2010年12月31日金曜日

3日NHKテレビBS2初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑」0:10~生中継

平成23年 初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」(NHK 番組表)
国立劇場の初日の生中継です。今年も菊五郎劇団の皆さんが楽しい舞台を見せてくれるでしょう。

2日NHKテレビこいつぁ春から~午後7:00~

こいつぁ春から~初芝居生中継(NHK 番組表)
毎年恒例の各座の初芝居の中継です。お正月気分になりますね。

2日NHKテレビ新春桧舞台2:00~

新春桧舞台「達陀(だったん)」ほか(NHK 番組表)
日生劇場12月公演より松緑・時蔵他の「達陀」があります。お見逃しないように。

NHKテレビ元旦新春檜舞台 2:00~

人間国宝や芸術院会員を中心とした邦楽界の第一人者の演奏、人気実力を兼ね備えた歌舞伎俳優の舞踊など、新年にふさわしい古典芸能の演目で初春を寿(ことほ)ぐ。▽舞踊「寿梅鉢萬歳」坂田藤十郎▽箏曲(生田流)「松の寿」米川文子、富山清琴▽義太夫「新版歌祭文」~野崎村の段~竹本住大夫▽長唄「松の翁」東音宮田哲男、杵屋五三郎▽舞踊「玉兎」花柳寿南海【司会】池上季実子、古谷敏郎アナウンサー(NHK 番組表)
花柳寿南海の「玉兎」は干支に因んだ舞踊ですね。最後までご覧頂きたいです。

本日NHKテレビ2:00~伊賀越道中双六

京都南座顔見世大歌舞伎「歌舞伎“伊賀越道中双六 沼津”」(NHK 番組表)
松島屋三兄弟の座談もあるようです。

2010年12月30日木曜日

菊之助の今月のことば 2010年12月

今回、通しで上演することで、『合邦庵室』に至るまでの玉手御前の行動や心の内をお見せすることができ、いかに恋が人を狂わせるかがよくご理解いただけるのではないでしょうか。
演じておりましても、場面、場面で腑に落ちることが多く、やはり時には通しでの上演も役者にとっても勉強する機会なのだと、ありがたい気持でいっぱいになります。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
観客の方も、たまに通しで見ると理解が深まります。菊之助の全力投球の演技、毎日毎日の研鑽の積み重ねが大きく花開くことに繋がるのだと思います。日生劇場の花道が短くなくて良かったです。玉手御前の花道の出が妖しいまでに美しく見ものだからです。

菊五郎の役者のことば 2010年12月

合邦道心は、私が俊徳丸や浅香姫を演じていた時の、八世三津五郎のおじさんや、十七世羽左衛門のおじさんの素晴らしい印象が強く残っております。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
初めてのおじいさん役でしたが、正にお辻の父親役ですから違和感はありませんでした。菊五郎は俊徳丸や浅香姫を演じ、玉手を演じ、そして合邦を手がける訳ですから、このお芝居の全てを分かって演じられるのでしょうね。私も八世三津五郎、十七世羽左衛門の合邦が目に残っています。

菊五郎お正月の復活狂言への意気込み

「顔見世狂言は役者の力で見せていたもの。あまり筋のつながりはない」とも。新たな趣向も取り入れ、AKB48の人気曲で長唄、三味線を披露する予定。菊五郎もCDを集めて猛勉強中。「お気に入りは、ゆうちゃん(大島優子)」という熱の入れようだ。(東京新聞:<歌舞伎>菊五郎196年ぶり「四天王御江戸鏑」 土蜘蛛の精に菊之助、AKB48の曲も:伝統芸能(TOKYO Web))
毎回趣向を凝らし楽しませてくれるが、今回はAKB48の人気曲が飛び出す!私も今から研究しないと一緒に笑えない!

三月歌舞伎公演 2011年3月国立劇場

通し狂言 絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|)
出演者は仁左衛門の名しか分かりませんが、どんなお芝居か楽しみです。

12月歌舞伎公演 国立劇場賞

12月歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」の千穐楽26日、表彰式が行われました。
受賞者は以下のとおりです。

○優秀賞
松本 錦吾
(斧九太夫の演技に対して)

○奨励賞
中村 亀鶴
(鷺坂伴内の演技に対して)(12月歌舞伎公演 国立劇場賞のお知らせ|日本芸術文化振興会)

坂東玉三郎特別舞踊公演 2011年4月 京都南座

坂東玉三郎特別舞踊公演
中村獅童出演(歌舞伎美人(かぶきびと) | 京都四條南座)
玉三郎・獅童コンビが続きますね。

第二十七回四国こんぴら歌舞伎大芝居 2011年4月 金丸座

第二十七回四国こんぴら歌舞伎大芝居(歌舞伎美人(かぶきびと) | その他の松竹主催公演)
今年は高麗屋親子と梅玉、芝雀です。

三月花形歌舞伎 2011年3月京都南座 演目と配役

三月花形歌舞伎
猿之助四十八撰の内ひとりたびごじゅうさんつぎ獨道中五十三驛
市川右近十五役早替勤め申し候(歌舞伎美人(かぶきびと) | 京都四條南座)

二月大歌舞伎 2011年2月 御園座 演目と配役

御園座
二月大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 御園座 二月大歌舞伎の演目と配役)
海老蔵休演で急遽変更になった座組がこの豪華さとは〝おそれいりや〟です。

坂東玉三郎 特別公演 2011年1月 ル テアトル銀座 演目と配役

ル テアトル銀座
坂東玉三郎 特別公演
中村獅童 出演(歌舞伎美人(かぶきびと) | ル テアトル銀座 坂東玉三郎特別公演の演目と配役)

2010年12月9日木曜日

渡辺保の劇評 2010年12月国立劇場

異本「忠臣蔵」(2010年12月国立劇場)
この企画は頂けません。「仮名手本忠臣蔵」というタイトルから変えるべきです。一番重要な大序、この物語の主人公とも言える勘平の五・六段目抜きの「仮名手本忠臣蔵」なんて考えられません。新しい解釈というより、抜いた部分の穴埋めだと思われます。個人的には歌舞伎の代表作であるこの狂言をもっと大事な宝物を扱うように大切に扱って欲しいと思います。

2010年12月6日月曜日

渡辺保の劇評 2010年12月日生劇場

舞台正面上に白木の破風を釣り、上下の脇舞台をやはり白木で囲った工夫で、いかにも歌舞伎らしい雰囲気が漂った。(2010年12月日生劇場)
この劇場で丸本物は合うかしらと心配していましたが、どうやらステキに工夫され良い雰囲気のようです。さて菊之助の玉手御前が上出来、勉強して自分の解釈で演じているということが何より素晴らしいです。これから観劇ですが楽しみです。
「達陀」は初演の時から見ていますが、群舞のところはだんだん早くなっていてヒートアップしています。お水取りは三月ですが、もう春の気分になりそうです。

NHKスタジオパークからこんにちは 12月10日坂東三津五郎出演

スタジオパークからこんにちは 坂東三津五郎(NHK 番組表)
襲名して10年が経ったそうです。今が旬の大和屋の楽しいお話が聞けそうです。

徹子の部屋 菊之助出演は7日(火)

12月7日(火) 出演
尾上 菊之助(おのえ きくのすけ)(徹子の部屋)
最初、6日出演となっていましたが、7日に変更になりました。お間違えのないように。

日生劇場「幕見席」導入

幕見席(二等席のみ対象)の切符は、すべて当日券として日生劇場松竹受付で販売致します。<現金でのお支払いとなります>(歌舞伎美人(かぶきびと) | 【日生歌舞伎「幕見席」購入方法】)
これはうれしい情報ですね。詳細をお読みになり是非ご利用下さい。

2010年12月2日木曜日

犬丸治の随談「海老蔵事件 考」

海老蔵は完治しても、しばらくはセリフが一言の四天王か、「申し上げます」の侍辺りで雑巾がけさせるのが筋だろう。あるいは、定後見(じょうごうけん)を復活して、幕溜りで黒衣姿で舞台を凝視させておけ。芸とはそれだけ厳しいものだ。 (2010年「随想・漫筆・余滴」    犬丸治)
毎日ワイドショーを騒がしている海老蔵事件。犬丸氏の見解です。
私は最初は何たること!良い加減に大人になれ!と呆れていました。しかし、今は海老蔵が可哀想でなりません。父團十郎は人間修行がたりない、と言っています。確かにそうです。礼儀、格式を重んじる伝統芸能の社会であまりにも自由すぎます。又舞台のほうでは、梨園の息子でも、いきなり主役はやりません。上記のように四天王とか、ご注進で一言とか、親先輩の舞台をさんざん見てから少しずつワキ役にまわり、殆どセリフが入った頃にようやくシンが務められます。普通はそれなりに中学、高校、大学と段階を経るのですが、海老蔵は一足飛びに社会人にさせられました。彼は熱心ですし、素晴らしい素質を持っていますから、いきなり大役をもらっても出来ます。それ故松竹は三十そこそこで座頭公演を企画して責を負わせます。外国公演も次々に手がけ、世界からも認められます。さぁそうなると自分を見失います。天狗になります。このままでは先に行かれません。人間修行も足りない、役者の初歩が抜けている、こんな小さい不安定な器に身の丈以上の大きなものを背負ったらよろけてしまい、転んでしまいます。今回の事件は正にそういうことだと思います。彼の才能は歌舞伎界にとっても大事な財産です。すぐに復帰せず、中学くらいから基本をきちっと身につけ、十年後二十年後に見事な花を咲かせてほしいです。ここまで追いやった側にも責任はあると思います。金銭的ダメージを第一に考える興行界では難しいことだとは思いますが・・・

11月歌舞伎公演 国立劇場賞発表

11月歌舞伎公演 国立劇場賞
○優秀賞 中村 東蔵 和藤内母渚の演技に対して


○奨励賞 中村 松江 韃靼国鎮護大将梅勒王の演技に対して


○特別賞 市川 新次 千里ヶ竹の虎の演技に対して
虎の演技に対して、市川新次が特別賞とはうれしいですね。













 

玉三郎の今月のコメント 2010年12月

お客様が入場する前の八千代座の客席に座って来年のことを考えるのが私の日課になっています。今年はなかなか来年の出し物が思いつかずに千秋楽の2,3日前に思いついたのですが、どのような物になりますか、これからゆっくり一年掛けて創作していきたいと思っております。(坂東玉三郎ページ)
11月の八千代座、香港のお話が中心です。八千代座の客席に座って来年の出し物を考えるとか、どんな構想が思い浮かんだのでしょう。楽しみですね。

2010年11月25日木曜日

菊之助、玉手御前に挑戦

「恋ゆえに毒を飲ませ、自分の血を飲ませて、俊徳丸の体の中で生き続ける強い情念を表すことが、今の私にできる玉手御前。この役ほど最初から最後まで能動的に動き続ける女形はあまりない。出だしからジェットコースターのように一気に行く芝居です」 (asahi.com(朝日新聞社):菊之助、玉手御前に挑戦 十二月大歌舞伎「摂州合邦辻」 - 歌舞伎 - 舞台)
NHKテレビに出演の時も、お役の性根のお話が出ていましたね。初演より2回目が怖い!さて来月の舞台が楽しみです。俊徳丸が梅枝、浅香姫が尾上右近のようです。私の予想は浅香姫が梅枝だと思っていましたが、この組み合わせも新鮮です。

二月花形歌舞伎 2011年2月ルテアトル銀座 演目と配役

2010年2月、亀治郎はル テアトル銀座「二月花形歌舞伎」に出演致します。(新着情報 |市川亀治郎#entry-1278)
亀治郎のHPにアップされていました。染五郎との共演で、昼の部「お染の七役」、夜の部「女殺油地獄」。2月は3000円のお席があるのでうれしいです。席数はかなり少ないと思いますが~

2010年11月21日日曜日

第27回浅草芸能大賞受賞者 團十郎受賞

第27回浅草芸能大賞受賞者(ACT-台東区芸術文化財団)
大分若い時の写真が載ってます!歌舞伎の普及に地方まで出向いたり、子供歌舞伎のご指導をなさったり、歌舞伎の良さ、面白さを多くの人に理解して頂こうと熱心に活動されています。この度の受賞は大変ふさわしい方に贈られたと思います。おめでとうございます。

富十郎休演のお知らせ

中村富十郎 体調不良の為、休演いたします。(歌舞伎美人(かぶきびと) | 【中村富十郎 休演のお詫びと配役変更のお知らせ】)
代役は坂東彦三郎。とても心配ですね。お正月にはお元気なお顔が見られると良いですね。

11月24日 NHKスタジオパークからこんにちは に菊之助出演

スタジオパークからこんにちは 尾上菊之助(NHK 番組表)
来月の日生劇場のお話が話題の中心だと思います。「坂の上の雲」に出演のお話も出るでしょう。

2010年11月16日火曜日

歌舞伎ミュージアムat南座

南座全館が美術館となり余すことなく歌舞伎の素晴しさ、猿之助歌舞伎の魅力を散りばめ、衣裳や小道具だけでなく舞台の裏側もお見せしたいと思っています。(歌舞伎美人(かぶきびと) | 猿之助歌舞伎の魅力のみどころ)
普通の歌舞伎公演とは違うようです。美術館として全て見られる趣向ですね。気候も良くなり京都へ行かれる方も多いと思います。その節は南座に立ち寄って歌舞伎の魅力にふれて下さい。

二月大歌舞伎 2011年2月大阪松竹座

片岡仁左衛門 昼夜の仇討二月大歌舞伎平成23年2月1日(火)~25日(金)(歌舞伎美人(かぶきびと) | 大阪松竹座)
仁左衛門 ファンにはたまらない企画ですね。昼夜通しで堪能できます。

澁谷に新ホール開館

東京に「渋谷区文化総合センター大和田」が開館する。伝統芸能などを上演する「伝承ホール」もあり、こけら落とし公演が27日に行われる。 (asahi.com(朝日新聞社):「伝承ホール」開館 東京・渋谷 -古典芸能 - 舞台)
桟敷席、花道の設備があるというステキな劇場がオープンされます。こけら落としは27日、染五郎、尾上青楓他の舞踊劇があります。
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/firm/owada/bunkahall_event.html
残念ながらチケットは完売のようです。

京都南座顔見世のまねき書き

まねき書きは3年前から、上方歌舞伎の大名跡・片岡仁左衛門家の墓所がある同寺で行われている。書家の川勝清歩さん(77)がつや出しのために清酒を混ぜた墨を筆に含ませ「坂田藤十郎」「片岡仁左衛門」「中村吉右衛門」「坂東玉三郎」など、東西の人気役者の名前を力強く書き上げた。 今年のまねき看板は計63枚。25日朝の「まねき上げ」で劇場前に掲げられ、京に年の瀬の訪れを告げる。(師走へ力強く 顔見世前に「まねき書き」 : 京都新聞)
松島屋の菩提寺妙伝寺で、このまねき書きが行われているそうです。お酒を混ぜると確かに艶が出そうですね。25日のまねき上げが待ち遠しいことでしょう。

2010年11月10日水曜日

第26回花道会歌舞伎セミナー ゲスト澤村田之助 聞き手鈴木治彦

第26回花道会歌舞伎セミナー
対談「紀伊国屋の芸」
       
日時 2010年11月21日(日) 17時半~

新着情報(歌舞伎美人(かぶきびと) | ゲストは澤村田之助さん。第26回花道会歌舞伎セミナーのお知らせ)
今回のゲストは田之助さんです。今月の按摩丈賀のお役のお話も出るかもしれません。

河内山と直侍の下座について

上州屋見世先の場
幕切れの河内山の引っ込みに「時雨しぐれに啼く鴫の~」
これは長唄「初時雨」で天保10年、十代目杵屋六左衛門の作曲です。「楢松の葉の落ち初めて、夕暮白き待乳やま、時雨しぐれに啼く鴫の声も氷るやひかた道~」
大口楼廻し部屋、三千歳の部屋の場
お馴染みの「吉原雀」が何カ所も唄われていました。
「女郎のまことと玉子の四角、あれば晦日に月が出る、しょんがいな」旧暦では十五夜は決まって15日ですから晦日に月は出ません。
河内山妾宅の場
いよいよお縄にかけられるという時に「楽の音共に東叡よりも風が降らする花もみじ~」
長唄「吾妻八景」文政12年、杵屋六三郎作曲。最後のくだりです。多分東叡という言葉が欲しかったのでしょう。

下座の長唄は実に芝居の状況や登場人物の心理を引き立ててくれます。耳を傾けて下さい。

河村常雄の劇評 2010年11月演舞場

菊五郎は花魁・三千歳を気病みにさせてしまう色男の片岡直次郎。取り手に追われながらも三千歳に雪道を愛に行く花道の出で見せる。古希に遠くないはずだが、若々しい男の色気が漂う。これが芸というものだろう。(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
幸四郎の河内山に菊五郎の直侍で魅せる昼の部です。三千歳ならずとも女を夢中にさせる男の色気が漂います。「忍逢春雪解」の清元延寿太夫の語りが良いです。ずっと志寿太夫の声が忘れられず、物足りなさを感じていましたが、今回は違いました。これから年齢的にも円熟の域に達すると思います。いつもと違ってとり目の金子市之丞が登場して、捕り手に追われる幕切れになります。「三千歳、もうこの世じぁ逢わねえぞー」のセリフはいつもの方が生きますね。ホントに何度見ても飽きないです!(夜の部は楽に観劇)

2010年11月7日日曜日

2011年2月名古屋御園座 出演者決定

市川團十郎、市川海老蔵、中村七之助がお贈する新春歌舞伎にご期待下さい。(公演スケジュール)

中村芝雀、紫綬褒章受賞の喜びを語る

中村芝雀が紫綬褒章を(歌舞伎美人(かぶきびと) | 中村芝雀が紫綬褒章を受章[_photo_])
父である名女形雀右衛門の舞台が見られないのは寂しいことですが、芝雀が着実に父の役柄を継承し手堅い女形に成長しているので、受賞されたのだと思います。個人的には時代物なら吉右衛門、世話物なら菊五郎の女房役が好きです。これからもますます芸に磨きをかけ、良い舞台を務めて頂きたいと思います。ご受賞おめでとうございます。

壽 初春大歌舞伎 2011年1月演舞場 演目と配役

壽 初春大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 壽 初春大歌舞伎の演目と配役)
初春は都内4座で競演!どこも面白そうです。演舞場は初春らしい狂言ですね。

渡辺保の劇評 2010年11月国立劇場

葵太夫慎治の竹本がしっかりして近来の出来であることも特筆に価する。 (2010年11月国立劇場)
近松の主題をしっかり受け止め、深い愛を表現できた藤十郎が際だって良いそうです。もう一人の主役東蔵との母子のやりとりが見所です。葵太夫さんこのところ好調ですね。(未見)

渡辺保の劇評 2010年11月演舞場

菊十郎の手先の黙阿弥調の濃さ、大蔵徳松の夫婦ともにこの幕開きわずか五六分でやっと黙阿弥物らしくなるから恐ろしい。(2010年11月新橋演舞場)
菊五郎の直侍に幸四郎の逆櫓が良いとの事。菊十郎の後継者は育っているか?世話物のワキは舞台の雰囲気を出すのに大変重要です。将来若手が直治郎を演じる時、三千歳の役者はいても、ワキを演ってくれる人が果たしているだろうか?この蕎麦屋の幕開き、お見逃しのないように。
(これから観劇の予定)

2010年11月3日水曜日

坂東玉三郎特別公演 2011年2月博多座

坂東玉三郎特別公演(博多座)
中村獅童と共演です。以前に相手役を務めた海老蔵の役を獅童が演じます。

三津五郎の今月の役どころ 2010年11月

◆「泥棒と若殿」  松平成信
3年前の5月に歌舞伎座で初演いたしました。その折松緑さんとの演し物、ということで私から提案し、歌舞伎として初めて上演した思い出の作品です。おかげさまでお客様にご好評をいただき、今回こうして再演できることになり、なにより嬉しく思っております。(今月のスケジュール)
山本周五郎の作品はかつて菊五郎劇団で取り上げられていました。「泥棒と若殿」は3年前に初演され好評でした。松緑は出てきただけで江戸者の感じがあり、流石と感心しました。この作品は笑いあり、しんみりするところもあり、二人の心が通う良いお芝居です。東京でも再演して頂きたいですね。
「身替座禅」は右京を初役でなさいます。松緑の大柄な奥方にタジタジ、目に浮かぶようです。

玉三郎今月のコメント 2010年11月

通い始めてから20年経ちますが『ああ、こんなに立派になったんだな…』しみじみ思います今日この頃です。益々この八千代座が発展し、そして私たちの後輩達が八千代座を愛し色々な催し物をして、繁栄させてくれることを祈っております。(坂東玉三郎ページ)
玉三郎にとっては我が子の成長をみるような感動があることでしょう。是非行きたいと思いながら未だに実現していません。不便な所故に良さがあるのだと思いますが、こちらからはなかなか行きにくい場所です。

2010年11月1日月曜日

来年5月明治座で花形歌舞伎

2011年5月3日(火)~5月27日(金)(予定)
明治座 花形歌舞伎(明治座 | 明治座公演一覧)
染五郎・勘太郎・七之助・亀治郎中心の若手による歌舞伎が明治座で開催されるようです。演舞場の次に歌舞伎小屋としてふさわしいと思います。以前はもっと歌舞伎の興行があったと思います。こけら落としには大概行っておりました。演目は決まっていませんが楽しみです。

歌舞伎座の起工式が行われた

2013年春に開場予定で建て替えられる歌舞伎座の起工式が28日、東京・東銀座の敷地内であった。(asahi.com(朝日新聞社):2013年春の開場へ起工式 新歌舞伎座 - 歌舞伎 - 舞台)
テレビのニュースでも見ましたが、いよいよ新しい歌舞伎座の工事がスタートします。今から待ち遠しいです。起工式の写真が見られます。

10月歌舞伎公演 国立劇場賞

10月歌舞伎公演 国立劇場賞(10月歌舞伎公演 国立劇場賞のお知らせ|日本芸術文化振興会)
歌六、歌昇、染五郎と梅丸が奨励賞に選ばれました。予想通りでした。おめでとうございます。

2010年10月28日木曜日

河村常雄の劇評 2010年10月 御園座

御園座の楽屋で尾上菊之助さんにインタビュー(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
よみうりカルチャーの講座が来年1月の国立劇場(18日)で開催されるようです。菊之助がゲストということで楽屋を訪問、今月のお役のこと、新作(復活)の再演のこと等興味深いお話です。

市川猿之助が文化功労者に選出された

市川猿之助が文化功労者に選出されました
 平成22年度の文化功労者が発表され、市川猿之助さんが文化功労者に選ばれることが決定しました。これを受けて猿之助さんから喜びのコメントが発表されました。(歌舞伎美人(かぶきびと) | 市川猿之助が文化功労者に選出されました)
うれしいニュースです。若くして祖父、父と続けて亡くし、歌舞伎界の中で孤立したにもかかわらず、積極的に新しい歌舞伎を作ることに一生懸命でした。時には周囲から批判されたり辛いこともあったと思います。しかし、彼の情熱に多くの文学者や作曲を担当する邦楽の方が賛同して、協力してくれました。そして多くのファンを魅了し新分野を確立していきました。突然の病で舞台復帰は無理になりましたが、演出家として現在は活躍されています。一門の役者ばかりではなく、次代を担う若い者にもご自分の芸を伝えています。文化功労者に選ばれたことを心よりお祝い申し上げます。

2010年10月27日水曜日

サヨナラ公演の「助六」29日放映

芸術劇場  歌舞伎「助六由縁江戸桜」
29日午後11:09~(NHK 番組表)
あの超豪華で現在の歌舞伎界総出の記念すべき「助六」が教育テレビ芸術劇場で放映されます。あの興奮が甦りますね。

菊之助「弁天小僧」を演じるに当たって

これまで五代目、六代目、祖父梅幸、父菊五郎が伝えてきた芝居を大切にするのは当然のことです。でも、自分なりの弁天小僧をほんの少しでも、付け加えなければいけません。それには、冒険も必要です。台詞回しも今まで通りではなく、可能性を追求してみる。照明も再検討してみる。松緑さんとの息の合わせかたも相談してみる。すべてを洗い直すことは難しいにしても、今、できるかぎりのことをやりたいと思いました。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
役者のことばが更新されていました。家の芸の重み、代々継承されたものに甘んじていてはいけない、若き菊之助は大いに悩み、試行錯誤をし自分なりの弁天を演じたいと日々研究しています。実にうれしいことです。何事も真摯に取り組む彼ですから父菊五郎とも違った弁天を見せてくれることでしょう。

鏑木清方作「野崎村」の記念切手

国立劇場所蔵の絵画、鏑木清方作「野崎村」が「国際文通週間切手」として、郵便事業株式会社より10月8日に発売されました。(鏑木清方作「野崎村」が記念切手として発売されました。|日本芸術文化振興会)
まだ購入可能でしょうか?郵便局に行ってきます。

2010年10月26日火曜日

菊五郎の直侍、菊之助の花子

『寮』で三千歳の長いくどきのときは『どうやって悲しませずにこの女と別れるか』と考えます。何度やっても飽きることのない、面白い役です」(東京新聞:<歌舞伎>菊五郎進化の『直侍』 新橋演舞場『顔見世大歌舞伎』:伝統芸能(TOKYO Web))
菊五郎初役の直治郎を歌舞伎座で見ました。確か三千歳は宗十郎だったと思います。通しですと河内山とのいきさつも分かりますし、花魁の働く様子も興味深く見られます。幕末の江戸が色濃く描かれたお芝居です。清元の名曲にのせて良い男と良い女の色模様、何度見ても飽きません。
夜の部では今まで菊五郎がやっていた花子を菊之助が初役で演じるようです。将来持ち役になるでしょうね。楽しみです。

「東京人 二世市川左團次」 早稲田キャンパス小野梓記念館 10月26日(火) 14:45~16:15

日時 2010年10月26日(火) 14:45~16:15 (14:15開場)

会場 早稲田キャンパス小野梓記念館(27号館)地下2階小野記念講堂
タイトル『二世 市川左團次展-生誕130年・没後70年によせて-』関連演劇講座
「東京人 二世市川左團次」

講師 :近藤富枝(作家)
聞き手:児玉竜一(早稲田大学教授)※近藤富枝氏の講演の後、対談を行います。(早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館 | イベント案内)
ご案内がぎりぎりになりましたが、お時間のある方は是非いらして下さい。

2010年10月24日日曜日

初春花形歌舞伎 2011年1月 ル テアトル銀座 演目と配役

ル テアトル銀座
初春花形歌舞伎
市川海老蔵 歌舞伎十八番 新歌舞伎十八番 相勤め申し候(歌舞伎美人(かぶきびと) | ル テアトル銀座 初春花形歌舞伎の演目と配役)
演舞場からル テアトル銀座へ、海老蔵の座頭公演が移ります。どんな小屋だか分かりませんが歌舞伎に向いていない外国の劇場で経験済みの彼のことですから、精一杯観客が楽しめる舞台を提供してくれることと思います。例年のように初春は国立を入れると四座で競演!

新春浅草歌舞伎 2011年1月浅草公会堂 演目と配役

新春浅草歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 新春浅草歌舞伎の演目と配役
いつものメンバーより少ない人数ですが、亀治郎・七之助・愛之助・亀鶴による初春らしいお芝居が期待です。私は亀治郎の「独楽」が大変楽しみです。猿之助の「独楽」は最高!大好きな踊りです。

渡辺保の劇評 2010年10月国立劇場

こういう慶喜を見たのは初めてだった。「将軍江戸を去る」の慶喜は名調子で人を酔わせ、感傷で人を泣かせる芝居ではないのかもしれない。それよりも時代の分岐点に立った人間の悲劇的な精神のドラマであり、一人の人間がどう悟りを開き、人生をどう生きるかのドラマである。それだからこそ何百年前の一人の人間の体験が私たちにも共有されるのである。(2010年10月国立劇場)
私が過去観た慶喜では寿海が一番印象に残っています。足下も覚束ない晩年の寿海でしたが、澄んだ声の名調子、江戸を去っていく悲劇の将軍という色が濃かったと思います。今月の吉右衛門の慶喜はもっと深い精神性のドラマを感じました。正に渡辺氏が書かれて居られる通りだと思いました。
勝小吉のほうは初日より1週間ほど経っているのにセリフがスムーズではありませんでした。故に芝居の運びもモタツキます。梅丸君の麟太郎のうまさで救われました。実に良い麟太郎でした。国立劇場賞は彼でしょう?

2010年10月9日土曜日

吉例顔見世大歌舞伎 2010年11月 新橋演舞場 演目と配役

吉例顔見世大歌舞伎(歌舞伎美人 | 新橋演舞場)
昨年までは若手の公演でしたが今年はこちらで顔見世興業です。久しぶりに「河内山と直侍」の通しです。黙阿弥の大江戸への郷愁たっぷりの名作、楽しみです。

仁左衛門の盛綱

「敵味方に分かれて戦っているが、盛綱は弟の高綱のことが心配でなりません。これまでの舞台では、偽首と分かって『弟、やりおった!』という心持ちで揚幕(あげまく)を見ていました。でも今回は、小四郎が腹を切った姿を見て、『あっ、そうか!』と計略に気づいて揚幕を見る方が私自身の心理の流れとして自然ではないかと思ったんです」(東京新聞:<歌舞伎>錦秋大歌舞伎 仁左衛門が『盛綱陣屋』:伝統芸能(TOKYO Web))
丸本物のお役に取り組む姿勢というか探求心というか?いつも感心します。そして、私たち観客も納得できる解釈で時代に合った型を目指しているように思います。首実検、よーく観て下さい。

渡辺保の劇評 2010年10月 新橋演舞場

福助のお園が大出来。前半もう少ししっとりした味がほしいと思うが、くどきは、今まで私が見たお園のなかでも有数の出来である。その理由は、だれでもとかく踊りになるか、あるいは日常的な動作になるか(座布団を片付けたり、行燈に油をそそいだりする動き)、どちらかに傾きがちになるところを、心持一つでもち切ったためである。きまってきまらず、きまらずにきまるそのほどのよさの上に、姿かたちがまことによく、味が出ているのが偉い(2010年10月新橋演舞場)
上方味たっぷりの「酒屋」を福助が演じるのはどうかなと全く期待していませんでした。それが意外に良かったので、福助の新たな発展に期待したいと思います。周りを上方勢で固めたので、舞台の雰囲気を作ってくれ演じ易かったのでしょう。しかし、このお話は私にはついていけません。いくら手紙に「夫婦は二世~」と書かれていても、子までなした女性と夫のことを思い、心中穏やかという訳にはいきません。お園はこの言葉をうれしく有り難く受け止めているのです。心情的に受け入れられないので、見終わった後もすっきりしません。
今月は七代目、八代目、九代目三津五郎の追善ということで、正面左手に遺影が飾ってあります。懐かしく対面させて頂きました。巳之助と二人で踊る「連獅子」を代々の大和屋は何より喜んで見ている事でしょう。

2010年9月9日木曜日

講演「東京人 二世市川左團次」 早稲田大学演劇博物館

日時 2010年10月26日(火) 14:45~16:15 (14:15開場)

会場 早稲田キャンパス小野梓記念館(27号館)地下2階小野記念講堂
タイトル 『二世 市川左團次展-生誕130年・没後70年によせて-』関連演劇講座
「東京人 二世市川左團次」

講師 :近藤富枝(作家)(早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館 | イベント案内)
新歌舞伎の発展に欠くことのできない名優です。近藤富枝さんの講演はどんなお話なのか楽しみです。

御園座顔見世のまねき上げ

「吉例顔見世(かおみせ) 千秋万歳 大々かのう」――東海地方の晩夏を彩る風物詩「まねき上げ」が26日午前、歌舞伎界の看板俳優で人間国宝の坂田藤十郎さんと尾上菊五郎さんも駆けつけ、名古屋市中区栄の御園座で華やかに行われた。 (asahi.com(朝日新聞社):看板役者、看板掲げ大入り祈願 御園座で「まねき上げ」 - 歌舞伎 - 舞台)
顔見世といえば東京が11月、京都が12月と寒い季節ですが、名古屋はまねき上げが猛暑の最中!という訳です。二人の人間国宝による手締めで大いに賑わったようです。写真有り。

国立劇場10月歌舞伎公演記者懇談会

8月27日、国立劇場10月歌舞伎公演『天保遊俠録』『将軍江戸を去る』の記者懇談会が行われました。出演の中村吉右衛門、中村東蔵、中村歌六、中村芝雀、中村歌昇、市川染五郎と演出の織田紘二が出席し、公演に向けての抱負を次のように語りました。 (10月歌舞伎公演『天保遊俠録』『将軍江戸を去る』記者懇談会|日本芸術文化振興会)
播磨屋一家を中心の真山青果幕末物二題が10月の国立劇場で上演されます。皆さんの抱負が写真入りで紹介されています。

渡辺保の劇評 2010年9月 新橋演舞場昼の部

この「沼津」の圧巻は小揚げの幕開き。上手の床几に歌江のはらみ女と桂三の夫、下手の床几に巡礼の寿鴻と芝喜松の女房、茶店の女房に吉之丞と、これだけの顔揃いの舞台は年代記ものである。(2010年9月新橋演舞場昼の部)
後半に観劇予定なので、この幕開きはしっかりと見たいと思います。

渡辺保の劇評 2010年9月新橋演舞場夜の部

体がきいた頃はスピードはあっても一つ一つはサラリとしていたが、体がきかぬ今日になってかえって一つ一つの振りが丁寧に生きているから恐ろしい。定九郎が仲蔵以前の定九郎になっていること、ことに「娘化粧すりゃ狐がのぞく」の狐の無気味な無表情の一瞬は大いに感心した。(2010年9月新橋演舞場夜の部)
歌舞伎座11月の顔見世で富十郎の「うかれ坊主」を見た時、松緑を超えたという感動を覚えました。今回はおそらく5年以上経っているのでどうかな?と思っていましたが、この踊りの魅力を存分に見せてくれました。浚わずに踊れるものでも、一つ一つ丁寧に粒立って見せるところが富十郎の真髄です。素晴らしいです。
芝翫の「鐘ヶ岬」は、私は渡辺氏とは違う印象を持ちました。もう機敏に衣装をつけて動くのが難しい年令で、地唄のスピートがちょうど良いのです。道成寺の下地がしっかりしているので振りもスムーズです。段切れの一瞬にみせる型のカッコイイこと、流石だと思いました。武原はんの地唄舞とは全く異質な歌舞伎役者の踊りです。
「引窓」は大好きな狂言で、特に9月にうってつけの演し物です。染五郎、松緑が意外と良くて、今後セリフが上手くなればもっと良くなると思います。終演が9時でそんなに遅くないのに3階席もかなり帰った人が目立ちました。

2010年8月26日木曜日

十二月大歌舞伎 2010年12月 日生劇場 演目と配役

日生劇場
十二月大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 日生劇場 十二月大歌舞伎の演目と配役)
歌舞伎座がない間、松竹はいろいろな小屋での上演を試みていますね。音羽屋の若手二人が中心という企画。今年5月大阪松竹座で菊之助初演の玉手御前が評判になって、東京で演って欲しいと思っていたのでうれしいです。菊五郎は合邦に回って、親子で演じることになります。肝心の俊徳丸と浅香姫が誰なのか分かりません。
群舞が圧巻な達陀をリサイタルに引き続き松緑が踊ります。師走の舞台を楽しませてくれます。

知恩院奉納歌舞伎 演目と配役

法然上人800年大遠忌 記念
総本山知恩院奉納歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 総本山知恩院奉納歌舞伎の演目と配役)
昨今有名寺院での奉納歌舞伎が多いですが、京都知恩院で法然上人800年大遠忌記念と銘打っての公演があります。十月国立に出演の團十郎、藤十郎が中心です。10月下旬ですと紅葉には早いですが京都の秋を楽しみながら知恩院に足を運ぶのも一興でしょう。

2010年8月21日土曜日

第37回 NHK古典芸能鑑賞会 日時、演目決定

 第37回 NHK古典芸能鑑賞会(第37回 NHK古典芸能鑑賞会:コンサート・舞台:NHKプロモーション)
開催日    10月28日
前売り開始  8月25日 10時~

2010年8月15日日曜日

寶山左衛門さん死去

寶山左衛門さん死去(asahi.com(朝日新聞社):寶山左衛門さん死去 88歳、長唄鳴物の人間国宝 - おくやみ・訃報)
囃子方のお家に生まれ、小鼓、太鼓から笛を専門に活躍されました。福原百之助から寶山左衛門を襲名され、長唄の演奏会では欠くことのできない存在でした。私は40年近く長唄の演奏会東音会で拝見しておりました。笛を持って構えた姿が実に神々しく聖のようでした。中でも三味線のメロディーに縫うように笛の音を聞かせた「時雨西行」は最高でした。ご自身の最後のリサイタルを紀尾井小ホールで聞きました。「助六」が素晴らしかったです。この時ご一門の方が皆成長され、自分のあとをしっかり託せると安堵されていらしたと思います。家元の座を孫の賢太郎君に譲られ、襲名披露の演奏会の最後にご挨拶をなさいました。この舞台が最後になってしまいました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。良い音色を聞かせて頂き有り難うございました。

長谷部浩の劇評 2010年8月第三部 新橋演舞場

清新にして陰惨、まことに上出来のお岩を見た。(東京新聞:<評>上出来の勘太郎お岩 新橋演舞場「東海道四谷怪談」:伝統芸能(TOKYO Web))
勘太郎のお岩が好評でず。こちらもご覧下さい。

2010年8月14日土曜日

渡辺保の劇評 2010年8月第三部 新橋演舞場

下手へ白湯を汲みに行ってから薬を飲む具合はしっかりおぼえていい。毒が体に廻ってくる具合はまだ未成熟であるが、この前半の丁寧な芝居、イヤ味がなく、しっかりした芸が第一である。(2010年8月新橋演舞場第三部)
勘太郎初役のお岩様が誠に良い出来です。歌右衛門のお岩様が脳裏に刻まれていて、誰が演じても「違う、違うこんな笑いを取るのではない。」と満足していませんでした。しかし、今回の勘太郎のお岩様は実に嫌みがなく、産後の若い美しい武家の女を演じていて良かったです。何というか顔容姿が涼しげで、見ていて暑気が飛んでいく!感じです。海老蔵の伊右衛門は色悪申し分なし、白献上に黒紋付きの着流しがこんなにステキな人はいません。しかし、セリフが良くないです。変に作らず素直に言えば良いのにと残念です。

渡辺保の劇評 2010年8月第二部 新橋演舞場

多賀之丞は障子の桟を指でさわって「これで掃除をしたのかい」といっていたが、この人は畳の上のゴミを拾っている。どうでもいいように思えるが、畳の上のゴミを見逃した若い衆はバカに見えるし、ゴミを拾うお今は年寄りじみている。(2010年8月新橋演舞場第二部)
このお芝居の面白いのは序幕の設定で、あの二階から下の様子、近所の気配がわかり、異常に切迫した空気、緊張感が伝わってくるのが重要です。これが乏しかったのは、残念ですが、橋之助は将来この役がはまり役になるだろうと言われています。多賀之丞、田之助と見ています。田之助も障子の桟を指でさわっていました。急に色気で迫るところなど、女の弱さ、悲しさが滲み出ていましたね。(第二部未見)

渡辺保の劇評 2010年8月第一部 新橋演舞場

まず竹本の「三芳野の山また山」という新しい詞章?のオキ浄瑠璃があって、「恋と忠義」は「恋と」が清元、「忠義」が竹本という不思議なかけ合いである。諸事変則の道行である。それでもいつもの通り静が花道から出て、いつもの振りがあって本舞台へ来る。なにしろ海老蔵が鳥居前の狐隈から白塗りへ変わるつなぎのために、静一人で万歳の件りをちょっと踊って忠信の出になる。 忠信が本舞台へ来て二人で万歳の後半を踊る。その最後の「蛤早き貝合わせ」で形だけは「女雛男雛」の二人がよりそったいつもの形になる。そのあといきなり戦物語に飛ぶという新版。外国人には短くていいだろうが、見慣れ聞き慣れたファンにはいつもの見どころが全てカットで物足りない。
(2010年8月新橋演舞場第一部)
私もいつもと違う詞章に疑問を感じ、清元のHPよりメールで問い合わせ致しました。すぐにお返事を頂きましたので、お伝えします。先ず「置き」を入れたことは、時間の調整の為のようです。「鳥居前」から幕にしないで「道行」へ変わるので、海老蔵の拵えをする時間が必要になります。それで静に時間をかせいでもらうという訳です。外国公演がこのように行われたのでしょうか?普通に休憩を入れていつもの「吉野山」を踊って欲しかったです。「万歳」を引用したのかは確かではありませんが、振付の方の作詞作曲だそうです。振付はどなたでしょうか?お分かりになる方がいらっしゃいましたらコメント御願い致します。

2010年8月7日土曜日

納涼歌舞伎、世代交代

もともと八月は、父の勘三郎や坂東三津五郎らが「納涼大歌舞伎」と銘打ち歌舞伎座を舞台に怪談狂言などを続けてきた。「歌舞伎座に代わり演舞場でも続けられるのはありがたい。父たちの納涼の魂を引き継いで、しっかりといい舞台を勤めなければ」と神妙に語る。(東京新聞:<歌舞伎>勘太郎“お岩”『夢に見た役』 『東海道四谷怪談』:伝統芸能(TOKYO Web))
世代交代!若手による熱い舞台が八月演舞場で恒例になりそうですね。初役のお岩様、同じく初役の海老蔵の伊右衛門、この夏の暑気払いに最高です。

2010年8月5日木曜日

「挑む」第2回公演決定

昨年、尾上松也を中心とする若手の会がありました。今年の秋、2回目を行うことになりました。自主的に研磨の場を作り、挑戦していく。頼もしい限りです。皆さんも応援して上げましょう。
http://onoe.ma28.net/modules/news/

国立劇場初春歌舞伎 2011年1月 演目と出演者

初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑」(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|)
源頼光と四天王が活躍するように思います。舞台は京の都みたいですが、タイトルに御江戸?とあるのは何故かしら?復活狂言ですから、見たことのないお芝居、さてどんな展開なのか楽しみですね。

国立劇場2010年12月 演目と出演者

12月歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|)
大序なし、勘平切腹なし、かなり変則ですし、何で中途半端な「仮名手本忠臣蔵」をやるのか理解出来ません。

橋之助の「暗闇の丑松」

「子どものころから父の晩酌の相手をしながら、『六代目(菊五郎)のおじさんの丑松は本当にすばらしかった』と何度も聞かされました。戦争のころはお上からのお達しで、殺人犯の丑松は必ず捕まらなければならない演出だったそうです。花道で捕手に押し戻されて御用となる六代目の目が悔しさでキラキラ輝いていたと父は言います。父の中にも、自分の父(五代目福助)がやれなかった作品という思いがあるのではないか」と橋之助。(東京新聞:<歌舞伎>初演目前で死去 祖父の無念胸に『暗闇~』 中村橋之助が初役で丑松:伝統芸能(TOKYO Web))
このお芝居も演出を変えてやらなければ出来なかったのですね。私は二代目松緑の丑松が好きでした。菊十郎が三助の役を生き生きと演じていて評判になりました。勿論辰之助と菊五郎のも見ています。橋之助が魅入られたように辰之助の丑松は男の憂い、一途な気持ち、内面の苦しさなどを表現して、素晴らしかったです。

第十六回稚魚の会・歌舞伎会合同公演

年一回、大役を勤める「第十六回稚魚の会・歌舞伎会合同公演」が来月二十日から二十三日まで、東京・国立小劇場で行われる。今年の演目は「仮名手本忠臣蔵」の五、六、八段目。主役はいずれも梨園(りえん)の名家とは無縁の、同劇場歌舞伎俳優新人研修を終えるなどしてたたき上げてきた面々だ。(東京新聞:<歌舞伎>下積みの若手ら『仮名手本忠臣蔵』 お軽、勘平役の4役者に聞く:伝統芸能(TOKYO Web))
歌舞伎の家に生まれた人は、子供の頃からいろんな刺激を受け、お稽古事も習い、下地がある訳ですが、彼等は大きくなって研修を受け努力して舞台に出ます。日頃は腰元や通行人などセリフもあまりないお役を務めていますが、この会の時は大役に挑戦することが出来ます。どんなに大変でも主役を演じるのはうれしいことです。彼等の晴れ舞台を是非見に行って頂きたいです。

錦秋十月大歌舞伎 2010年10月新橋演舞場 演目と配役

錦秋十月大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 錦秋十月大歌舞伎の演目と配役)
七世八世九世三津五郎の追善として、昼の部は「連獅子」、夜の部は「どんつく」が入ります。巳之助と親子で「連獅子」が踊れる幸せを当代三津五郎は噛みしめていることでしょう。「どんつく」はみんなで賑やかに楽しい舞踊です。世話物あり丸本物あり、上方物ありと盛沢山な演目ですね。

プロフェッショナル 8月19日 市川海老蔵

最も熱い役者海老蔵の特集です。あの舞台を務めるには並大抵の努力や精進ではできません。私生活も落ち着き100パーセント芸に専念できる今の海老蔵を知ることが出来る番組だと思います。
http://www.nhk.or.jp/professional/

2010年7月12日月曜日

壱太郎・隼人の「歌舞伎のみかた」

中村壱太郎・中村隼人の連日の活躍がNHK「こんにちはいっと6けん」(総合1ch)で紹介されます。放送予定は7月13日(火)午前11時5分~11時54分。ぜひ、ご覧下さい。 (大好評 壱太郎・隼人の「歌舞伎のみかた」!|日本芸術文化振興会)
フレッシュコンビの解説が高校生に受けているそうです。明日のお昼前、NHK「こんにちはいっと6けん」で紹介されます。

大阪新歌舞伎座開場迫る

大阪・上本町に芝居のにぎわい再び 新歌舞伎座で内覧会(asahi.com(朝日新聞社):大阪・上本町に芝居のにぎわい再び 新歌舞伎座で内覧会 - 歌舞伎 - 舞台)
内覧会には笑也、右近が参加、9月のこけら落としに向けて抱負を語っています。年に2度ほど歌舞伎公演を予定しているとか、松竹座と合わせると大阪公演は年に4~5回ということになるのでしょうか。

2010年7月10日土曜日

成田山海老蔵夫妻結婚報告の動画

海老蔵夫妻が結婚報告!成田山新勝寺で(海老蔵夫妻が結婚報告!成田山新勝寺で(芸能会見)ニッカン動画 : nikkansports.com)
結構たっぷりと動画が見られます。

渡辺保の劇評 2010年7月演舞場

いくら冷房が効いていても、大暑中の大時代な御殿物。いささかもたれる。
 (2010年7月新橋演舞場)
吉右衛門の又平の素晴らしい演技を詳細に書いています。良かったと思ってもなかなかあそこまで分析できません。改めて読むと納得します。
大幹部が超奮闘!私は体力的に少し心配になります。冷房が効いていても観客だってもう少し軽いお芝居、季節感を感じる演し物を見たいです。夏芝居という言葉があるくらいですし、若手の勉強会ではないのですから、演目を考えたほうが良いと思います。「名月八幡祭」は及第ですね。

長谷部浩の劇評 2010年7月演舞場

もとより、歌舞伎に大粒の涙を流す芝居はない。汗である。汗であっても、涙に見える。吉右衛門、芝雀の芝居は、それほどの緊迫感を持っていた。なにごともうまく行かぬ人生の無念。苦しむ夫と一体になった女房の情愛が、胸を打つ。渾身(こんしん)の一幕であった。(東京新聞:<評>新橋演舞場「7月大歌舞伎」 渾身の吉右衛門、芝雀:伝統芸能(TOKYO Web))
何度も何度も見る演目ですが、演者により、又同じ役者でも女房役によっても出来が変わる、それが歌舞伎の面白いところです。吉右衛門・芝雀のコンビは最強だと思います。

播磨屋うれしいニュース

「又五郎のおじさんが亡くなって、播磨屋(の幹部役者)は私ひとりぼっちになってしまった。寂しかった」(東京新聞:<歌舞伎>吉右衛門、芸継承に“百万の味方” 歌六、歌昇が復帰 『播磨屋』:伝統芸能(TOKYO Web))
秀山祭と名付けても、播磨屋!と掛かる役者が一人ではお気の毒。本当に吉右衛門にとっても、歌舞伎ファンにとってもうれしいことです。

2010年7月9日金曜日

河村常雄の劇評 2010年7月演舞場

團十郎が市川宗家のお家芸である権五郎を確かな骨格で演じ、爽やかかつパワフル。花道でどっかり構えた姿はほほえましくも温かく、江戸のスーパーヒーローここにあり(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
團十郎の芸風と歌舞伎十八番のおおらかさが、正に共鳴して舞台一杯に江戸の風が吹いているようです。体力的に心配しておりましたがまだまだ若い!團十郎復活ですね。

日光東照宮奉納歌舞伎 亀治郎・右近の「連獅子」

◇「市川亀治郎東照宮奉納歌舞伎 概要」◇
公演名:楽天世界遺産劇場 第14回-日光の社寺-
「市川亀治郎 東照宮奉納歌舞伎」(新着情報 |市川亀治郎#entry-1161)
日光ケッコー!亀治郎のトークもあります。7時からだと、お泊まりになりますね。

名古屋御園座顔見世 2010年10月 演目と配役

公演予定 第四十六回吉例顔見世 主な配役
昼の部に、今年のお正月国立劇場で復活された狂言がご当地で上演されます。
夜の部、藤十郎の政岡に松緑が仁木を演じます。これは興味がわきます。弁天小僧は菊之助が演じます。さよなら公演で、父と同じ舞台にのり大分勉強になったことと思います。その成果は?楽しみです。

秀山祭九月大歌舞伎  2010年9月新橋演舞場

秀山祭九月大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 秀山祭九月大歌舞伎の演目と配役)
秀山と銘打ったわりには吉右衛門の演目が少ないです。

2010年7月8日木曜日

扇珠会

本日国立小劇場で開催された藤間禾寿之主催の踊りの会に行って参りました。禾寿之さんの娘の晶禾黎さんと市川新十郎さんご夫妻の長女禾菩黎さんの名披露目がありました。「連獅子」の親獅子を新十郎さん、仔獅子を中学二年生のお嬢ちゃんで踊りました。とても良かったです。お嬢ちゃんはお父さんがロンドン、ローマから帰ってくるのを待って合わせたそうです。お名取りにはちょっと早い年令ですが、しっかりと踊っていて将来楽しみです。弟の颯大君は間狂言の「胡蝶」を踊りました。新十郎さんには「成田屋!」と盛んに掛かっていました。

2010年7月7日水曜日

国立大劇場右手にエレベーター新設

国立劇場ではこの度、大劇場ロビー右手側に新たにエレベーターを一台設置いたしました。(大劇場エレベーター設置のお知らせ|日本芸術文化振興会)
今までは左手の一台でした。右手にもあるとお席が上手側の人には便利です。しかし、写真をみると仮設?みたいにみえますね。

三津五郎の今月の役どころ 2010年7月

この舞踊ではじめてプログラムに馬の脚の役者の名前が載ったという作品ですから、馬の役者の演技と技術が大きな見所です。その分苦労は並大抵ではなく、ひと幕終わったあとの二人はフルマラソンを走った後のように疲労困憊です。その馬も、復活第一回の時が「三津右衛門・八一」その後「三津右衛門・大和」に変わり、一昨年の日生劇場の時から「大和・八大」と若返りました。二人にとっては通常の大歌舞伎デビューとなります。ぜひ応援してあげて下さい。(今月のスケジュール)
今月の三役について書かれています。「馬盗人」は実に面白い舞踊劇です。テープを聞いて振りを考えたとは驚きです。三津五郎の振付の才能も素晴らしいです。そして、馬の脚にも是非注目して下さい。

菊五郎・菊之助 役者のことば 2010年7月

巡業ですと楽屋は4~5人一緒の部屋です。移動の時間も含め、。自然に昔の芝居の話や芸談を聞かせていただく貴重な時間が出来るのも、巡業ならではの楽しみです。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
音羽屋親子は今月は巡業です。いつもの劇場とは違い大変でしょうが、貴重なお話を聞いたり、ご当地の美味しいものを頂いたり、楽しみもいっぱいのようですね。暑い折柄呉々もお身体お大切になさってお過ごし下さい。

2010年6月25日金曜日

八月花形歌舞伎 新橋演舞場2010年8月 演目と配役

八月花形歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 新橋演舞場)
若手による三部制、一部が海老蔵、二部が福助橋之助兄弟、三部は勘太郎海老蔵という構成です。歌舞伎座で恒例だった納涼歌舞伎より年令が若くなりました。注目は三部の「四谷怪談」ですね。期待のコンビです。

2010年6月10日木曜日

第23回伝統芸能サロン 明治の歌舞伎‐歌舞伎の近代化

第23回伝統芸能サロン 明治の歌舞伎‐歌舞伎の近代化

講師  古井戸 秀夫氏(歌舞伎研究家)(第23回伝統芸能サロン 明治の歌舞伎‐歌舞伎の近代化|日本芸術文化振興会)
日時  7月17日(土) 14:00~
今日の歌舞伎の土台を作った明治の歌舞伎についてのレクチャーでず。これは見逃せません。劇聖の話、新たな作家による新歌舞伎の誕生などの話が中心でしょうか。

2010年6月9日水曜日

渡辺保の劇評 2010年6月国立劇場

ただ惜しいのは絶間姫の体をさわっていってついにたまらなくなるところの欲望に、強さ、激しさが欠けている。ここがドラマのポイントだけに惜しい。したがって「堕落した」も生きないのである。そこで人格が変らないからもう一つ劇的な盛り上がりを欠くのが残念。いい鳴神だけに惜しい。 (2010年6月国立劇場)
愛之助は松竹座で海老蔵の代役で鳴神を演じています。急な怪我で海老蔵が休演となり、ホテルの部屋で一晩教わっただけで舞台に出たと聞きました。この時の評判も良かったようです。渡辺氏が指摘している点ですが、客席の年令のことを考え思い切り欲望をむきだしにするのが躊躇されているのではないでしょうか。そんなことは考えず堂々と演じる役者もいましょうが、愛之助はブレーキがかかってしまうのでは?一度本興業で見てみたいです。

菊五郎・菊之助「今月のみどころ」 2010年7月

「桧垣」が出ますので、お京が狂言師となって大蔵卿の御前で舞を舞う場面も、菊之助にとっては見せどころです。(「今月のみどころ」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
今月はお休みで、来月のお役について書かれています。「棒しばり」では松緑とイキの合った踊りが楽しめます。「桧垣」で女形の舞が見られるのはうれしいですね。

2010年6月3日木曜日

薬師寺奉納大歌舞伎 中村勘三郎「船弁慶」

平城遷都1300年祭
中村勘三郎「船弁慶」世界遺産薬師寺奉納大歌舞伎(株式会社ファーンウッド/中村勘三郎 中村勘太郎 中村七之助 の公式ホームページ)
6月5日チケット発売
平城遷都1300年祭で奈良の都はいろいろなイベントがあります。仏像や社殿を訪ねながら、中村屋の「船弁慶」を鑑賞なんていうのも結構ですね。

勘三郎、芸術金賞受賞 

芸術分野で国際的に貢献した人物を顕彰している米ワシントンの文化施設「ジョン・F・ケネディ・センター」は、今年の芸術金賞に安藤忠雄氏(68)ら日本の4人を選出したと発表した。受賞者はほかに、バイオリニストの五嶋みどりさん(38)、歌舞伎役者の中村勘三郎さん(55)、演出家の・蜷川幸雄さん(74)。(ジョン・F・ケネディ・センターの芸術金賞 安藤忠雄氏ら日本の4人選出 - MSN産経ニュース)
勘三郎は先日のテレビ出演の時、メダルを持参うれしそうでした。勘三郎はアメリカ公演が認められたと喜んでいました。いまや歌舞伎俳優も国際的に!

上村以和於の劇評 2010年5月大阪松竹座

松竹座を見てきた。團菊祭と言い条、その実菊之助奮闘公演の趣きでもある。玉手はよかった。始めの出から母親に訴えかけるところなどを見ていると、アア、玉手というのは本当はこんなに若いのだ、ということを、まざまざと実感させられる。(略)それで、濡衣になると、黒の 衣裳がよく似合って、役の位にきちんとはまっている。端倪すべからざるものを感じさせる。『髪結新三』では勝奴をやる。これがまた、新三との距離間のいい、小気の利いた若い衆になっている。こういうバランス感覚を、どこで身につけたのだろう? あるいは父譲りであるのかもしれないが、父のこのぐらいの年齢のときよりも、中身がよく詰まっている。つまりこれらの役々が、どれもいかにも実感があるのは、中身のつまり具合が、それぞれの役に応じて程がいいからだ。玉手はかっちり詰まっている。勝奴は少しゆとりを持たせている。團菊祭のなかでひとり花形歌舞伎をやっているようなものだが、それが、存在感を示しながら、決して妙に突出したり浮き上がったりしない。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)
菊之助初役の玉手を見なかったのが悔やまれます。祖父梅幸が国立で通しで演じた時の思いを重ねてしまいます。しかし、彼はこの時の祖父より20才ちかく若い。それでこの評価はすごいです。
菊之助の評価を上村氏は言い当てていると思います。よく、先輩方が行儀の良い役者になれ、と言いますが、それぞれのお役の分をわきまえているという意味だと思います。正に菊之助は存在感を示しながら、決して妙に突出したり浮き上がったりしない 

玉三郎の今月のコメント 2010年6月

獅童さんは私よりも一世代後輩になります。更に一世代後輩の隼人さんとも共演させていただきます。私も二世代ほど上の大先輩の方々に抜擢をしていただきまして、今の経験を積ませていただきました。今更ながら抜擢をして下さいました先輩方をありがたく思い、そのご恩として後輩に渡して行かなければと思う次第でございます。(坂東玉三郎ページ)
南座の舞踊公演へのコメントを書かれています。後輩を育てるということは大変なことだと思います。お稽古を指導するより、共演したほうが数倍の効果があるでしょう。

2010年5月24日月曜日

第638回三越名人会 芝居の楽しみ~歌舞伎舞踊と音楽~

第638回三越名人会
「芝居の楽しみ~歌舞伎舞踊と音楽~」(三越劇場|株式会社三越)
歌舞伎でお馴染みの杵屋巳太郎が出演し、「白浪五人男」勢揃いの場の花道の出「白浪の~」の黒御簾音楽を演奏します。その他「蜘蛛拍子舞」の素演奏も楽しみです。

長谷部浩の劇評 2010年5月国立大劇場

七代目嵐芳三郎襲名披露の口上にはじまり、黙阿弥の「切られお富」を通す。元治元(一八六四)年、瀬川如皐の「切られ与三」を、三代目澤村田之助のために、お富を主人公として書き換えた趣向第一の狂言である。先代国太郎の当(あた)り役として前進座が上演を重ねてきた。テキストもよく整理されて、テンポよく運ぶ。(東京新聞:<評>前進座公演「切られお富」 矢之輔に悪の色気:伝統芸能(TOKYO Web))
前進座公演はいつも面白い演目が取り上げられ、ちょっと違ったテイストが注目されます。歌舞伎では宗十郎の切られお富が思い出されます。

国立大劇場 10月~の予定

10月公演は発表になりましたが、その後の予定出演者が分かりましたのでお知らせします。
11月    坂田藤十郎・市川團十郎
12月    松本幸四郎・市川染五郎
1月     尾上菊五郎・尾上菊之助

大体去年と同じメンバーですね。10月と12月が入れ替わった感じです。お正月は恒例になった菊五郎劇団の公演です。

芸の真髄シリーズ第四回 清元 ~清き流れひと元に

芸の真髄シリーズ第四回 清元 ~清き流れひと元に~http://www.kiyomoto.org/f_performance.htm
清元は延寿太夫の高輪派と梅吉の梅派とあって、それぞれに活躍していました。両派が一緒に演奏することはありませんでした。延寿太夫は歌舞伎に出ているのでいつも聞けますが、梅派の演奏は演奏会、踊りの地方で聞くという感じでした。 ~清き流れひと元に~と銘打って今回両派が共演することになりました。これは素晴らしいことです。仁左衛門が「お祭り」を踊って華を添えます。

九月大歌舞伎 2010年9月京都南座

九月大歌舞伎
通し狂言 義経千本桜
市川海老蔵 忠信・知盛・権太三役相勤め申し候
平成22年9月2日(木)~27日(月)
昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時15分~
忠信篇 午前11時~
(3、7、10、14、17、21、24日のみ) (歌舞伎美人(かぶきびと) | 京都四條南座)
これはすごい企画です。通常なら2ヶ月かかるところを忠信篇を間に入れて通しで行うという訳です。そしてこの三役を海老蔵の年で演じるというのは驚きです。彼はこれをやりたくて着々と忠信・権太・知盛を手がけていたんですね。玉三郎の静以外配役が分かりませんが、楽しみですね。

七月大歌舞伎  2010年7月新橋演舞場 演目と配役

七月大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 七月大歌舞伎の演目と配役)
夏の興業にしてはかなりの顔ぶれです。それにしても團十郎の「暫」はあの衣装を着て大変なのではと心配になります。歌舞伎十八番の狂言を今演じたいというご自身の希望でしょうか。「縮屋新助」は夏らしい出し物です。美代吉を雀右衛門、玉三郎から福助へと、真価が問われるお役です。

2010年5月16日日曜日

邦楽へのいざないPart4 音曲の司 義太夫節の魅力

邦楽へのいざないPart4 音曲の司 義太夫節の魅力(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|)
解説、演奏、対談と義太夫節の魅力がよく分かる企画です。お馴染みの「四の切」です。この機会にいかれることをお奨めします。

第16回稚魚の会・歌舞伎会合同公演 2010年8月国立小劇場

第16回稚魚の会・歌舞伎会合同公演(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|)
今回は「仮名手本忠臣蔵」五段目、六段目、八段目です。配役は梅之さんがアップしていらっしゃいました。以下の通りです。

           A班        B班

早野  勘平    尾上 辰 巳  市川 左字郎

女房  お軽    中村 京 珠  坂東 玉 朗

母  おかや    中村 梅 之  中村 蝶 紫

一文字屋お才    尾上 みどり  澤村 伊 助

判人  源六    中村 吉 六  坂東 翔 次

斧  定九郎    松本 錦二郎  中村 東志二郎

千崎 弥五郎    中村 吉二郎  澤村 國 矢

不破数右衛門    中村 蝶八郎  中村 蝶一郎


八段目 道 行 旅 路 の 嫁 入

           A班        B班


本蔵妻戸無瀬   市川 喜 昇  中村 春之助


娘   小浪    中村 京 由  中村 春 希


奴   可内    中村 吉二郎  松本 錦二郎

長谷部浩の劇評 2010年5月新橋演舞場

海老蔵は、「出端(では)」から男伊達(だて)を体現する。「名乗り」も爽快(そうかい)。襲名時の不良性を抑えて、品格が備わってきた。團十郎家の助六へと成熟を重ねている。(東京新聞:<評>品格出てきた海老蔵 新橋演舞場「五月花形歌舞伎」:伝統芸能(TOKYO Web))
襲名時よりセリフが上達し、水入りも魅力を発揮し、大成功です。共演者や脇役に至るまで、次代を担う芸達者が揃い、五月の風のように爽やかな舞台です。
丸本物は回を重ねていくうちに、出来てくると思いますが、世話物は理屈ではどうにもならないだけに難しいですね。しかし、世話物の舞台から江戸の風が吹かなくなったら、江戸歌舞伎はおしまいです。下座音楽、大道具、小道具、衣装、鬘、すべてが一体となって舞台を作らなくてはなりません。何とか引き継いで頂きたいと思います。

2010年5月10日月曜日

菊之助、役者のことば 2010年5月

『髪結新三』の勝奴は、自分から父に、やらせていただきたいと願い、実現した役です。女方を中心に勉強してきましたが、いずれはと思ってきました。菊五郎の家に生まれた以上、父の当たり役を継承していくことも、大切な仕事だと思っています。いつか新三をつとめるためには、父の背中を見ながら、江戸の粋をつぶさに体験しておきたいと思いましたので、あえて、「やらせてほしい」と願いました。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
菊之助さんからお願いし、実現したようです。お熊や忠七なら分かりますが、勝奴はちょっとイメージが違うように思いますが、いずれ音羽屋の家のものを演じていくには通らなければいけない道です。玉手御前は大役でもニンですね。どのお役も将来が楽しみです。

菊五郎、役者のことば 2010年5月

「團菊祭」ですので、松竹座に五代目菊五郎、九代目団十郎の胸像を歌舞伎座より移して頂きました。この二人が明治天皇の御前で展覧歌舞伎として「勧進帳」を演じた事により歌舞伎の地位が向上し、今の歌舞伎がございます。ずっと歌舞伎座にございましたので、大阪の皆様には初お目見えでございます。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
お役のこと、菊五郎の名跡の重さなどについて書かれています。先ほどご紹介しました胸像の件はこういう次第のようです。

長谷部浩の劇評 2010年5月大阪松竹座

役者と役者がぶつかりあうとき歌舞伎の高揚感が生まれる。大阪で初めての團菊祭は、團十郎と菊五郎が、家の芸で地力を示し、充実の公演となった。

菊之助、三本の初役のなかでも、「摂州合邦辻」の玉手御前は、若く美しく哀愁に満ちて、祖父梅幸以来の芸を継承する。(東京新聞:<評>大阪松竹座「團菊祭」 家の芸で地力示す:伝統芸能(TOKYO Web))
毎年必ず見ていた團菊祭が今年はみられず、寂しいかぎりです。さて大阪での評判が気になるところですが、團十郎と菊五郎が、家の芸で地力を示し充実の舞台とのことです。菊之助初役の玉手御前も好評です。

渡辺保の劇評 2010年5月新橋演舞場

いよいよ首実検。例の刀を抜く団十郎型だが、これも工夫がある。「眼力光らす」で袖をひろげてちょっと目をむく。ここの目がよく動いている。いざ刀を抜いての大見得とともに、この目玉の動かせ方がうまい。(2010年5月新橋演舞場昼の部)
団十郎型はまだ見慣れなていませんが、かなり印象に残る演出だと思いました。数年前から海老蔵の松王丸の衣装が紹介されていて、いつ着るのかと心待ちにしていたので、今月の「寺子屋」は楽しみでした。このお芝居は奥の深いドラマで、全員合格は難しいと思いますが、松王が良ければ救われますね。

2010年5月9日日曜日

渡辺保の劇評 2010年5月新橋演舞場夜の部

この色気と同時に今回の進歩は荒事のワイルドさと和事の柔らか味が渾然一体となってきたことである。色っぽく、しかもキッパリ。その両方を兼ね備えてさまざまに変化する光彩のきらめきが、他の人にはないよさである。 (2010年5月新橋演舞場夜の部)
先月の超豪華な「助六」の余韻が消えぬまま、今月のフレッシュな「助六」を見る果報とでも言いましょうか。同じ狂言なのに全く違った面白みを味わえる、これが〝歌舞伎〟です。歌舞伎座はしばしサヨナラですが、歌舞伎はその魅力を発揮しつつ継続しています。こいつぁ休んじゃあいられねえ!

團菊の胸像大阪へ出張

友人の由比ヶ浜さんからの写メールです。歌舞伎座の二階に長年住んでいた劇聖九代目團十郎と五代目菊五郎が大阪初お目見えで出張なさっています。
今月が終わったら次はどこにお引っ越しかしら、3年後に又お目にかかるまでお別れです。

鏡開きの酒樽

演舞場稲荷の前に二つ仲良く並んでいました。初日のイベントで割った酒樽ですね。

2010年5月5日水曜日

10月歌舞伎公演 国立劇場2010年10月

10月歌舞伎公演「天保遊侠録」「将軍江戸を去る」(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|)
真山青果二題、出演は吉右衛門他。

中村時蔵,紫綬褒章を受章

平成二十二年春の褒章受章者が発表され、中村時蔵が紫綬褒章を受章しました。(歌舞伎美人(かぶきびと) | 時蔵 紫綬褒章受章の喜び[_photo_])
受賞の喜びのコメントが載っています。時代物、世話物と幅広い女形の役を手がけ、上の世代とも、下の世代とも共演して何の違和感なく出来る貴重な存在です。これからのご活躍を期待致します。ご受賞おめでとうございます。

2010年5月2日日曜日

「第八回亀治郎の会」東京公演 詳細

「第八回亀治郎の会」東京公演・演目と配役の発表(速報!「第八回亀治郎の会」東京公演 公演情報発表!!|新着情報 |市川亀治郎)
今年は京都だと思っていましたが、何と東京・京都と両方の公演です。猿之助の代表的演目の「四の切」上演、家の芸を着実に手がけているようです。

福助気ままに語る 2010年4月

送り出しに着る打ち掛けの図柄を、団十郎兄さんのご紹介で中島千波先生にお願いすることができました。(福助 気ままに語る)
先月の玉三郎さんの打ち掛けは牡丹の花、今月の福助さんは桜の花の打ち掛けです。写真がアップされていますのでご覧下さい。素敵ですね!舞台で見るのが楽しみです。マメに更新なさっていて、閉場式の「道成寺」のことなど興味深い記事があります。

三津五郎の今月の役どころ 2010年5月

「摂州合邦辻」 合邦道心
初役です。この場の主役はもちろん玉手御前ですが、内容的には合邦の芝居といってもよく、大変やりがいのある面白い役です。捨て坊主ながら元武士の身として、理不尽な行いをした娘を、世間を憚り怒りつつも、かわいい我が子という情愛を捨てきれない、親の心の揺れ動きが見事に描かれています。(今月のスケジュール)
今月は大阪での團菊祭に出演、四役のそれぞれコメントを書かれています。玉手の菊之助も初役ですから新鮮な親子の情愛で盛り上げてくれるでしょう。

玉三郎の今月のことば 2010年5月

この1年4ヶ月を振り返りますと「鷺娘」から始まりまして最後に「助六由緑江戸桜」等、自分が憧れておりました色々な大役を精一杯勤めることが出来ましたことは本当に幸せでした。(坂東玉三郎ページ)
女形の大役を次から次へと務められ、今はほっとして居られることでしょう。私たちもたっぷりと魅力ある舞台を堪能させて頂き感謝です。

さよなら歌舞伎座、いろいろな声

新しい歌舞伎座を設計する隈研吾さん 今の歌舞伎座は東京の団らんの居間みたいな所。新築して木挽町通りに昔の江戸の風情を取り戻せれば。(東京新聞:<歌舞伎>さよなら歌舞伎座 関係者らの声:伝統芸能(TOKYO Web))
関係者をはじめ近くの商店の方達の声もあります。設計を担当する隈研吾さんのコメントを読むと私たちが心地よく過ごせる小屋になるような気がします。 

速報!新橋演舞場に櫓、お披露目セレモニー

【5月4日(火)から新橋演舞場に櫓が立ちます!】
歌舞伎座でもおなじみの櫓(やぐら)が、新橋演舞場の正面玄関上に新しく立つことになりました。出演俳優が参加してのお披露目セレモニーを下記の日時より行います。是非ご覧下さい。
5月4日(火) 午前9時30分開始予定(歌舞伎美人(かぶきびと) | 新橋演舞場)
歌舞伎座に代わる劇場としての位置付けを意識してのことでしょうか。お天気も良いようですし、又大賑わいになりそうですね。

ダイワハウスpresents 歌舞伎役者 尾上菊之助の挑戦 5月4日午前9:55~10:25

ダイワハウスpresents 歌舞伎役者 尾上菊之助の挑戦 女方の伝統に新たな華が咲く~今日開幕の大歌舞伎-初めて演じる難役に取り組んだ一ケ月の記録~ (TV番組/毎日放送/05月04日 09:55-10:25/ダイワハウスpresents 歌舞伎役者 尾上菊之助の挑戦 女方の伝統に新たな華が咲く~今日開幕の大歌舞伎-初めて演じる難役に取り組んだ一ケ月の記録~)
大阪松竹座の團菊祭で大役玉手御前を演じる菊之助のドキュメント。お出かけの方は予約お忘れなく。
注ーローカルなので東京では見られません。

2010年4月24日土曜日

プレミアムシアター 24日BShi 

プレミアムシアター(演劇) 新歌舞伎「頼朝の死」「一休禅師」「修禅寺物語」(NHK 番組表)
昨年12月国立大劇場で公演された新歌舞伎三題が放映されます。
再放送 NHK衛星第2 5月3日(月)午前0時40分~午前3時57分(5/2深夜)

2010年4月23日金曜日

第22回伝統芸能サロン 文楽のあゆみと魅力 5月22日

第22回伝統芸能サロン 文楽のあゆみと魅力  

展示関連講座として、文楽研究家の高木浩志氏に、文楽の進歩と変遷について、より詳しいお話を伺います。 また、三業(太夫・三味線・人形)の芸の楽しみ方、作品を理解するための時代背景など、文楽鑑賞の秘訣もお話いただきます。 (第22回伝統芸能サロン 文楽のあゆみと魅力|日本芸術文化振興会)
文楽に興味ある方、文楽鑑賞の秘訣等お話頂けるのでお出かけお奨め致します。

七月大歌舞伎 2010年7月大阪松竹座

関西・歌舞伎を愛する会 結成三十周年記念
七月大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 七月大歌舞伎の演目と配役)
結成三十周年記念の公演です。発足当初はいろいろご苦労があったと思いますが、今は定着し若い役者も育ち、うれしいことです。

赤坂大歌舞伎 2010年7月

赤坂大歌舞伎

2010年7月12日(月)~2010年7月29日(木) (赤坂ACTシアター - 公演情報|TBS)
勘三郎他で演目は「文七元結」「鷺娘」

2010年4月15日木曜日

NHK芸術劇場4月30日三津五郎の『六歌仙容彩』他

「舞踊『六歌仙容彩』竹本連中・清元連中・長唄囃子連中」(【放送内容】古典芸能 | 芸術劇場 | NHK教育 毎週金曜日 23時00分から25時15分)
昨年8月の歌舞伎座で全役務めて話題になった「六歌仙」が芸術劇場に登場です。踊りの名手大和屋の魅力たっぷりな舞台を堪能しましょう。他に花柳輔太郎の「悪太郎」。

菊五郎・菊之助の「今月のみどころ」 2010年5月松竹座

玉手御前は、親子ほども年の違う男のもとに後妻として嫁ぎ、こともあろうに義理の息子の俊徳丸に恋をしてしまった、若く美しい女性です(「今月のみどころ」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
團菊祭大阪公演のお役についてみどころが載っています。菊之助は初役ばかり、どんどんいろいろな役に挑戦して、大きくなって欲しいです。中でも玉手御前は大役で期待しています。この説明文にちょっと疑問があります。玉手は高安家に奉公していた時に、既に俊徳丸に恋いしていました。後妻になったことで継母継子の関係になってしまった訳です。ここがラシーヌの「フェードル」と大きく違うところです。梅幸は国立で通しで演じた時、庵室の場は本当に恋する女で演じますと言ってました。十九や二十才(つづやはたち)というので、若く美しい玉手御前にぴったりな菊之助です。とても楽しみです。

河村常雄の劇評 2010年4月歌舞伎座

曽我兄弟と工藤の再会は、富士の巻狩りではなく3年後の新装開場成った歌舞伎座で、というわけだ。若手陣の層の厚さを感じる。三津五郎のかっちりした芸も若手の手本になった。歌舞伎は3年後も安泰に違いない。(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
どの幕も豪華配役、好舞台です。私もこの若手花形の勢揃いしたところを見て、三年後の歌舞伎は彼等が中心になって、今に劣らぬ活気溢れる舞台を見せてくれると確信しました。

2010年4月13日火曜日

渡辺保の劇評 2010年4月歌舞伎座第三部

第三部は「歌舞伎座さよなら公演」のとう尾を飾る歌舞伎十八番、豪華版「助六」である。(2010年4月歌舞伎座第三部)
さよなら公演の最後を飾るのにふさわしい、華やかで贅沢な「助六」です。十二代目團十郎の助六は出端の所作に甘さを感じました。男の色気を感じさせる江戸紫の鉢巻きがよく似合います。仁左衛門のくわんぺら門兵衛、三津五郎の福山のかつぎと揃ったところは、何と贅沢な配役だろうとウキウキしてしまいました。玉三郎の揚巻の美しさ、菊五郎の江戸和事の完成品、勘三郎の水を得た通人、敵役でも憎めない左團次の意休、とかくダレがちな長時間の舞台があっという間に終わってしまいました。音と色彩のシンフォニー、大変幸福な一時でした。

渡辺保の劇評 2010年4月歌舞伎座第二部

張るところは張って、リアルさを出すところは出して、芝居を立体的にしていく芸の寸法がいいから芝居が生きているのである。 (2010年4月歌舞伎座第二部)
「三人吉三」が何といっても楽しい。身体に染みた芸の味、とでもいいましょうか、理屈抜きで観ていて楽しい、聞いていて面白い、そんな一幕です。

渡辺保の劇評 2010年4月歌舞伎座第一部

吉右衛門今回の変化は義太夫狂言の寸法、厚味、リアルさを丁寧に
見せたところにその特徴がある。その円熟味はとかく薄味になりつつある歌舞伎の中で一頭地を抜くものであった。(2010年4月歌舞伎座第一部)
義太夫狂言をたっぷり堪能できる充実した一幕です。藤十郎、富十郎も加わりいっそう大舞台になりました。「対面」の登場人物が居並ぶ序幕は役者の確認で終わってしまいますが、花形全員集合のお祭り的気分で、この幕のつとめはよろしいと思います。中村屋親子の「連獅子」は何度も観ていますが、勘三郎の踊りは行書のように流れ、柔らかさが感じられます。

速報!ロンドンの後にローマ公演決定

松竹大歌舞伎 ローマ公演 決定のお知らせ(歌舞伎美人(かぶきびと) | 松竹大歌舞伎 ローマ公演 決定のお知らせ)
イタリアでの公演決定。世界の海老蔵!大活躍です。

2010年4月7日水曜日

八千代座百周年特別舞踊公演

八千代座百周年
坂東玉三郎 特別舞踊公演
坂東玉三郎八千代座二十周年記念
平成22年10月31日(日)~11月14日(日)(歌舞伎美人(かぶきびと) | 坂東玉三郎 特別舞踊公演の演目と配役)
坂東玉三郎八千代座二十周年記念の会。20年ずっとこの小屋を地域の方と一緒に育ててきた玉三郎にとっても感無量でしょう。素晴らしいことです。

2010年4月5日月曜日

文化デジタルライブラリー新規コンテンツ

「能楽編 葵上・隅田川」(文化デジタルライブラリー 新規コンテンツの公開 |日本芸術文化振興会)
文化デジタルライブラリー 新規コンテンツの公開  文化デジタルライブラリーの舞台芸術教材に、「能楽編 葵上・隅田川」と「文楽編 近松門左衛門」を新規コンテンツとして追加しました。
 「能楽編 葵上・隅田川」は、能を代表する曲である「葵上」「隅田川」をとりあげ、それぞれのあらすじ、歴史的背景、見どころなどを、分かりやすく紹介しています。「文楽編 近松門左衛門」は、近松門左衛門の生涯と主な作品について、分かりやすく紹介しています。
 いずれも写真や図版、動画を豊富に用いて、伝統芸能の世界を分かりやすく解説していますので、学校等の教材のみならず、一般のご鑑賞の手引きとしてもご利用下さい。
大変詳しく紹介されています。鑑賞の手引きに是非ご覧になると良いと思います。

3月花形歌舞伎 国立劇場賞

3月花形歌舞伎公演の受賞者

○優秀賞  
坂東 亀三郎
(奴八田平実ハ順喜観・順喜観実ハ加藤正清の演技に対して)

○奨励賞  
中村 芝喜松
(大炊之助妻呉竹の演技に対して)(3月花形歌舞伎公演 国立劇場賞のお知らせ|日本芸術文化振興会)
亀三郎はセリフが良く通る声で分かりやすく目立ちました。ご受賞おめでとうございます。

歌舞伎座閉場式4月30日

歌舞伎座さよなら公演
歌舞伎座 閉場式(歌舞伎美人 | 歌舞伎座 閉場式の演目と配役)
詳細が決まりました。「都風流」は素踊りでしょうか?「道成寺」は段毎に役者が踊り分けるのでしょうか?当日のお楽しみです。

「助六」で打ち出し!

助六は日本一のいい男、揚巻はその男を囲う日本一のいい女。「双方ともそんなプライドを持って演技することが大事では。ツラネなどは今までおとなしかったが、もう少しヤンチャでもいいのかな」(東京新聞:<歌舞伎>市川團十郎 『助六』で有終 4月・歌舞伎座さよなら公演:伝統芸能(TOKYO Web))
3年のお暇となる歌舞伎座のラストを飾るのは成田屋の「助六」。玉三郎の揚巻といい申し分ない配役です。

菊之助の役者のことば 2010年4月

今月の楽屋は、大変、込み合っております(笑)俳優祭のような部屋割りです。いつも先輩方が一人で入ってらっしゃる楽屋も、三人、四人部屋となりました。名題下さんの部屋は、現在の歌舞伎座が建って以来の人数が入っていると聞いております。歌舞伎座建て替え前に床が抜けるんでは…と、笑い話になっております(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
客席もお祭り気分なら、楽屋も大賑わいのようです。このコメントで楽屋の様子がよく分かりますね。

菊五郎の役者のことば 2010年4月

お嬢吉三は弁天小僧とよく比べられますが、弁天小僧は題目の通り小僧(男)、お嬢吉三は精神的には女。演じ方、心持ちは全く違います。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
3月の弁天小僧に引き続き、女に化けて登場し、見顕わされるという点で同じような役のお嬢吉三ですが、全く違うと指摘しています。お坊吉三との関係を思うと納得いきますね。
團十郎の助六に菊五郎の白酒売りという最高のコンビで飾る「助六」は楽しい舞台になることでしょう。

2010年4月2日金曜日

日本の伝統芸能 中村吉右衛門の歌舞伎入門 4月7日(水)

日本の伝統芸能 中村吉右衛門の歌舞伎入門(2)「義太夫狂言の魅力“熊谷陣屋”」(NHK 番組表)
今年は歌舞伎担当が吉右衛門です。今回は初代が極めた熊谷陣屋を取り上げ、義太夫狂言の魅力について解説。吉右衛門は毎年全国の小学校を回り、子供達に歌舞伎を知ってもらおうという活動をしています。ただ芝居を見せるだけではなく、長唄の三味線を実際持ってもらったり、下座の効果音を出してもらったり、子供達が楽しく参加できるよう努力しています。時には校長先生の顔に隈取りを描いてみせる何て言うパフォーマンスも交えます。少しでも多くの地方の人たちに歌舞伎を広めようと務めています。大名代の播磨屋が小学校の体育館で歌舞伎を演じているというのは、実にうれしいことです。

2010年4月1日木曜日

情熱大陸4月4日23:00~ 尾上菊五郎出演

歌舞伎俳優
尾上菊五郎(情熱大陸)
サヨナラ公演でも素晴らしい舞台で魅了されましたが、その菊五郎を追ってのドキュメントです。大変興味ある家族のこと、オフの顔など楽しみです。

芸能花舞台 4月1日本日「峠の万歳」

芸能花舞台 - 舞踊・清元“峠の万歳”、舞踊・大和楽“まつり組曲” -(NHK 番組表)
2月に舞踊協会の公演で見まして、大変良かったのでいつかテレビでやってほしいと思っていました。意外に早く取り上げられうれしいです。本日見られない方は日曜日の再放送でご覧下さい。

六月博多座大歌舞伎 2010年6月 演目と配役

六月博多座大歌舞伎(博多座)
藤十郎・吉右衛門・梅玉・福助・染五郎・松緑他

東京で公演された演目の再演(小野道風青柳硯・鬼平の大川の隠居)を含めて面白い番立てです。夜の部の吉右衛門の毛剃は魅力ですね。

第八回亀治郎の会 京都春秋座

「第八回亀治郎の会~京都公演~」演目発表!!(2010年8月京都春秋座)
「亀治郎の会」が京都に帰ってくる!!
(新着情報 |市川亀治郎#entry-1055)
毎回意欲的な演目構成で好評を得ている「亀治郎の会」が今年は春秋座で行われます。仮チラシもご覧頂けます。

三津五郎の今月のどころ 2010年4月

「助六由縁江戸桜」 福山かつぎ
平成10年、仁左衛門襲名のとき以来2度目です。子供のときから大好きな役で、一度は演じたいと思っていながらなかなか演じる機会がなく(あ~この役はもう演じることなく終わるのだな・・)と思っていたら、40歳を過ぎてやっと演じることができたのがすでに12年前。今回歌舞伎座最後の舞台で50歳を過ぎてこの役を再びやれるのはただただ嬉しく、若返って威勢良く、最後の歌舞伎座の舞台を思う存分楽しみたいと思います。(今月のスケジュール)
今回の為に作られただんまりで、景清の役を昼の部に、そして夜の部では「助六」の福山かつぎを演じます。この役は主役の助六を演じる息子がやることが多いのですが、海老蔵は口上にまわり、大和屋がかつぎの役です。適役!颯爽と若々しい江戸っ子ぶりが堪能できるでしょう。

2010年3月16日火曜日

NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」歌舞伎Ver

「にほんごであそぼ」歌舞伎Ver 放送中!
NHK教育テレビの朝の人気教養番組「にほんごであそぼ」。
亀治郎による「にほんごであそぼ~歌舞伎編~」が好評放送中!!
●放送時間:月~金曜日 午前 8:00~8:10(10分) NHK教育テレビ
      【再放送】 午後 5:05~5:15(10分) NHK教育テレビ
●歌舞伎編3月・4月放送予定
『甲陽軍鑑』<2バージョン
○Aver. 3月15日(月)
○Bver. 3月19日(金)

『楼門五三桐』<2バージョン>
○Long. 3月29日(月)、4月12日(月)
○Short. 4月 2 日(金)、4月16日(金)
※3月29日から朝の放送時間が変更となります。
NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」(新着情報 |市川亀治郎#entry-1053)
朝8時からです。お出かけ前にご覧になれるでしょうか?面白そうですね。

三響會×亀治郎「伝統芸能の今」全国展開

演目と出演
一、舞囃子『道成寺組曲』 市川亀治郎・三響會
二、座談会        市川亀治郎・三響會
三、一調『屋島』     亀井広忠
四、長唄舞踊『藤娘』   市川亀治郎・田中傳左衛門・田中傳次郎(新着情報 |市川亀治郎#entry-919)
亀治郎さんのHPにお知らせがありました。各地で開催されますので、訪問地をチェックなさって下さい。

2010年3月15日月曜日

早稲田大学教授、内山美樹子最終講義

人形浄瑠璃の研究で知られる内山美樹子・早稲田大学教授(70)がこの春、定年を迎える。学生時代から数えて50年余り研究を重ね、評論も活発に続けてきた。最終講義では「古典の正しい継承を」と力説した。 (asahi.com(朝日新聞社):人形浄瑠璃研究の内山・早大教授が最終講義 「継承の責任」 -古典芸能 - 舞台)
私も何回か文楽の講義を聞かせて頂きました。かなり綿密に深く研究された内容で、文楽を本当に愛していらっしゃるのが伝わってきました。これからもご活躍なさる由うれしい限りです。

近藤瑞男の劇評 2010年3月歌舞伎座

三部で「菅原伝授手習鑑」の道真配流の物語を通すとともに、人気狂言を並べて歌舞伎味を存分に。(東京新聞:<評>ただ見事な仁左衛門 3月・歌舞伎座さよなら公演「道明寺」:伝統芸能(TOKYO Web))
「道明寺」の仁左衛門を絶賛。神々しい姿には感動の一言です。
「菅原伝授手習鑑」を3部バラバラに配したのは、あまり賛成できません。全部見るには1部から3部全てみなくてはいけません。日頃あまり歌舞伎を見ていない方には少々難解な気がしました。「筆法伝授」の続きは「寺子屋」で来月。どうせなら今月にやった方が親切ではなかったか。

2010年3月13日土曜日

日本テレビの松本清張生誕100年記念スペシャルドラマ「霧の旗」

3月16日(火)21:00スタート
-市川海老蔵コメント
このたび、日本テレビの松本清張生誕100年記念スペシャルドラマ「霧の旗」に主演させていただくことになりました。私が演じる大塚弁護士も、原作より若い30代の自信に満ちた敏腕弁護士という設定で、エリートの傲慢さが仇となって窮地に陥り、破滅へと追い詰められてゆく…まさに光と影に彩られた壮絶な人間模様を、精一杯作り上げたいと思っております。その過程で、人間にとって真実の愛とは何か? 本当の幸福とは何なのか?というテーマも改めて考えていただける…そんな作品を目指したいと思います。

プロテューサー
<起用理由>
抜群の演技力と知名度を誇る稀有な俳優さんでありながら、現代劇初主演という希少性が最大の魅力。松本清張作品と歌舞伎で描かれる世界は、“不変の人間の業を深く掘り下げる”という点で共通性があると思います。 (生誕100年2週連続松本清張スペシャル「霧の旗」「書道教授」)
光と影ー二面性を演じるのは彼の得意とするところ、楽しみですね。

坂東玉三郎特別舞踊公演 2010年6月京都南座

坂東玉三郎特別舞踊公演
中村獅童出演(歌舞伎美人(かぶきびと) | 坂東玉三郎特別舞踊公演の演目と配役)

6月の初旬と下旬開催日にご注意下さい。

『坪内逍遙の歌舞伎・舞踊作品をめぐって』演劇講演会のお知らせ

日時 2010年3月19日(金) 14:00~16:00 (13:30開場)

会場 早稲田大学小野記念講堂
タイトル 講演会『坪内逍遙の歌舞伎・舞踊作品をめぐって』
歌舞伎俳優 中村富十郎丈をお迎えしての演劇講演会を開催いたします。
富十郎丈ご自身、またご両親の舞台も含めて、逍遙作品への思い、思い出などを語っていただきます。当日は、富十郎丈ご出演の逍遙作品の舞台映像の上映を予定しています。

講師:中村富十郎丈 [聞き手:鳥越文蔵 演劇博物館顧問]

【主催・問い合わせ先】早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点TEL:03-5286-8515

参加※入場無料・事前予約不要(定員300人)(早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館 | イベント案内)
中村富十郎さんのお話はとても魅力的です。お時間のある方は是非早稲田までお出かけください。

「六世中村歌右衛門を語る」演劇博物館講座のお知らせ

「六世中村歌右衛門を語る」

日時:2010年4月22日(木)14:45~16:15
会場:早稲田大学小野記念講堂(27号館小野梓記念館地下2階:定員180名)
講師 :竹本葵太夫(歌舞伎義太夫太夫)
聞き手:児玉竜一
※入場無料・事前予約不要
(会場定員に達した場合、入場頂けない場合がございます。あらかじめご了承下さい)(早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館)
今年も桜のシーズンを迎える頃となりました。毎年六世中村歌右衛門に関する展示と講座が開かれます。今回は葵太夫さんのお話ということですので楽しみです。

渡辺保の劇評 2010年3月国立劇場

以上台本には大いに不満があるが、役者の方は意外に健闘している。
まず橋之助の五右衛門がいい。(2010年3月国立劇場)
ちょうど歌舞伎座で「山門」が出ていますが、この場単独でしか見たことがないので通しを楽しみにしています。しかし、今回の台本は筋を追うにも無理があるとご指摘です。橋之助の五右衛門はなかなか結構だとのこと、うれしいです。大きな芝居をやるには、ある程度の役者が揃わないと格好がつかない。この辺が国立の弱いところなんですね。

2010年3月12日金曜日

渡辺保の劇評 2010年3月歌舞伎座2部

「菊吉」といえば一時代前なら六代目菊五郎と初代吉右衛門の名コンビであ
るが、その孫同士の現代の菊吉もその芸風が対照的であって、祖父さん同士とはまた違う面白さである。菊五郎が女形出身で色気があって柔らかく、吉右衛門が時代物役者らしく豪快。菊五郎が自由奔放なのに対して吉右衛門はきっちりと真面目。それでいて二人ともイキが合っている。おたがいに自分にないところを相手に合わせることで、おのずと引き出されているからである。 (2010年3月歌舞伎座第二部)
菊五郎も大好きな演目のようですが、五代目菊五郎に当てて作ったこの芝居、シンから合っているのでしょう。初役で演じた時は目も覚めるような美しい娘!それがガラッと変わる変化が最高でした。こんにちは美しさというより、色気が増し、黙阿弥の世界が生き生きと写し出されているように感じます。播磨屋とのコンビは弁慶・富樫の時も感じましたが、セリフのトーンが合っていて実に心地よく聞こえるのです。勢揃いは流石豪華メンバー、下座の唄の文句に合わせて花道から一人づつ登場する所などワクワクします。

渡辺保の劇評 2010年3月歌舞伎座1部

対する菊五郎の久吉は、柱に歌を書き付けて山門と一緒にセリ上がり、筆をしまって水盤に近ずき、フッと水面に映る五右衛門に気づいて見合いになるという梅幸型。この上下の見合いで一挙に芝居が盛り上がる。ニンといい、芝居といい、いい久吉で、上の吉右衛門、下の菊五郎と、山門の上下で豪奢で立派な二枚続の大首絵になる。 (2010年3月歌舞伎座第一部)
いかにも錦絵を見ているような絵面。役者のニンと技量で見せる一幕ですが、二人の力関係が揃っていないと盛り上がりません。当代の菊吉の芸のうまさ、バランスの良さ、これ一幕、当歌舞伎座の立ち見席でご覧になるのも一興かと思います。

2010年3月7日日曜日

渡辺保の劇評 2010年3月歌舞伎座

以上を見ればわかるように、この覚寿は外形、内面共に全てリアルなのである。そのことには当然メリットとデメリットがある。メリットは観客がその想いに同化すること。デメリットは歌舞伎の義太夫狂言としての味わいが薄くなることである。(2010年3月歌舞伎座第三部)
義太夫狂言の難しいところ、襖が開いて出てきただけでこの役を感じさせるには及ばなかった。これから回を重ねる毎に身についていくと思います。
仁左衛門は神々しい、容姿といい品格といい申し分なしです。
天王寺屋親子にとって、この歌舞伎座の舞台で二人で踊ったことがステキな思い出となるでしょう。その幸せを噛みしめているかのように見えました。

玉三郎の今月のコメント 2010年3月

昭和31年に歌舞伎座の「籠釣瓶花街酔醒」を客席で観ていた者が、ましてや先代中村屋さんの追善公演で上演させて頂くということを 本当に有り難く思う2月の追善公演でした。(坂東玉三郎ページ)
先月の舞台のこと、今月のことを書かれています。八つ橋は客席で見ていたどの人にも、いつまでも記憶に残る舞台だったと思います。

音羽屋「今月のみどころ」菊五郎・菊之助 2010年3月

筋を楽しむというよりも、久吉と五右衛門を演じる役者の仁と大きさで魅せる芝居です。(「今月のみどころ」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
実に歌舞伎らしい舞台です。現歌舞伎座の額縁に最高にはまる一幕でしょう。弁天小僧は菊五郎自身も好きなお役のようです。変わり身といい、セリフといい胸がスッーとします。菊之助にとっては、同じ舞台に出ていることが勉強になり幸せでしょうね。

第二十六回四国こんぴら歌舞伎大芝居 2010年4月

第二十六回四国こんぴら歌舞伎大芝居(歌舞伎美人 | その他)

亀治郎・翫雀・愛之助

染模様恩愛御書 2010年3月日生劇場 配役

染模様恩愛御書(歌舞伎美人 | その他)

市川段治郎体調不良の為、下記のように配役を変更致します。
細川越中守 市川門之助

舞台復帰の朗報を喜んでいたのですが、残念です。








    

三月花形歌舞伎 2010年3月京都南座 演目と配役

三月花形歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 京都四條南座)
亀治郎・翫雀・獅童

團菊祭五月大歌舞伎 2010年5月大阪松竹座 演目と配役

團菊祭五月大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 大阪松竹座)
五月は毎年恒例の團菊祭が行われていました。今年は所を変え大阪に初お目見えです。演目も良く、配役も申し分なし、関西の方々に江戸の風を感じてほしいと思います。

五月花形歌舞伎 2010年5月新橋演舞場 演目と配役

新橋演舞場
五月花形歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 五月花形歌舞伎の演目と配役)

歌舞伎座の代用劇場としての演舞場公演トップバッターは若手。2ヶ月連続の「助六」親子対決!あの松王丸の衣装がやっと出番を迎えるのも楽しみです。

陽春花形歌舞伎 2010年4月新橋演舞場 演目と配役

新橋演舞場 陽春花形歌舞伎通し狂言 四谷怪談忠臣蔵仮名鑑双繪草紙(かなでほんにまいえぞうし)市川右近宙乗り相勤め申し候(歌舞伎美人(かぶきびと) | 新橋演舞場)

歌舞伎座さよなら公演御名残四月大歌舞伎 演目と配役

歌舞伎座さよなら公演御名残四月大歌舞伎(歌舞伎美人(かぶきびと) | 歌舞伎座)

2010年2月21日日曜日

峠の万歳

第53回 日本舞踊協会公演 21日第2部を見てきました。お目当ては清元「峠の万歳」太夫が花柳寿輔、才蔵が坂東三津五郎です。お正月だけ江戸に出てきて二人で三河万歳を踊り、梅が咲く頃故郷へ帰るのですが、帰る途中の峠で別れを惜しみ西東に分かれて行くという筋です。常磐津の「乗合船恵方万歳」は隅田川の乗り合い船のお客さんに実際に披露する場面で華やかで春の賑わいを感じますが、清元の「峠の万歳」は哀愁漂うしんみりとした感じです。寿輔は舞踊家といっても表現力がありますし、良いコンビです。別れる前にお酒を飲んで踊ろうじゃないかと、鼓を打ち踊るところなど三津五郎は本当に楽しそうに見えます。しかしふっと寂しさがこみ上げて涙するという微妙な感情の変化をよく表現していました。最後は太夫が舞台上手奥に、才蔵は花道へと行くのですが、拍手をせずに余韻を感じていました。

2010年2月16日火曜日

初春歌舞伎公演 国立劇場賞受賞者

初春歌舞伎公演「旭輝黄金鯱」の受賞者

○優秀賞  
尾上 菊之助
(小田家家臣鳴海春吉の演技に対して)

○奨励賞  
中村 梅枝
(足利国姫の演技に対して)

○特別賞
尾上 右近
(戎太夫娘おみつの演技に対して)

○特別賞
市川 男寅
(下女おふくの演技に対して)(初春歌舞伎公演 国立劇場賞のお知らせ|日本芸術文化振興会)

若手の活躍が評価されたのだと思います。

芸能花舞台 2月18日(木)

芸能花舞台 - 舞踊・清元“道行旅路の花聟” -(NHK 番組表)
昨年歌舞伎座での「仮名手本忠臣蔵」通し公演よりお軽勘平の道行が放映されます。

第19回 花道会歌舞伎セミナーのご案内

花道会より訂正とお詫びのDMがきましたので、下記のように訂正させて頂きます。
第一部 紀尾井町の芸  解説 葛西聖司  
                    織田紘二
第二部 受け継ぐ芸    尾上松緑 聞き手 葛西聖司
                            織田紘二 

日時 2010年3月20日() 18時30分~
        3月20日(土)14時開場 14時30分開始

※20日なら土曜日ですが、はがきに印刷されている通り表示します。ミスプリと思いますが未確認です。



場所 TKP銀座ビジネスセンター8階(中央区銀座6-17-2ビルネット館2号館)



申し込み 電話・FAX 03-3546-3144

二代目松緑、辰之助の芸を知らない方にも、又舞台を見た方にも貴重なお話が聞けると思います。当代松緑の素顔に触れるのも魅力です。

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