2012年5月8日火曜日

河村常雄の劇評 2012年5月 新橋演舞場

愛之助は、序幕「徳庵堤」で与兵衛をやや少年ぽく見せたが、二幕「河内屋」、三幕「豊嶋屋」と進むに連れ、借金に追いつめられる青年に変わっていく。次第に作品の不条理な世界に観客を引き込んでいく。三幕の頬かぶりした花道の出は、和事の美しい二枚目である。お吉に借金を迫るところは色気がありリアル、油まみれの殺し場は鬼気迫る。(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
愛之助の与兵衛は仁左衛門に習って、将来彼の持ち役になるでしょう。三島歌舞伎も染五郎の貴公子ぶりが魅力のようです。今月は平成中村座と掛け持ちの役者さんが多いので、皆さん楽まで健康に気をつけて頂きたいです。