2012年5月7日月曜日

三津五郎の今月の役どころ 2012年5月

今回は面白みがありながらも山本周五郎原作らしい、人生の機微を描いたほろ苦さが浮かび上がって来るような仕上がりになればいいなと思っています。 稼いでも稼いでも貧乏から抜けきれない辛さを味わっている弥六が、幽霊が始めた商売がもとで楽してお金を貯められる経験をし、その両方を味わうことで、人間がこの世に生を与えられた本来の意味に気付き更生していく、周五郎らしい人間愛に包まれた幕切れになればと思っています。(今月のスケジュール)
「封印切」の八右衛門と「ゆうれい貸家」の桶食弥六の二役について書かれています。周五郎の「泥棒と若殿」を松緑とやった時も感動でした。周五郎の心に響く物語を存分に演じてくれると思います。