2007年3月2日金曜日

玉三郎の今月のコメント2007/3

序幕が腰元、六段目が女房、七段目が遊女ですが、役作りとしては六段目を腰元のつもり、七段目を女房のつもりで演ずるようにと言われています。これは、六段目を腰元で演じるのではなく、七段目を女房で演じるというわけではなく、真の心の底のほうにその思いが詰まっていれば、自ずと六段目の売られていくところ、七段目の兄さんが出て来て勘平の死を知らされるところに、役柄として浮き彫りになってくるという意味ではないかと思います。(坂東玉三郎ページ)

今回は1月の雪姫のこと、2月のおかるのこと、3月の新作のこと等盛り沢山です。



雪姫は両手を縛られている不自由さ、私たちが日常で両手が使えなかったら大変ですから、舞台とはいえ本当にご苦労があったと思います。そして只縛られているのではなく、形良く美しい姿をみせなくてはいけませんので、筋肉が凝って辛い思いをなさったのですね。観ている私達はうっとり眺めて堪能致した訳ですが。



おかるは特に七段目が素晴らしかったです。役作りのお話にありますが、遊女であっても勘平の女房の気持ちで演じるとか、こんなに愛らしいおかるさんはみたことありません。



3月のお役も今から楽しみです。どんなお役でもご自分の納得いくように役作りをなされるので、心して拝見致したいと思います。