2011年12月10日土曜日

渡辺保の劇評 2011年12月 平成中村座昼の部

勘太郎の梅王丸が目一杯の力演でいい出来である。「車やらぬ」の後の片肌脱ぎになっての元禄見得は少し腰が高いと思ったが、二度目の逆の元禄見得は十分に腰が入ってまことにあざやかで、ほれぼれする美しさ。絵になっている。
(2011年12月平成中村座)
先ず、梅王丸が及第というのは歌舞伎役者にとっては有望です。演技も身体も基本が出来ているからだと思います。菊之助は意外です。ニンからいうと桜丸が適役。かえって考え過ぎてしまうのかもしれません。