2007年1月18日木曜日

初春大歌舞伎劇評 河村常雄

最も光ったのは、夜の部の「金閣寺」。謀反人・松永大膳(幸四郎=写真中央)に、臣下になるふりをして成敗しようと迫る此下東吉(史実の秀吉、吉右衛門=同左端)。大膳に言い寄られる雪姫に玉三郎、その夫・狩野直信に梅玉、佐藤正清に左団次という大顔合わせだ。([評]初春大歌舞伎(歌舞伎座) : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

去年の顔見世の「先代萩」も大顔合わせで最高の舞台でしたが、今月の「金閣寺」も申し分のない顔ぶれで、充実した出来です。兄弟(幸・吉)で碁をうつ場面が舞台以外の二人を想像してしまいました。雪姫の玉三郎は縄をかけられている姿が実に良いですね。爪先鼠のところなど美しくて、絵に描きたいくらいでした。梅玉の直信も、左団次の正清も良かったです。