2010年12月30日木曜日

菊之助の今月のことば 2010年12月

今回、通しで上演することで、『合邦庵室』に至るまでの玉手御前の行動や心の内をお見せすることができ、いかに恋が人を狂わせるかがよくご理解いただけるのではないでしょうか。
演じておりましても、場面、場面で腑に落ちることが多く、やはり時には通しでの上演も役者にとっても勉強する機会なのだと、ありがたい気持でいっぱいになります。(「菊五郎・菊之助 役者のことば」音羽屋 尾上菊五郎/菊之助 オフィシャルサイト)
観客の方も、たまに通しで見ると理解が深まります。菊之助の全力投球の演技、毎日毎日の研鑽の積み重ねが大きく花開くことに繋がるのだと思います。日生劇場の花道が短くなくて良かったです。玉手御前の花道の出が妖しいまでに美しく見ものだからです。