2007年7月20日金曜日

小玉祥子の劇評「NINAGAWA十二夜」

琵琶姫、獅子丸、主膳之助が菊之助。獅子丸として男性を装っていたのが、感情が激してくると次第に女の声と動きになる。男女を自在に行き来する姿が魅力的で、主膳之助ではきりりとした若衆ぶりを見せる。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)

再演ということで、初めて見た鏡の効果に驚いた感激は薄れたものの、全体的に洗い直されて良くなっていました。



役者が前回は、セリフを覚えて間違いなく言うことに神経を使っていたのが、今回はすっかり身についてきたので、本来の喜劇性が浮き上がって、言葉遊びも洒落も際だっていました。



菊之助が演じる男と女の切り替えも、前回より自然になって面白かったです。



亀治郎の動き、セリフはやはり素晴らしくこの劇に緩急をつけていました。



菊五郎は二役の性格をくっきりとだしていました。幕切れ、捨助が花道を引っ込む時、とても良い顔でした。



錦之助に「二代目!」と声が掛かっていました。初演の時より貫禄がついたのは流石です。



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