2012年2月18日土曜日

三津五郎の今月の役どころ 2012年2月

37年後の再会は、喜び一辺倒ではなく、埋めきれない時間のひずみをどう対処していくのか、辛酸をなめ切った夫婦ならではの再生の方法を編み出すところに主眼を置きたいと思っております。再会したからといって一気に37年の歳月が埋まるわけもありません。互いに埋めきれない37年の歳月を抱えながら、それをすべて甘受しまた新たに二人の生活を構築していく・・・。その行く末を見守るように桜の花びらが舞い散る、そのような幕切れにしたいと思っております。
(今月のスケジュール)
鴎外の原作ではどう描かれているのでしょうか。近日中に調べたいと思います。宇野信夫の脚色は「曽根崎心中」
でもそうですが、男女の恋を純粋に表現しているように思います。三津五郎が言われるように昔の日本男子は人前で手放しでのろけたりしなかったのではないのでしょうか。再会の場も感慨深く幕になります。とても良いお話ですが、下手すると安っぽい純愛ドラマになってしまいますね。そのへんが難しい所だと思います。