2012年3月1日木曜日

最期の演出

喪主の挨拶に立った大谷友右衛門は、参列者への御礼とともに、「(雀右衛門さんの当り役の一つである『金閣寺』の)雪姫の、桜を降らせるわけにはまいりませんので、最後の舞台装置を考えて雪を降らせたのかなと思っております」と述べると、舞台の桜吹雪の中に美をたたえながら立つ、在りし日の雀右衛門さんの舞台姿が思い出されました。
(雀右衛門さんの葬儀告別式が行われました | 歌舞伎美人(かぶきびと))
今日の雪の中での告別式は、偶然私も雪姫を連想していました。皆様に見守られ安らかに旅立たれたと存じます。