2010年10月27日水曜日

菊之助「弁天小僧」を演じるに当たって

これまで五代目、六代目、祖父梅幸、父菊五郎が伝えてきた芝居を大切にするのは当然のことです。でも、自分なりの弁天小僧をほんの少しでも、付け加えなければいけません。それには、冒険も必要です。台詞回しも今まで通りではなく、可能性を追求してみる。照明も再検討してみる。松緑さんとの息の合わせかたも相談してみる。すべてを洗い直すことは難しいにしても、今、できるかぎりのことをやりたいと思いました。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
役者のことばが更新されていました。家の芸の重み、代々継承されたものに甘んじていてはいけない、若き菊之助は大いに悩み、試行錯誤をし自分なりの弁天を演じたいと日々研究しています。実にうれしいことです。何事も真摯に取り組む彼ですから父菊五郎とも違った弁天を見せてくれることでしょう。

ブログ アーカイブ