2007年1月12日金曜日

渡辺保の劇評 2007/1歌舞伎座夜の部

次の勘三郎の「鏡獅子」がステキな出来栄えである。襲名後一年ぶりの歌舞伎座、立派な十八代目勘三郎の自信にあふれた規範正しい芸。むろん先代の、「鏡獅子」をこえている。(2007年1月歌舞伎座夜の部)

「金閣寺」の評も大変良いです。玉三郎の雪姫は彼の研究心の深さを感じます。



勘三郎の「鏡獅子」が素晴らしい出来ということです。私はこれから観るのですが、とっても楽しみです。勘九郎がまだ幼い頃、歌舞伎座で清元「子守」を踊ったことがあります。大人顔負けの、身体を使って充分踊っていて、しかもお客にアッピールするツボを心得ている、将来が楽しみな出来映えでした。彼が本気で踊ったらそれは素晴らしいと思います。



最近、お笑い路線が多くて、観客には喜ばれていますが、私は本来の礼儀正しい芸を観たいと思っていましたので、今回の「鏡獅子」はうれしいです。