2008年4月24日木曜日

河村常雄の家元探訪 坂東三津五郎(5)

八代目三津五郎というおじいさんは、役者というよりむしろ学者。父は役者というより、職人でした。親方に教えてもらったことは絶対に曲げない。学者は研究して自分なりのものを発表するのが楽しみなわけですから、祖父と父は対照的でした。(<河村常雄の家元探訪>坂東 三津五郎(5) : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

シリーズ5です。祖父と父の違いを分析してるのが興味深いですね。九代目さんは踊りが上手くて大好きでした。そうですね、いつも確かな芸を見せてくれるという点でも、職人なのでしょう。当代はお父さんになかった「華」があり、魅力的な役者として、今、目が離せません。



2008年4月21日月曜日

平成19年度の国立劇場文楽賞及び文楽協会賞の受賞者発表

平成19年度の国立劇場文楽賞及び文楽協会賞の受賞者は、選考の結果次のように決定いたしました。



国立劇場文楽賞



  文楽大賞:桐竹勘十郎



  文楽優秀賞:吉田玉女



  文楽優秀賞:竹澤宗助



  文楽奨励賞:吉田幸助



  文楽奨励賞:豊竹睦大夫



  文楽特別賞:竹本住大夫



文楽協会賞



  大夫の部:豊竹睦大夫



  三味線の部:鶴澤清丈



  人形の部:吉田玉勢 (国立劇場文楽賞及び文楽協会賞 受賞者のお知らせ|日本芸術文化振興会)



平成19年度、1年を通して活躍された方に贈られるようです。皆様はこれからの文楽界を担っていかれる方ばかりです。



2008年4月17日木曜日

菊五郎の弁天小僧

立ち回りは菊五郎劇団の得意とするところ。ここでいつも使う、ゆったりした「ドンタッポ」の下座を、今回は替えてみるという。「途中でもっとテンポを上げたりして。芝居はやっぱり音ですから、音楽部があるというのはうちの劇団の強みですね。いろいろ遠慮なく(音を)替えることができますので」(東京新聞:<歌舞伎>5月『團菊祭』で弁天小僧役 尾上菊五郎 気負わずサラリ 華ある名ぜりふ:伝統芸能(TOKYO Web))

五人男の面々の豪華な顔ぶれ、中身の厚い舞台になるでしょう。立て師菊十郎の腕の見せどころ、楽しみです。



スタジオパークからこんにちは 4月22日(火)市川團十郎出演

スタジオパークからこんにちは 市川團十郎(NHK 番組表)



これもHPに出ていました。番組予約お忘れなく。



「團十郎の歌舞伎案内」発売

青山学院大学の特別講義、待望の書籍化! 熱烈な歌舞伎マニアを唸らせる蘊蓄もあれば、これから足を踏み入れようという初心者にもうってつけ。最強の歌舞伎入門書ここに誕生!(團十郎の歌舞伎案内 | 書籍 | PHP研究所)

成田屋さんのHPにご案内がありました。



青山学院大学の特別講義に参加したので、これは是非買いたいと思います。





松竹座7月 七月大歌舞伎の演目と配役

関西・歌舞伎を愛する会 第十七回七月大歌舞伎(歌舞伎美人 | 七月大歌舞伎の演目と配役)



「先代萩」では藤十郎の政岡に仁左衛門の八汐と仁木、という配役。



「黒手組」の助六では、菊五郎は着ぐるみのヤガモ今回もやるのかしら?相当暑いと言ってましたから、趣向を変えるかも知れませんね。



六月大歌舞伎 演目と配役

歌舞伎座百二十年六月大歌舞伎(歌舞伎美人 | 六月大歌舞伎の演目と配役)



「新薄雪物語」は久しぶりです。数年前の顔見世の時は粒揃いで良い舞台だったと記憶しています。今回も期待です。吉右衛門のいがみの権太も楽しみ。「生きている小平次」もめずらしい演し物、こういう芝居は高麗屋向きですね。



河村常雄の劇場見聞録~「風林火山」

もう一つは筆者だけ感じたことかもしれないが、二つの芸質が浮かび上がったこと。父や妻との確執に苦しみながら覇権を目指す若き武将の情熱を高らかに歌い上げる信玄(晴信)では伯父の猿之助に、声を落とし策をめぐらす勘助では父親の段四郎にそっくりなのだ。 猿之助と段四郎の双面。そこに、猿之助の颯爽明快なせりふと情熱があり、段四郎の歌舞伎味がある。亀治郎の可能性を一挙に開示した。これが最大の成功に思える。(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

テレビで1年演じた信玄と、もう一役勘助との二役を演じた亀治郎は、叔父と父の双面だと言っています。亀治郎の魅力はこの辺がカギでしょう。



亀治郎のインタビューも合わせてお読み下さい。



2008年4月10日木曜日

『日経ヘルス プルミエ』創刊号

『日経ヘルス プルミエ』(日経ヘルス プルミエ)



40代50代の女性を対照にした健康誌のようです。この中に[菊之倶楽部]と題して菊之助がゲストと対談するコーナーがあり、最初のお相手はなんと玉三郎さんです。





「閻魔と政頼」再演

今回の上演にあたりましては、脚本や振付に手が加えられております。前回は二畳台の上に鎮座ましましたままの閻魔様が、このたびは鷹狩りの音頭とりとて自ら陽気に踊るようになり、それにあわせて勢子役たる小鬼たちの振りも変わりました。またこの小鬼さん、名題下が演じていますから、後半でトンボも返るようになり、政頼の鷹狩りのくだりが大変派手に、にぎやかになったように見受けられます。(梅之芝居日記)

名古屋の様子を梅之さんがブログにかかれています。「閻魔と政頼」は昨年歌舞伎座で初演された播磨屋の作のものですが、今回は少々手が加わり一段と面白くなったようです。



『美の壺』「歌舞伎入門 役者編」「歌舞伎入門 舞台編」に三津五郎が出演

谷啓さんがナビゲーターをつとめる美術番組『美の壺』に「歌舞伎入門 役者編」「歌舞伎入門 舞台編」というテーマで二週にわたって三津五郎が出演いたします。(今月のスケジュール)



今晩です。お見逃しなく。



志ん朝初めてのDVD「落語研究会 古今亭志ん朝 全集 上」

流れるような語り口、劇的な人物・情景描写-。名人芸で観客を魅了した落語家、故古今亭志ん朝の初めてのDVD「落語研究会 古今亭志ん朝 全集 上」が三月、TBSから発売された。(東京新聞:<落語>志ん朝 初のDVD TBS発売 名人芸、待望の映像化:伝統芸能(TOKYO Web))

TBS主催の落語研究会は国立小劇場で行われていました。当時は志ん朝のほか、文楽、正蔵、円生、小さん、上方の松鶴など芸達者の面々が良い芸を聞かせていました。私は丸2年ほど通い、落語、人情噺、芝居噺、怪談と沢山聞いて居りました。なかでも志ん朝の廓噺は好きでした。明るくて楽しくて、ほろっとして上手かったですね。思えば歌舞伎の世話物と志ん朝が語る〝江戸〟にあこがれていたのです。



渡辺保の劇評2008年4月歌舞伎座

この弁慶は芝居がまことにわかりやすい。たとえば山伏問答など、かんで含めるようですみかるすみまでよくわかる。それが説明ではなく面白さになっているところが芸である。(2008年4月歌舞伎座)

仁左衛門久々の弁慶が話題を呼んでいます。十一代目團十郎のようにスマートな弁慶、格好良いですね。姿だけではなくハラがあるので面白いのでしょう。



永楽館柿落大歌舞伎~ 片岡愛之助

永楽館柿落大歌舞伎



日程…平成20年8月1日(金)初日~8月5日(火)千穐楽 



第一部(午前11時開演予定)・第二部(午後4時開演予定)  



出演…片岡愛之助ほか  



演目…三番叟ほか



チケット案内・観劇料(消費税込)・販売時期 6月上旬(予定)



◇松席(A席)/10,000円(予定) ◇竹席(B席)/8,000円(予定) ◇梅席(C席)/6,000円(予定)



お練…興行初日の前日(7/31)に出石城下町パレード (※地元出石藩夏祭りとタイアップしたイベント)(豊岡市|出石|永楽館|柿落公演)



全国に昔の芝居小屋が残っていますが、この出石の永楽館は日本最古だそうです。



四国の金丸座のように歌舞伎公演が定着して出石城下町が賑わうことを願います。



成田山奉納演舞 團十郎海老蔵親子の「連獅子 」

奉納演舞



Ο 午後6時~7時10分(予定)



Ο成田山 大本堂正面特設舞台(雨天時は光輪の間)



Ο「口上」 「連獅子 」 



Ο観劇料     無料・立見自由



(歌舞伎美人 | 團十郎・海老蔵が成田山奉祝参拝を行います)



立見自由 ということですので、大勢のファンがつめかけ、大混乱?になるでしょうね。



2008年4月4日金曜日

こんぴら歌舞伎舞台稽古

海老蔵さんは「今までにない若い座組(ざぐみ)。若さゆえの元気を見せられれば。桜の中、お客さまと一体になれる芝居を作りたい」と抱負を語った。  4日は金刀比羅宮への成功祈願や恒例の町内「お練り」行列などがある。(本番さながら迫真演技-こんぴら歌舞伎、5日開幕―四国新聞社)

今日はお練り、明日初日と、今年もこんぴら歌舞伎が始まります。



>お客さまと一体になれる芝居を作りたい<



との海老蔵さんの願いは叶えられること請け合いです。





日本橋三越本店にて團十郎のトークショー開催

平成20年4月8日(火)14:00~ 日本橋三越本店 本館1階中央ホールにて、團十郎のトークショーが開催されます。 入場無料ですので、皆様どうぞふるってご参加下さいませ。(成田屋 新着情報詳細)

成田屋さんのHPにご案内がありました。入場無料ですし、これは行かねば~



三津五郎の今月の役どころ 2008年4月

「将軍江戸を去る」  



徳川慶喜初役です。これまで数々の名舞台を見て参りました。なかでも寿海のおじ様、先代團十郎のおじさんの舞台が印象に残っています。(今月のスケジュール)

歴史に詳しい三津五郎さんですから、徳川慶喜のことも深く研究されてお役に挑むと思われます。



私もこの「将軍江戸を去る」 というと寿海さんの舞台が印象に残っています。もう高齢でいらしたので足が覚束なく、幕切れの江戸を去る感じがいっそう哀れに感じました。



2008年4月1日火曜日

河村常雄楽屋インタビュー ~芝雀さん

<聞>国立劇場の楽屋で芝雀にインタビューした。



――芝雀さんにとって「葛の葉」はどういう作品ですか。 



「父もその前の三代目雀右衛門もしばしば演じており、京屋の家にとって大切な演目のひとつです」(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))



前半に国立劇場3月の劇評、後半は芝雀さんにインタビューした内容です。



『女伊達』の所作立てに歌舞伎座賞が贈られる

『女伊達』の所作立ての成果に対しまして、立師・尾上菊十郎さん、ならびに<若い者>出演の名題下の皆さんに対しまして、《歌舞伎座賞》が贈られました! 『女伊達』終演後の3階大部屋にて、歌舞伎座支配人より賞の授与。仲間たちからの盛んな拍手の中、菊十郎さんに手渡されました。(梅之芝居日記)

梅之さんのブログにご報告がありました。今回の緋毛氈を使ったタテははじめてだなぁ、床几を四辺形にしたのも新しいなぁ、などと楽しく見ていました。菊十郎さんは立師ばかりでなく、お芝居も味のある演技で、舞台を引き締めています。



中村時蔵・中村芝雀 日本芸術院賞受賞

時蔵さんは近年の歌舞伎俳優としての優れた演技、芝雀さんは近年の歌舞伎女形としての優れた演技が認められての受賞となりました。(俳優ニュース)

お二方とも最近めきめき実力を上げてこられたように思います。今日の歌舞伎に欠くことのできない存在です。ご受賞おめでとうございます。



六月博多座大歌舞伎 演目と配役

六月博多座大歌舞伎(博多座)



5月の歌舞伎座に菊之助が出演していないので、6月には松緑と組んで楽しい狂言がいっぱいです。音羽屋の「髪結新三」は時季もよし、結構でしょう。



藤十郎は成田屋と共演したり、音羽屋と組んだり、上方と江戸歌舞伎の共存を実践しているようです。



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