2012年5月22日火曜日

文楽評:2012年5月国立小劇場

歌舞伎なら玉三郎、文楽なら勘十郎。そう言ってみたくなるのが「壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)」の阿古屋琴責の段。遊女が取り調べで琴、三味線、胡弓(こきゅう)を弾かせられる。名演奏で心に乱れのないことを証す。文楽では演奏が分業だから、人形の特性が存分に生きる。寛治以下の演奏が熱を帯びるにつれ、きびきびと動き、女の矜持(きょうじ)が映り出る。勘十郎の面目躍如。(国立劇場「八陣守護城」ほか 玉女の大きさ、咲大夫の気合 :日本経済新聞)
内田洋一氏による文楽の評。どれも良い出来のようです。源太夫の出演はうれしいですね。阿古屋は歌舞伎も文楽も人気狂言ですね。