|日本芸術文化振興会)

国立劇場の邦楽公演で、実際舞台上で長唄のお稽古を実演するようです。



歌舞伎体操「いざやかぶかん」の作曲者崇光さんが指導されるようです。この機会に興味のある方は是非、ご応募されますように。



歌右衛門八ツ橋初役の時の写真





五月の半ば、葵祭と新緑の青葉を見に京都へ行ってきました。もみじの紅葉の時には多くの観光客が訪れる高雄ですが、青葉の時は人もまばらで、ゆっくりと回ってこられました。



さて、今まで立ち寄ったことがなかった井筒八ツ橋本舗本店北座ビルに行って、5階の博物館を見てきました。なかなか面白かったです。一番は、歌右衛門が八ツ橋を初役で演じた時の写真です。楽屋?で八ツ橋の商標のような宣伝の紙を手に持って写っている写真です。綺麗で可愛いんですが、凛として品があります。八ツ橋の宣伝に一役かったのでしょうか。一見の価値ありです。二番目は、二代目松緑プレゼントの舞子さんのカツラがあります。いろんな結い方の鬘が沢山陳列してあって、これも楽しいです。



明治の南座河原町通りを写した写真も貴重ですね。その他歌舞伎関連の本もありました。



南座の前を渡ってすぐの川端通り沿いですから、一度訪ねて行かれると良いと思います。





井筒八ツ橋本舗本店北座ビルhttp://www.yatsuhashi.co.jp/store/store09.html









2007年5月13日日曜日

NHK文化センター名古屋~團十郎出演

スズケン・6月分(団十郎)



歌舞伎役者 市川団十郎      NHKアナウンサー 葛西聖司



数々の名舞台を勤めてきた十二代目團十郎に、3月のパリ歌舞伎公演の体験談から始まって、歌舞伎の芸と心について、NHKの葛西アナウンサーが聞く。



開催日:6/5  13:30~15:00 (全国ネットのカルチャースクール|NHK文化センター名古屋教室:スズケン・6月分(団十郎)(歌舞伎役者 市川団十郎, NHKアナウンサー 葛西聖司))



團十郎さんのHPにご案内がありました。今なら残席あるようです。



新橋演舞場出演の中村歌昇

中村歌昇が、東京・新橋演舞場の五月大歌舞伎「鬼平犯科帳」(~25日)で、小房の粂八を気持ちよさそうに演じている。おなじみ中村吉右衛門の「鬼平」こと火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の密偵役。実兄の歌六が粂八に盗人の手ほどきをした元盗賊の老船頭、息の合った兄弟の演技が見もの。数々の名優を生み出した萬屋一門だが、歌昇はこのところ、吉右衛門と一緒の活動が多く、幅広い役柄で舞台を締めている。先月二十六日に五十一歳の誕生日を迎えたばかり。(東京新聞:<歌舞伎>『鬼平犯科帳』で小房の粂八 中村歌昇:伝統芸能(TOKYO Web))

去年の「元禄忠臣蔵」でも吉右衛門と共演で、歌昇の演技・セリフの良さを、改めて感じ入ったものです。役者は五十代が一番かも知れません。自分なりの個性が発揮でき、身体も充分動ける。彼の存在は芝居を面白くするキーパーソンといえますね。これからも二人の息子さんと一緒に活躍され、良い舞台を作って頂きたいです。



葵太夫さんの『文楽太棹 鶴澤清治』の感想

番組が進むにつれ、客席の雰囲気もなにか開放的になり、『文楽ごのみ』はちょっと「文楽祭」のような感じがいたしました。「演奏会」から本来の「芝居」にもどった感触。清治師に続く中堅・若手の三味線10名をツレ弾きに従えての「野崎村」の段切は乗りに乗った8嶋大夫師の朗々たる語りともに、「追い出し」としてふさわしいものでした。(つねひごろ)

葵太夫さんが先日国立大劇場で行われた「文楽太棹 鶴澤清治」の会の感想を書かれています。文楽好きの方には大変貴重な会だったと思います。私も行きたかった・・・どちらかと言うと、語りより音楽的なものを好む私なので、「阿古屋」は聴いてみたかったです。どうやらテレビで取り上げてくれそうですね。



『女と影』上演をふりかえって

2005年11月28日、ポール・クローデル没後50年を記念して、舞踊詩劇『女と影』が大隈講堂において復活上演されました。この上演は、演劇博物館21世紀COEプログラム「演劇の総合的研究と演劇学の確立」のうち、古典演劇研究(歌舞伎・日本舞踊)コースの研究成果です。公演にあたって、現在第一線で活躍中の出演者やスタッフの方々をCOE客員講師として招聘しました。衣裳を担当された桜井久美氏もそのお一人です。上演までの一年余、構想段階から尽力頂いた桜井氏のデザインによる衣裳は、高い評価を得ました。一日限りの舞台であったことを惜しむ声も多く、改めて多くの方にご覧頂くことを目的として衣装展を開催いたします。『女と影』公演の衣裳を通して、氏が追求する舞台衣裳の世界をお楽しみください。

関連演劇講座「『女と影』上演をふりかえって」



日時:2007年5月23日(水)14:40~16:10



会場:早稲田大学小野記念講堂(27号館小野梓記念館地下2階) →会場地図



講師 :桜井久美(衣裳作家)、藤間勘十郎(日本舞踊家)、和栗由紀夫(舞踏家)



※入場無料・事前予約不要(早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館)

一昨年に1回限りの上演でしたが、とても新鮮で面白い舞踊劇でした。藤間勘十郎さんの振付も良かったですが、桜井久美さんの色彩感覚が見事でした。福助さんがあのお衣裳がとてもお似合いで魅力的でした。本当に1回だけでは勿体ないようです。



今回このイベントを通して、「女と影」の再演の意味を、そしてCOE古典演劇研究コースの研究成果を改めて思い起こし、講師の方々のお話を聞きたいと思います。



2007年5月7日月曜日

梅玉のひとりごと 2007.5

「勧進帳」は今年2度目となりますが、今回は久しぶりの義経でございます。若いうちは義経の方を良く勤めさせていただきましたが、その頃はじっとして、気持ちを殺して座っているのが辛く感じて、発散できない分ストレスのたまる役でございました。いつの頃からか、弁慶や四天王の動きを心の中で受け止められるようになり、自分を押し殺して座っていることにストレスを感じなくなっておりました。何度も申しておりますように、この義経は父に直接教わった数少ないお役でございます。成駒屋型の御大将の心を大切にしながら、成田屋さん音羽屋さんとの調和を大切に勤めたく思っております。(baigyoku.com ひとりごと)

梅玉さんの義経はとっても良いです。最近はストレスを感じなくなったと言われていますが、後ろ向きでも観客に伝わるのでしょうか。素晴らしいですね。今年は狂言こそ違いますが義経役が続いてますね。



腕立て伏せ、続けていらっしゃるかしら?楽まで無事落ちませぬようにお祈りしています。



第70回逍遥祭

坪内逍遥の生誕日(5月22日)を記念しておこなわれます。



【入場無料・予約不要】



日時:2007年5月30日(水) 14:00~



会場:早稲田大学小野梓記念館地下2階小野記念講堂



○講演 「父 中村歌右衛門の淀君」 講師 四代目中村梅玉(歌舞伎俳優)



○ビデオ上映「沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)」 



二幕目 茶臼山東軍本営の場



三幕目 二の丸内乱戦の場      



城内山里糒庫階上の場 



大詰  本丸高石垣際の場      



本丸桜門前の場



昭和51年12月国立劇場第82回歌舞伎公演



主催:財団法人逍遙協会・演劇博物館協賛:国立劇場 (財団法人 逍遥協会)



梅玉さんのスケジュールにご案内がありました。ビデオの上映もあり、梅玉さんの講演もあって面白そうです。



渡辺保の劇評 2007/5歌舞伎座

五月歌舞伎座恒例の団菊祭昼夜八本立て。第一の見ものは夜の部の二番目、「め組の喧嘩」。 菊五郎の辰五郎がいいからである。 まず序幕品川島崎楼。藤松らをとめての出。御屋敷方への折り目正しさ、「黙っていろ」と若い者を止める具合、さすがに組合を背負って立つ人間の器量が見える。相撲とは身分が違うといわれてはじめてグッとくる思い入れも、性根が正しいから効く。 しかし全幕中第一の見どころは、序幕の返し八ッ山下のだんまり。体のはしこさ、形のよさ。しかも団十郎の立派な四ッ車大八、田之助の尾花屋女房、梅玉の焚き出しの喜三郎と、この役者揃いもあって久しぶりで世話だんまりの絵模様を堪能させる。菊十郎の茶飯屋もいい。(2007年5月歌舞伎座)

團菊祭にふさわしい、後味爽やかで、芝居好きのツボを唸らせる「め組の喧嘩」です。



八ッ山下のだんまりは、菊十郎の茶飯屋の風情よし、四人揃ってのだんまりは、正に<世話だんまりの絵模様を堪能させる>舞台でした。



こういう世話物を後世に残して頂きたいです。



昼の部の「泥棒と若殿」は三津五郎・松緑二人の組み合わせがよく、楽しめました。松緑は出てきただけで江戸の人という感じがしました。三津五郎はだんだん心を通わせていく感じを、しつこくなくさらっと表現していて良かったです。周五郎の作品をもっと上演していってほしいです。



海老蔵は、見そめの場のセリフが変に作っていて、この人は荒事は良いが柔らかい役はこれから~と感じました。「女暫」の成田五郎のセリフが素晴らしかったので、自身も和事は苦手かしらと思いました。



渡辺保の劇評 2007/5新橋演舞場

なかでは断然鱶七である。 鱶七はもとよりこの人の当り芸。今さらいうまでもないことだが、金輪五郎になっての豪快、勇壮、大きさ舞台も揺るぐばかりの上に、義太夫味、芝居の運びともに間然とするところがない。ことに今度は、物語になって前後三箇所の見得、「自然と鹿の性質顕われ」の右手を上げて見得、「鎌足公の御計略」と三段に右足を下ろしての見得、「忠臣なり」の左手に笛、右手で襟をしごいての見得が、その形のつや、厚味で圧倒的である(2007年5月新橋演舞場)

吉右衛門奮闘の4役、鱶七が大変良いとのこと。義太夫狂言の味というものを存分に出してくれる役者さんとしては、第一だと思います。



「ニン」について書かれていますが、その人の持って生まれたものが最大に反映する役どころと、そうでない役どころがあるという歌舞伎役者の特性のようなものを感じます。



(中旬観劇予定)



2007年5月3日木曜日

團菊祭初日夜の部

團菊祭の初日が開きました。去年は團十郎さんの復帰で客席も舞台もみんな喜びに湧いていました。さて今年の團菊祭は十七世羽左衛門さんの七回忌追善で三兄弟、孫総出で「女暫」が追善狂言として選ばれました。



「女暫」:巴御前の萬次郎が大役に挑みます。花道の出は「地味だなぁ」と感じましたが、ツラネはメリハリがきっぱりとしていて、言葉が生き生きと聞こえて良かったです。「このお姉さんなら頼みがいがあるなぁ」という気がしました。歌右衛門、雀右衛門より巴御前という人物に近かったように思います。女の愛嬌も充分あり、三津五郎の楽屋番との絡みも楽しかったです。他に松緑、菊之助はじめ大勢の花形役者さんが花をそえます。中でも海老蔵の成田五郎が出てくると、いっきに「暫」のカラーになってしまいます。この人が今回の「女暫」を盛り上げていたように思います。



「雨の五郎」:松緑は五郎が似合います。歌舞伎座ですから絡みがもう二人加わっても良かったかと思います。私は黒の衣裳のほうが好みですが、白も華やかですね。



「三ツ面子守」:この踊りは坂東流らしい振りで、三津五郎の魅力が堪能できて楽しかったです。引っ込みのきっかけの三味線が間違って早く弾いてしまったのには驚きました。初日のハプニングでしょう。



「め組の喧嘩」:理屈なしで楽しい。菊五郎の辰五郎がカッコイイ、セリフも声もよく、江戸っ子の粋でいなせな鳶頭そのまんまです。四ツ車の團十郎との丁々発止も見ていて楽しい。



最後の立ち回りは劇団の持ち味を活かして、スピード感ありユーモアあり、幕になって「ああ、楽しかった」といい気分で帰れます。出演者もこれは発散できてうれしいでしょうね。





坂東玉三郎の写真展

銀座和光で、篠山紀信が撮影した坂東玉三郎の写真展を開催します。



今回の写真展は、その写真集の中から選りすぐった作品のオリジナルプリントと、通常一般の目に触れることのない本番撮影直前に撮ったポラロイド写真が展示されるという珍しい機会です。



☆会期 2007年5月4日(金)~10日(木)



☆会場 和光ホール(銀座和光6F)



☆開場時間 10:30~6:00(最終日は5:00まで)  



※会期中無休 また5月4日(金)の14:00より、篠山紀信と坂東玉三郎によるギャラリートークが行われます。当日10:30より和光ホールにて整理券が配布されます(お一人様1枚のみ、50枚、先着順)。 (俳優ニュース)



これは見逃せません。ギャラリートークに参加されるには、4日の10:30から整理券が配られるようです。



尾上菊之助写真展

東京・丸の内の丸ビルで、尾上菊之助の写真展「丸の内歌舞伎 春興鏡獅子開催記念 尾上菊之助写真展」を開催しています。(俳優ニュース)



前にお知らせしましたが、先日行ってきましたので詳細を書きます。



鏡獅子 弥生・獅子の精各1枚 01/9 ★



お富                 04/7



揚巻                 04/12



児雷也 2枚            05/3



NINAGAWA十二夜 2枚    05/7 ★



鏡山 お初             05/10



京鹿子二人道成寺 2枚     06/2 ★



保名                 06/5



弁天小僧 2枚           06/11



船弁慶 2枚            06/11



お舟                 06/12



★印は渡辺文雄撮影



映画「怪談」のポスターと写真



吹き抜けの3階回廊に展示してあります。新丸ビルオープンでそちらは混んでいますが、丸ビルのこの場所はゆっくり見ることができます。



全て舞台写真で、どれも素晴らしい舞台が甦ってくるようです。女形、立役どちらも演じる菊之助の魅力がいっぱいです。





2007年5月1日火曜日

亀三郎のブログ

来月は追善なのでお墓参りに行ってきました。 菩提寺の座敷に祖父の暫の押し隈が飾ってありました、曾祖父の荒獅子男之助の押し隈も飾ってありました。(LOVER SOUL 2nd)

亀三郎さんのブログ紹介します。「暫」の押し隈の写真が載っています。



先月の名古屋では長唄囃子連中と野球の試合をしたようです。かつて菊劇団は六代目の時代から野球をやって親睦をとっていましたので、復活ですね。いつも屋内にいるので、屋外で身体を動かし思いっきり発散するのは良いことです。もちろんお互いの親睦もはかれます。



三津五郎の今月の役どころ 2007/5

平成19年5月



◆「泥棒と若殿」 



1時間ほどの芝居ですが、周五郎らしい、人間のやさしさを描いたいい芝居ですので、松緑さんと協力して、男同士の奇妙な友情の機微を丁寧に描き、皆様の胸に温かさと切なさをお伝えできるよう、努力するつもりです。



◆「女暫」 



今回は羽左衛門のおじさんの7回忌の追善。父の代からお世話になった先輩でもあり、私の三津五郎襲名の「口上」がおじさんの最後の舞台になったのですから、その御恩返しのためにも、心をこめて、萬次郎さんを助けて明るく舞台を盛り上げようと思っています。



◆「三ツ面子守」



去年「たけのこ会」で初めて勉強させていただいたものが、歌舞伎座の本興行で取り上げられることになりました。私にとっても、作品にとっても幸せなことだと思います。(今月のスケジュール)

各々のお役について書かれています。



「泥棒と若殿」は心温まる山本周五郎らしい作品とか、非常に楽しみな芝居ですね。



「女暫」の舞台番。三津五郎襲名の口上が羽左衛門さんの最後の舞台だったんですね。一門総出の明るい舞台になることでしょう。



「三ツ面子守」は去年のたけのこ会で拝見しましたが、とっても可愛く~全く五十にはみえませんでしたし、流石に身体を充分使っての踊りに堪能致しました。お面を被っての所が見どころです。



玉三郎のテレビ出演

熱中時間



平成19年5月9日 NHK総合 22:45~23:00



平成19年5月11日 NHKBS2 8:15~8:30



平成19年5月15日 NHK総合 2:45~3:00 (坂東玉三郎ページ)



「今月のコメント」には4月に行かれたパラオのお話と動画がアップされています。



2007年4月29日日曜日

愛之助の白拍子桜子

金丸座に到着して思ったのは、どの劇場にいっても、その土地らしい良さがあるのですが、やはり芝居が行われてこそ生きるのが劇場だということです。こんぴら歌舞伎は実は第一回に参加させていただいたのですが、その当時から地元の皆さんが非常に協力してくださり、芝居を皆で盛り上げてくださっていました。その思いが今年も脈々と受け継がれています。舞台の上に立つのは役者ですが、それを支える裏方さん、そして客席のお客様、それがすべてそろってこその芝居。そんな当たり前のことを、大好きな桜の季節に改めて感じた月となりました。(片岡 愛之助 --- 公式ウェブサイト)

愛之助さんのメッセージです。下に写真が載っていますが、桜子の写真が目を引きます。



尾上菊之助ポスター展

新丸ビルのオープンセレモニーで「丸の内歌舞伎」と称して菊之助の「鏡獅子」が披露されました。これに合わせて、丸ビルの方の3階で「尾上菊之助ポスター展」が催されているようです。5月6日迄ということで、混んでいるかもしれませんが、一見の価値ありですね。



風・流 坂東 三津五郎〈1〉

父は若いころは手が早く、子供にとっては辛(つら)い稽古のときもありました。足を割って(両膝(ひざ)の間隔を開け、少し腰を落として)極まっていると、「そのまま動くな!」という声が飛びます。そのうち足が痛くてぶるぶる震えだすと、「その痛いところを覚えろ。そこが一番いい形なんだ!」というように、体に染み込ませるように基本を叩(たた)き込んでくれました。(【風・流】坂東 三津五郎〈1〉 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

三津五郎さんの芸談がシリーズで紹介されるみたいです。



私たちはつい楽な方へと流れてしまいますが、楽しては良い格好はできません。何気なく立っているようでも、身体にしみこませる訓練をして、美しいポーズを作っていくのですね。



踊りの上手な役者は芝居もうまいです。



ホテルオークラ福岡 亀治郎サロンのご案内

「初夏のさわやかな宵のひととき今まさに大輪の華と咲き匂う歌舞伎俳優市川亀治郎さんをお迎えして、素敵なお話とお食事の会を開くこととなりました。 NHK大河ドラマ、風林火山で武田信玄の大役を熱演中の亀治郎さんの舞台やテレビとはひと味違う立風(立つへんに風)爽たる姿にふれていただき、思い出に残る博多の一夜となりますようお誘い申し上げます。」(亀ニュース)



「篁」平尾美智世
とき 平成19年6月18日(月)
受付 午後6時 開宴 6時30分
ところ ホテルオークラ福岡 平安の間(4F)
お一人様 20,000円

博多座出演の合間にこのイベントがあるようです。面白いトークと美味しいお料理で楽しい企画です。



四郎五郎さんの思い出

 四郎五郎丈の平生の口調・しぐさ、もちろん舞台での演技、その味わいは長年歌舞伎座の三階でつちかってきたもので、ちょっとほかでは出にくいものではないかと私は思います。まだ古参の名題俳優さんが幾人かご健在ですが、四郎五郎丈はこうして申し上げたように気さくに接していただいただけに、急逝が惜しまれます。(つねひごろ)

葵太夫さんが亡くなられた四郎五郎さんのことを懐かしく思いだして、楽屋での様子やお話等を書いて居られます。世話物のセリフよろしく、声が聞こえてくるようです。「三階さん」らしい方でしたね。



市川團十郎さん紫綬褒章受章

歌舞伎の今後のことを質問されると「おかげさまで歌舞伎はみなさまに楽しんでいただいている伝統芸能のひとつとなっていますが、日本の中で日本文化をもっと醸造させたい、そして世界にも認めてもらいたい、また日本人として誇りを持って歌舞伎を発展させたいです。今回の受章はそういう気持ちにいい援護射撃をしてくれたと思います。日本の伝統・文化というものをもう一度世に問う、知らしめるのが役目だと思っています。若い人たちにも、底辺の弱くなっている日本の文化をしっかり見据えて、気を配りながらがんばってもらいたい」と力強く語り、また自身の今後については「五代目團十郎が書いたような“座っているだけでいい”という役者、存在感のある役者になるようにがんばっていきたいと思います」と語っていました。(俳優ニュース)

このところパリのオペラ座公演関係のTVを見ましたが、全ての指揮をとり、何回も試行錯誤して取り組んでいる姿を拝見して、改めて成田屋の大きさを感じました。



われらが團十郎さん、ご受賞おめでとうございます、心よりお祝い申し上げます。



追善演目「女暫」を三兄弟で演じる

平成十三年に八十四歳で亡くなった羽左衛門は、七十四歳まで「暫」を演じ続け、いわば縁の演目。今回「女暫」を追善演目と決めたのは、萬次郎の希望から。「父と同じ役を立役では無理だが、女形でやれれば、菊五郎劇団の人も大勢出られるし、いいんじゃないかなと。舞台も明るいものですし…」と話す。(東京新聞:<歌舞伎>17世市村羽左衛門7回忌追善 息子3人が『女暫』 :伝統芸能(TOKYO Web))

七十四歳で「暫」を演じ、「勧進帳」の弁慶もかなりの高齢で演じていました。決して派手ではありませんでしたが、いぶし銀のような芸風と言いましょうか、正攻法な演技でシンがしっかり通っている感じでした。子、孫に恵まれ幸せだったと思います。



追善狂言に「女暫」を選んだのは萬次郎さん、團菊祭にふさわしい明るい舞台で楽しみです。



2007年4月26日木曜日

第47回あかし会

第47回あかし会



国立劇場大劇場



2007年5月5日(土) 開演時間11:00



全席自由席 5,000円(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|第47回あかし会)

藤間勘紫恵さん主催の踊りの会です。ご存知だと思いますが、勘紫恵さんは玉三郎さんのお母様です。



第一部と第二部があります。



第一部 幕開けに中村梅枝、萬太郎の「二人三番叟」。トリは会主の荻江「竹」。



第二部 大トリは玉三郎の長唄「老松」です。素踊りでしょうか、太夫の衣裳を着けるのでしょうか?他に気になるお名前が少々。清元「吉原雀」に中村松江。義太夫「日高川」に市川左團次(多分船頭役)。義太夫「八段目道行」に中村隼人。



ご縁のある歌舞伎の方々がご出演で華やかな会になることでしょう。





2007年4月25日水曜日

天覧歌舞伎『勧進帳』

これは、明治20年4月26日、当時の外相井上馨邸に明治天皇をお迎えして催された天覧歌舞伎から数えて120年を記念したもので、九代目團十郎、五代目菊五郎らが出演した明治20年の天覧歌舞伎は、歌舞伎、歌舞伎俳優の社会的地位の向上に貢献し、歌舞伎が近代化する大きなきっかけとなった、日本演劇史上特筆すべき大きな出来事です。  国際文化会館は井上邸の跡地にあり、国際文化会館と松竹株式会社の共催により、120年の時を隔て、同じ地における歌舞伎公演が実現いたしました。さらに現市川團十郎(十二代目)、現尾上菊五郎(七代目)らが出演し、演目も明治の天覧歌舞伎所縁の『勧進帳』を上演します。  120年の時を隔てて、ゆかりの地で、ゆかりの俳優が、ゆかりの演目を上演する、今回の催しは、歌舞伎の歴史、そして近代日本の歴史を振り返る上で、実に意義深いものであると言えます。 (歌舞伎美人 | 明治の天覧歌舞伎『勧進帳』を再現)

一般には公開されないということです。海老蔵の義経、さぞキレイでしょうね。



徹子の部屋 坂東玉三郎出演

13:20 徹子の部屋



篠山紀信さんと坂東玉三郎さんが初めて出会ったのは今から37年前。当時若手写真家だった篠山さんは、19歳の玉三郎さんのオーラにすっかり魅せられ、写真家としての魂をおおいに揺さぶられたという。この度出版された玉三郎さんの写真集はその高価であることばかりが話題になるが、いえいえ、一見の価値ありです(テレビ朝日|番組表)

午後は玉三郎さんです。篠山紀信さんとお二人で写真集のお話が中心のようです。お見逃しなく。



生活ホットモーニング 市川團十郎

この人にトキメキっ!



4月27日朝8:35~



歌舞伎界で300年にわたり受け継がれてきた大名跡を背負う十二代目・市川団十郎さん。(生活ほっとモーニング)

オペラ座の映像が見られそうです。朝からテレビにかじりつきになりますね。



関容子のトークサロン 片岡市蔵

「何かメセナ活動をと考えていたとき関さんとお会いし、著書『花の脇役』からこの企画を思いつきました」と話す渡邊万里子社長。「主役を支える役者というのは、もう職人芸の世界。仕事柄、陰で支える人に興味がありましたが、聞けば聞くほど歌舞伎を見る視線まで変わりました」 



七回目は五月九日午後四時から片岡市蔵。三月の市川團十郎パリ公演に参加し、オペラ座の舞台を踏んだばかり。五月「團菊祭」の合間を縫って駆け付ける予定という。(東京新聞:歌舞伎の名脇役が登場 話題の『トークサロン』:伝統芸能(TOKYO Web))

大変人気で、只今キャンセル待ちのようです。



團菊祭でお家芸『め組の喧嘩』

鳶、相撲取りなど大勢の出演者が必要なため、役者をかき集めるのに苦労するとか。「立ち回りでは、みんな本気モードになってしまうので、はしごをねじって壊してしまったり、道具を初日からダメにして、裏方さんから怒られたり。それでも、けがは擦り傷程度」(東京新聞:<歌舞伎>團菊祭でお家芸『め組の喧嘩』 尾上菊五郎:伝統芸能(TOKYO Web))

このお芝居は観てる方も舞台に上がっている人も、気分が高ぶって興奮してしまいます。これぞ「江戸っ子」のお手本という鳶頭辰五郎を、江戸の香り立つ音羽屋が存分に楽しませてくれます。



中村四郎五郎さんご逝去

「鮓屋」に「ここに梶原殿が見えまする」と出て来る庄屋の一言など、何気ないようで、舞台の空気・景色を変える意味で年季を要する。その意味で、最後の舞台であった「実盛物語」は美事だったし、「魚屋宗五郎」の典蔵も、ベリベリした端敵ぶりは乏しかったが、手堅い枯れた芸であった。(2005年度「随想・漫筆・余滴」)

犬丸治さんが随想に書かれています。



その月の初めに見た方が千秋楽を待たずに亡くなられるというのは、ショックが大きいですね。最後の舞台を忘れないように記憶にとどめておきたいと思います。



心からご冥福をお祈り申し上げます。





第34回俳優祭の3階A席チケットを限定販売

歌舞伎モバイルでは、受付期間中にお申し込みいただいた会員の方を対象に、第34回俳優祭の3階A席チケットを限定販売します。売り切れ必至の公演チケットを手に入れるチャンスです。お見逃しなく!



■申込み受付期間 4月25日(水)午前10時~5月7日(月)午前10時(俳優ニュース)

朗報です。ゲットできるかどうか分かりませんが、幸運を手に入れることができるかも知れません。



丸の内歌舞伎「春興鏡獅子」 

新丸ビルオープニングセレモニー 丸の内歌舞伎「春興鏡獅子」 

                小姓弥生後獅子の精 尾上菊之助



         胡蝶   中村京蔵・中村京紫

 4月27日(金) 午前11:45~ 東京駅前丸の内側特設会場  



東京駅丸の内側の正面に新丸ビルがオープン致します。それを記念して、尾上菊之助丈の鏡獅子が上演されますが、私と京紫さんが2月の博多座に引き続き、再度胡蝶を勤めさせていただくこととなりました。会場は新丸ビルの前の「行幸通り」という道路を部分封鎖して屋外に仮設されます。 ところが、当日は主催者関係の招待者のみの入場ということで、一般の方々にはご覧いただけないのが実情です。お知らせのみということで誠に申し訳ございません。(しかし屋外ですので、フェンス越しに遠見とか、他のビルから見下ろすとか色々手段はあるかと存じます。が、大変な混雑も予想され、大幅な交通規制も実施されますので、くれぐれもご注意下さい。)(中村京蔵公式ホームページ | お知らせ)

京蔵さんの所にこんなお知らせがありました。



どうやら、丸の内近辺の「丸の内ビジョン」に映されるようです。



近くのカフェから双眼鏡!で見られるとうれしいかしら。

入場の募集は終了しておりますが、実施当日の会場の模様は丸の内エリアに約80箇所に設置されている「丸の内ビジョン」でご覧いただける予定です。(丸の内元気文化旬間)



2007年4月15日日曜日

手拭撒き 男女道成寺

私にとっては初体験の手拭撒き。遠くに放る方も多うございますが、私はあえて近くの方々にお渡ししております。ご希望なさっている方の中で、目が合った方には必ず受け取って頂きたく、狙いを定めて投げるのですが、こちらがノーコンなもので残念な結果に終わることもあり、申し訳なく思っております。(梅之芝居日記)

梅之さんは初めての経験といわれると、道成寺の坊主には出られていなかったのでしょうか。「こちらに投げて~」の意思表示が手拭いゲットの秘訣でしょうか。



渡辺保の劇評 歌舞伎座昼の部2007/4

新錦之助の虎蔵は、おっとりと嫌味がなく、今日大抵の虎蔵がバカバカしく見えるところがまことにそれらしく見えるのがいい。たとえば「ヤヨ喜三太」で床几にかかったところ右足を伸ばして、左足を引いた姿が自然に出来ているのもその一つである。この役がウソっぽく見えてはこの芝居はおしまい。錦之助がそこを乗り切ったのはえらい。(2007年4月歌舞伎座)

「菊畑」は富十郎、吉右衛門が大変良いので、新錦之助の虎蔵も引き立つ良い舞台です。



「男女道成寺」は幕開き、二人が対に見えるには背が違いすぎますが、狂言師になってからは、二人の絡みが楽しく、これぞ役者の踊りだと堪能しました。



玉三郎南座舞踊公演のインタビュー

いい意味で、日常性を忘れられる時間でありたいと思っています。 しつらえがちゃんとしていて、幕が開いている時は、日常を忘れられる時間でなければいけないんじゃないかなって僕は思うんです。 そうして、幕が閉まって帰るときに、“なんていう時間だったんだろう・・・”と思い出していただけるように。(歌舞伎美人 | 玉三郎 記者取材会 京都南座特別舞踊公演)

本当に玉三郎さんの舞台は日常を忘れ、見終わった後も心に残る良い時間だったと感じますね。



2007年4月14日土曜日

「NINAGAWA十二夜」記者会見

歌舞伎の場合は、“塵鎮め(ちりしずめ)”といって、幕が開いてから3~5分くらいは、芝居を観なくても話が通じるように出来ていますが、蜷川さんのお芝居は、開いてからの10分が勝負。いきなりダーンとあのミラーを見せて、桜の木を見せる。私が演出をさせてもらうときにも、ああそうだ最初の1分が勝負なんだ、と思い出したりして。(歌舞伎美人 | 『NINAGAWA十二夜』記者会見)

6月博多座、7月歌舞伎座と再演される「NINAGAWA十二夜」の記者会見の記事です。



見直しもあり、より洗練された舞台が期待できます。



菊五郎さんのお話ではありませんが、絶対遅刻できません。早めに席について、ゆっくりと観たいものです。



こんぴら歌舞伎 扇雀の宙乗り

安倍晴明の出生にまつわる伝説を題材とした「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」では、役者をロープでつるす江戸時代の装置で、04年に復元された「かけすじ」を使用。幕切れで花道の上を飛ぶ中村扇雀さんが照明に浮かび上がると、大歓声に包まれた。(香川 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

毎年恒例のこんぴら歌舞伎ですが、今回は宙乗りがあって大サービス。間近に宙を行く扇雀さん、大劇場では味わえない興奮でしょうね。



小玉祥子の劇評2007/4

披露演目は昼は最後の「菊畑」。新錦之助の虎蔵を富十郎の鬼一、吉右衛門の智恵内、時蔵の皆鶴姫の顔ぞろいが的確な演技でもり立てる好舞台。錦之助は品位と強さがあり柄もいい。これで智恵内とのやりとりにもう少しテンポが出ればと思う。歌昇の湛海は軽みがあるところがいい。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)

小玉祥子さんの劇評です。<錦之助は品位と強さがあり柄もいい>古典をしっかり勉強したいという錦之助さん、これからも益々楽しみな役者さんです。



芋掘長者の扇子の柄について

そこで、芋掘りと農村のイメージで、片面が金地にサツマイモ、片面が銀地に雀と稲穂と鳴子という絵柄にしました。昨年、日本芸術院賞をいただいたときに授賞にまつわる作品などの展示会があり、私はこの扇子も展示しました。この展示は天皇陛下と皇后陛下にもご覧いただきましたが、そのときに皇后陛下に「お扇子もお芋なのですね」とお声をかけていただきました。(三津五郎の部屋)

三津五郎さんのHPに「芋掘長者」復活上演の秘話が書かれています。そして扇子の柄についても興味深いお話が紹介されています。



今月「芋掘長者」が又観たくて、御園座に行ってきました。実に楽しく、終始笑いがこみ上げてきました。私もおいもの絵が目に留まって、あれは紅あづまかしらなんて想像していました。雀と稲穂と鳴子の柄は衣裳にもありました。ほのぼのとした舞踊劇にぴったりなデザインですね。どうやら皇后様のお目にも留まったようです。



2007年4月8日日曜日

雀右衛門の今月のメッセージ2007/4

4月は歌舞伎座で中村信二郎さんが、中村錦之助を襲名されるので口上を述べさせていただきます。私はアドリブの下手な役者で、今の若い方は本当にお上手で感心いたします。



ただ芸には厳しく生きてまいりました。息子が厳しい、厳しいと申しますが、自分にはもっと厳しかったと思います。(中村雀右衛門公式ホームページ)

口上は苦手のようですね。なかなか言葉が出てこなくてハラハラ・・・



芸に厳しい。厳しくなくては良い役者にはなりません。ビシビシ厳しく後輩を叱って頂いて、良い役者に育てて欲しいと思います。



上村以和於の今月の歌舞伎2007/4

信二郎の新・錦之助は、二歳のときに父を亡くしたから顔も覚えていないという。そのことを、一座している年配の諸優はみな知っている。ことさらなことは言わないが、おのずから、それが懇篤な言葉になってあらわれる。先代の思い出話ひとつ語るにも、ひと通りでない思いがこもる。普段はこういうときあまり饒舌でない芝翫が、いつにない長話をしたのも、その人柄をもしのばせて心に染みた。いまの師である富十郎の、先代とは「ただひとりの親友」という言葉には、取りようによっては不用意とも取られかねない、迸る思いが察しられた。(これぞ富十郎である!)(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)

芝翫さんと富十郎さんの口上でのお話で先代錦之助さんが甦ってきます。



萬屋一門総出で新錦之助さんを盛り立てて、暖かい空気を感じました。



犬丸治氏の随想「人は一代、名は末代」

このあと、1966年東映・加藤泰監督の「沓掛時次郎・遊侠一匹」のハイライトが流された。この時の時次郎が先代錦之助、母親おきぬ役が池内淳子、太郎吉が新・錦之助だった(渥美清が身延の朝吉で好演したのもこの映画)。ラストシーンで時次郎の胸に太郎吉が飛び込んで来たとき、先代はこの子が自分の名前を継ぐとは恐らく予想だにしなかったに違いない。(2005年度「随想・漫筆・余滴」)

二代目錦之助と慶応幼稚舎より同期であった氏の「二代目錦之助襲名を祝う会」の時のお話です。実に和やかに素敵な会であったようです。



「沓掛時次郎・遊侠一匹」の映画に太郎吉役で出演されていたんですね。何か名を継ぐべき糸があったように思われます。



この度の襲名心よりお祝い申し上げます。



三津五郎の今月の役どころ2007/4

江戸時代の不滅のヒーロー赤穂浪士を、田舎侍で女に騙され無差別殺人を犯す人でなしに設定する大胆さ、またその源五兵衛の行動を見守りながらも、最後には討ち入り参加で幕を閉めるブラックさ。武士の建前社会を痛烈に批判した南北の目は恐いほどです。今回は初演以来の型である、源五兵衛と家主弥助を同じ役者が二役で演ずるというやり方ですので、その面白さも合わせて味わっていただければ、と思います。(今月のスケジュール)

名古屋御園座に出演の三津五郎さんのコメントです。私も橋之助さんと役が反対のように思いました。この説明を読むと納得です。源五兵衛と家主弥助の二役を初演通り演じるのも興味深いです。



そして、あの「芋掘長者」の再演もうれしいです。大いに楽しんで頂ける舞踊劇です。



夏の巡業 東コース・中央コース・西コース

平成19年度(社)全国公立文化施設協会主催東コース松竹大歌舞伎(歌舞伎美人 | 公文協東コースの演目と配役)



中央コース



http://www.kabuki-bito.jp/theaters/jyungyou/2007/07/post_7-ProgramAndCast.html



西コース



二代目錦之助襲名披露



http://www.kabuki-bito.jp/theaters/jyungyou/2007/09/post_8-ProgramAndCast.html



「戻駕」が出ます。これ歌舞伎座で観たかったですね。



オペラ座公演終わって

最後、先に逃がした義経らを追う飛び六方。花道がない劇場で、團十郎は引き幕の外を上手から下手に去り、海老蔵は舞台からスロープを駆け降り、客席中央を後ろに去った。(東京新聞:緊迫感漂った『勧進帳』 團十郎一座のオペラ座公演:伝統芸能(TOKYO Web))

大好評の内に公演を終えて、名誉の賞を頂き、又今後の上演も期待され、うれしい限りです。



弁慶の幕外の演出、どちらがパリっ子はお気に召したのでしょう。



2007年4月3日火曜日

金春流安明宗家披露能

普段、めったに使用しないその面は、同流の家宝とされる白式尉。聖徳太子が打った面で、太閤秀吉の陣羽織で作った面袋と伝えられる。(東京新聞:<能楽>流儀の総力を結集 金春流 安明宗家の披露能:伝統芸能(TOKYO Web))

歌舞伎でいえば襲名披露公演ですが、お能では一回限りという贅沢さです。どんな公演か興味あって観たかったのですが、入手できませんでした。



面の話しですが、<聖徳太子が打った面で、太閤秀吉の陣羽織で作った面袋と伝えられる>とはすごいですね。本当に大切に保管されて、代々受け継がれたのでしょう。歴史の重みを感じます。



『NINAGAWA十二夜』博多座6月

菊五郎劇団は歌舞伎界随一の演劇集団であり、専属の音楽部や立師を含め、歌舞伎の正統を伝える人材の宝庫でもある。この集団と鬼才蜷川が正面から相対し、知恵を出し合って創造の高みを目指したところに『NINAGAWA十二夜』の意味があり、面白さがある。(博多座)

一昨年の7月歌舞伎座初演は大成功に終わりました。幕が開くまでどんな芝居なのか、想像もつきませんでした。膨大なセリフの量といい、大道具の斬新さといい、いつもの歌舞伎とは大違いでしたが、今までにない新しい歌舞伎が出来上がりました。



6月の博多座、続いて7月歌舞伎座で再演となります。



初演の時と配役もほぼ同じ(右大弁安藤英竹の松緑が翫雀に)、あの感動が甦る舞台が待ち遠しいですね。



2007年4月2日月曜日

講演「坪内逍遥作品と父六世中村歌右衛門」

講演「坪内逍遥作品と父六世中村歌右衛門」5/30 13:00~



逍遙祭(早稲田大学)  (baigyoku.com すけじゅうる)



演劇博物館のほうに詳しい情報が出ましたらお知らせ致します。



梅玉のひとりごと 2007/4

父が逝ってから、桜の季節は反省と自分自身を見つめ直す季節となったようでございます。6年前よりは進歩した舞台となるよう勤める所存でございますので、どうぞ歌舞伎座にお運びくださいませ。 (baigyoku.com ひとりごと)

梅玉さんにとって3月末から今月はじめにかけて、ご縁の方を偲ぶことが多かったようです。梅幸さんの十三回忌ですか、早いですね。梅玉さんは梅幸さんの得意としていた役をなさって、はまり役になっています。先月の義経も結構でした。



紀尾井素踊りの会 5月31日(木)

紀尾井素踊りの会



2007年5月31日(木)第一部 3:00PM /第二部 6:30PM



前売開始/4月2日



出演:坂東三津五郎 井上八千代



清元清寿太夫 (浄瑠璃) 清元榮三 (三味線) 大和久満 (三味線) 堅田喜三久 (囃子) 中川善雄 (笛) ほか



演目:第一部 清元「北州」、地唄「珠取海女」



   第二部 地唄「鉄輪」、大和楽「江戸風流」



料金:全席指定 各回 13,000円 (紀尾井ホール//コンサート情報)

三津五郎さんのHPに案内がありました。清元「北州」、大和楽「江戸風流」 が三津五郎さんで、地唄は井上八千代 さんです。



料金が高い!第一部と第二部両方みたら・・・本日が前売り開始です。すぐ売り切れになると思いますので、お早めにお申込下さい。



徹子の部屋 玉三郎出演のお知らせ

テレビ・ラジオ出演のお知らせ



平成19年4月27日 午後1:20~徹子の部屋 



 「篠山紀信・坂東玉三郎」 テレビ朝日系列(坂東玉三郎ページ)



写真集のお話が中心でしょうね。



玉三郎の今月のコメント2007/4

上手いとか下手とかじゃなく、自分達の持っている精いっぱいの技術と心を持ち寄って、気持ち良くやるのが一番です。親しさや楽しさも大事なんですが、そこには自ずとあるケジメも大切です。全てに関して純粋でいたいと思うんです。(坂東玉三郎ページ)

今月のコメントは、国立劇場のプラグラムに載っている織田さんとの対談が引用されています。



正に玉三郎の芝居づくりの根本ですね。若手との共演も、気持良く演じて、素晴らしい舞台ができるのだと納得です。



今回の舞台は精神性の高い、後味の良い芝居でした。こういう理念が根底にあるからこそ伝わってくるのでしょう。



2007年3月25日日曜日

「パリ・オペラ座の弁慶」 BShi

ハイビジョン特集「パリ・オペラ座の弁慶」(NHK 番組表)

07:00 ハイビジョン特集「パリ・オペラ座の弁慶」





今日です。お忘れなく。初のオペラ座での歌舞伎、こんなに早く観られるなんてうれしいですね。「にらみ」では團十郎さんうまくフランス語で話せたかしら?



渡辺保の劇評2007/3国立小劇場

簡潔で、空間のスミズミまで玉三郎らしいすぐれて美的感覚があふれたいい舞台である。(<a href="http://homepage1.nifty.com/tamotu/review/2007.3-2.htm">2007年3月国立小劇場</a>)

やっと本日観てきました。脚本募集の要項に”歌舞伎俳優が演じられれば、時代、世界は問わない”というようなことが書いてありました。成る程下座もない、花道も使わない今回の舞台ですが、歌舞伎俳優が演じて、充分に満足できる内容でした。



前半は殺しが続き陰惨な場面が多いのですが、後半に安らぎが感じられて、最後は澄みきった清々しい気分になりました。



それもこれも、玉三郎がマリア様のように(仏教ですから観音様といえば良いのでしょうが私にはマリア様に見えました)神々しく、美しいからです。



他の役もみんな性格がくっきりとしていて、好演でした。右近の照夜の前はめずらしい女形の役で、この人の新しい面を発見できて面白かったです。



世話物の言葉

博物館ではわからない、当時の人々の息づかいまで伝えているのが世話物の魅力。見て聞いて感じることのできる「江戸」の姿があります。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20070324/ftu_____mei_____001.shtml)

「素敵」とは今の言い方だと「超~」に当たるとか、言葉は時代とともに生きているんですね。普段聞き慣れた言葉が違う意味で使われていたり、ていねいな言い方、謎解きめいた言葉とか、気を付けて聞くと面白い発見があります。



現代の人には分かりにくいと、変えてしまわず、当時のままの表現を引き継いで頂きたいです。憧れの「江戸」を舞台で感じられることは、何よりの楽しみであります。



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