2008年5月18日日曜日

近藤瑞男の劇評 2008年5月新橋演舞場

夜の部は「東海道四谷怪談」の通し。吉右衛門が冷酷無比な悪党伊右衛門を描線太く表す。色悪というより実悪の感覚で、随所に台詞の巧さも生き、吉右衛門ならではの役作り。対する福助も迫力ある演技。久しぶりに怖いお岩、恐ろしい「四谷怪談」である。蚊帳の中から聞こえるお岩の泣き声、うめき声が、場内を凍て付かせる。福助の積極的で過剰な演技が、この役では効果的に働いた。芝雀のお袖、段四郎の直助、染五郎の与茂七。26日まで。(近藤瑞男=共立女子大学教授・演劇評論家)(東京新聞:<評>新橋演舞場『四谷怪談』 迫真の福助に場内凍る:伝統芸能(TOKYO Web))

色悪というより実悪の伊右衛門というご意見です。福助の積極的で過剰な演技が効果的とおっしゃっています。



すでに見に行かれた方の感想を聞くと福助の後半の演技には問題あり?とか。私は来週見ますのでどう感じますか?大成駒のお岩様が忘れられませんね。