2008年6月29日日曜日

小玉祥子の劇評 歌舞伎座2008年6月

伊賀守(吉右衛門)の花道の出が鬼気迫り、幸四郎の兵衛とのやりとりに抑制された情感が漂う。兵衛の妻、梅の方の悲しみを芝翫が繊細に描き、3人笑いには、それぞれの思いが出た。富十郎の大膳、段四郎の団九郎に存在感があり、魁春の松ケ枝、福助の籬(まがき)、染五郎の妻平、芝雀の薄雪姫、錦之助の左衛門とそろう。(歌舞伎:六月大歌舞伎(歌舞伎座) 鬼気迫る吉右衛門の花道の出 - 毎日jp(毎日新聞))

三人笑い、皆さん絶賛です。特に芝翫の梅の方が出てくると「これぞ歌舞伎」と舞台が引き締まります。古風な女形としても貴重な存在です。