2008年12月18日木曜日

上村以和於の今月の一押し 2008年12月

正統にいけば、今月は三津五郎の『娘道成寺』である。坂東流に伝わる、随所に見慣れたのと違うところがあって、それ自体が目新しい。衣裳が赤に始まり、最後にまた赤に戻って終るというのは、始めあり終りありという感じで、本来かくあるべきではないかと思われる。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)

やはり、今回の三津五郎の『娘道成寺』は面白い。昭和の名女形が確立した道成寺のあり方に、正攻法で挑戦した大和屋の勇気と才能に拍手したい。踊り手によっていろいろと解釈があるし、それぞれに良さがあると思います。実に新鮮で、生煮えの新作よりずっとよかったです。