2008年11月7日金曜日

河村常雄の劇評 2008年11月歌舞伎座

時蔵の八重桐がいい。祖父三代目の当たり役を継承すべく、三度目の挑戦。紙衣姿のやつしに無理がなく、全盛を誇った遊女時代の矜持もあり、何よりも滑らかなしゃべり芸が進歩のあとを伺わせる。大力となってからの、ぶっかえりを含めた大立ち回りも、女形の規を超えず、しかも鮮やか。爽快な気分になる。(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

入口左に三代目時蔵の遺影が飾ってあります。2階には縁の品などが展示してあります。今月は時蔵の月という認識が舞台でも感じられます。八重桐は時蔵が一番と言われるようになると思います。三代目、四代目、当代と引き継がれる大切なお役ですね。