2012年3月14日水曜日

河村常雄の劇評  2012年3月国立劇場

「堀川御所」の義経は三津五郎。歌舞伎でよく見る義経は兄・頼朝にうとまれた悲運の貴公子だが、ここでは一谷に陣を構える平家を攻略する直前であるから上り調子の時代。三津五郎は、冷静に軍略を練る智将であり、敵将・忠度の詠んだ和歌とはいえ名歌なら後世に残そうとする風流人、教養人である義経を品良く演じている。
(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
義経の武将としての一面が見られる「堀川御所」が久々の上演です。次の場が出るのもめずらしいです。六弥太を三津五郎、忠度を團十郎と二役演じます。和歌の件が絡むと後の場に繋がります。大きい團十郎の熊谷次郎直実が見応えあります。