2011年12月12日月曜日

渡辺保の劇評 2011年12月 平成中村座夜の部

暮れの十二月といい、隅田川を隔てて本所に近いご当地といい、「松浦の太鼓」はぴったりの演目であり、観客大喜びである。
(2011年12月平成中村座夜の部)
私は今日初めて平成中村座に出向きました。すぐそばの待乳山聖天へ40年ぶりに行きましたが、境内がガラっと変わってびっくりしました。古い築地塀が見事で印象的だったのですが、建物が建ったりお庭を作ったりして大分様子が変わりました。それでもこの塀は一見の価値ありです。観劇の折に立ち寄ってみて下さい。さて、お芝居のほうですが、二階の右側の席からも花道が全部見えて良かったです。「関の扉」は渡辺氏の評は良いですが、いささか長過ぎて館内の観客には退屈そうに見えました。私個人的にはこの踊りは大好きで後半の墨染が出てから若い二人のコンビを実に楽しく見ました。やはり最後の「松浦の太鼓」は場所も時期もぴったりで、内容も分かりやすく受けていました。菊之助の「たけやーたけ~」の売り声が場内いっぱいに響いて、良い声だなーとうっとりしてしまいます。

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