2008年5月22日木曜日

渡辺保の劇評 2008年5月歌舞伎座昼の部

七代目三津五郎死後、これだけの「喜撰」はなかった。  まず花道の振りからはじまって、一挙手一投足、一分の隙も無駄な動きもない。きちんと踊って軽く、しかも嫌味がない。(2008年5月歌舞伎座昼の部)

やっと出ました。海老蔵初役の知盛は、まだ課題はあるものの、大きさあり、ニンにあっているので、将来に期待できるでしょう。



三津五郎の「喜撰」は、5月14 日付けの記事(河村常雄の家元探訪ー坂東三津五郎(8))にもかきましたが、渡辺先生ご指摘の通り、<きちんと踊って軽く、しかも嫌味がない>絶品の踊りです。踊り手も楽しく踊っていますし、観客も楽しい、これが歌舞伎舞踊の真髄だと思います。