2007年7月6日金曜日

日本カメラ博物館 JCIIフォトサロンにて中谷吉隆作品展「諸国人形芝居巡り」開催中

JCIIフォトサロンでは、来る2007年7月3日(火)から7月29日(日)まで、中谷吉隆作品展「諸国人形芝居巡り」を開催いたします。  



今から30年ほど前の1975年、中谷氏は当時既に存続と継承が危ぶまれていた国内各地方の人形芝居を訪ね歩き、これに文楽を加えて「諸国人形芝居巡り」をまとめました。地域ごとに異なる人形の造形、芝居の構造や、人形を守り芝居を支えてきた人々の表情などを、一定の距離感を保ちながら的確に捉えるという特徴を持つそれらの作品は、中谷氏の得意とするスポーツ写真やドキュメント写真にも共通する、対象への敬意や冷静な観察力によって支えられていると言えるでしょう。  



展示作品は、兵庫・淡路の淡路人形や長野・下伊那の黒田人形、香川・直島の女文楽、宮崎・山之口の山之口麓文弥人形などの人形浄瑠璃から、東京・八王子の車人形、秋田・本荘の猿倉人形、そして2つの文楽に至る様々な人形芝居によって構成され、氏の作品は、それぞれの芝居の細部にまで踏み込みながらも、わが国の人形芝居の全体像を包括的に捉えたものになっています。  



本展では、1994年に無形文化財保持者(人間国宝)に選ばれ、今年4月にはフランス政府より文化芸術功労章勲一等のコマンドール最高賞を授与された文楽の人形遣い・吉田蓑助の若き日の舞台写真を含む、約80点(全てモノクロ)の作品を紹介します。(日本カメラ博物館 JCII Camera Museum)

大変興味深い写真展です。吉田蓑助さんの写真は、いつもとちょっと角度が違うアングルから撮っています。モノクロというのも良いですね。国立劇場近くですので、ちょっと寄ってみてはいかがでしょう。