2008年7月15日火曜日

犬丸治 の「テアトロ」2008年3月号

團十郎の春



初春東京の歌舞伎は四座競演の盛況だが、やはり歌舞伎座夜の「助六」を観ると、「團十郎の春」の思いを強くする。療養復帰後初めての助六。「移り変わらで常磐木の」と客席に一礼する時、単なる愛嬌以上の思いがそこから伝わった。思えばこの五年、「助六」は嗣子海老蔵が席巻してきた。渋谷センター街の若者が、大股で闊歩するかのような新鮮な驚き。しかし、團十郎のオーソドックスな舞台に触れると、江戸のおおらかな稚気に改めて思いを致させてくれる。(2008年1月劇評「團十郎の春」犬丸治)

犬丸治さんの今年のお正月四座の劇評がアップされていましたので、ご紹介します。今年のお正月を振り返り懐かしく思いだしますが、たった半年前が随分昔のことのように思います。それは毎月次々と上演される舞台があまりにも多すぎるせいかも知れません。



團十郎の春というタイトルで書かれているのが、嬉しいやら、寂しいやら・・・



本当に、江戸のおおらかな稚気を感じさせてくれる唯一の役者さんですね。お元気になられたら是非又見せて頂きたいです。