2012年3月25日日曜日

松緑、初役で高師直に挑戦

映像で見た祖父の師直の印象は「嫌な奴ですが、どこか憎めないチャーミングさもある」と言う。今回、中村吉右衛門に教わるが、吉右衛門と祖父とで演じ方に少し違いも。「吉右衛門のおじさんには『俺とおまえのおじいさんのやり方を融合させて教える』と言っていただいた。判官役の菊之助さんを心底、腹立たせるようにもっていきたい」  同じ音羽屋の菊之助とは共演も多く気心の知れた仲だが、「今回は楽屋でも必要以上に口を利かず、緊張感を高めたい」と言う。(東京新聞:<歌舞伎>挑む、深みある老け役 尾上松緑(37) 初役で高師直:伝統芸能(TOKYO Web))
松緑・梅幸コンビでよく見ました。憎々しいばかりではなく愛嬌のある師直でした。四段目のだんだん判官がムーっとしてきて、一旦は感情を抑えるものの、ついに堪忍袋の緒が切れ刃傷に至る訳ですが、そうさせるのは師直の運び次第。イキの合った仲でも楽屋内から距離をおくのは、この大役には必要なことなのでしょう。