2007年1月30日火曜日

富十郎の高師直

「判官をどううまく怒らせるか、判官の俳優が怒りやすいように持っていけるかが重要です。といっても大名同士のけんかなので品位が必要です。『松の廊下』で判官に対する時も、下品になるので、持っている中啓(扇)で、あまり畳をたたいてはいけないんです」 演じていて楽しい役という。「師直は迷ったりしない。顔世御前にふられたら怒る。賂(まいない)がないと機嫌が悪い。単純で子供みたいだからとてもやりいいんです」(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)

黒の色らしい、はっきりした、師直が期待できます。松の廊下での判官とのお芝居が楽しみです。何回見ているものでも、富十郎さんのセリフを聞くと新たな発見があります。それだけ分かりやすい、聞き取りやすい、イントネーションも発音も明晰です。



師直役は六代目、松緑、勘三郎とみんな好きだったようです。判官が可哀相と思わせるのは、案外楽しく演じられるのでしょうか。