2011年12月8日木曜日

渡辺保の劇評 2011年12月国立劇場

吉右衛門の大石内蔵助は手馴れて、ごく自然にしてしかし締めるところは締めるという自在な出来。全体の芝居の密度からいえばこの幕が三幕中一番充実している。とりわけて最後の引っ込みがなんともいえぬ風格を感じさせた。
(2011年12月新橋演舞場)
5年前の3ヶ月にわたる元禄忠臣蔵の通しの時は、ここは幸四郎が内蔵助を演じていました。高麗屋は由良之助より新歌舞伎の内蔵助の方が良いという印象でした。播磨屋は丸本物に素晴らしい才能を発揮しますので、内蔵助を演じても役に厚みが出て風格ある内蔵助になっていると思います。
天王寺屋の掛け声はうれしいですね。新年には追善狂言で今月の吉右衛門と「連獅子」を踊ります。きっと「天王寺屋!」掛け声が盛んに掛かるでしょう。

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