2013年3月30日土曜日

歌舞伎座、新時代へ〈伍〉~渡辺保・河竹登志夫の提言

「21世紀の歌舞伎は、伝統の正しい継承と、伝統を踏まえた創造を目指したといえます」  河竹黙阿弥のひ孫でもある演劇学者、河竹登志夫早稲田大名誉教授(88)は、それを“二元の道”と呼ぶ。KABUKIが国際的な広がりを見せる中、新たな歌舞伎座の核になるのもやはり伝統と創造だ。(【歌舞伎座 新時代へ】(伍)提言 人間ドラマ刻む「100年劇場」へ+(1/2ページ) - MSN産経ニュース)
三津五郎が同じことを言っていました。車の両輪のようにバランスよく回っていくのが理想ですと。

社会的に注目されるこけら落とし興行だが、渡辺さんが心配するのは“その後”だ。  「興行である以上、イベント性は否定できないが、ただのイベント化して内容がなくなっては困る。宙乗りと早替わりだけでいいのか。そこに人間がいなければ駄目です」  戦後、歌舞伎の海外公演に監修者などで12回参加した河竹さんも、歌舞伎が世界で評価された理由を「ドラマ性。人間の普遍的愛憎あればこそ」と話す。  震災や戦禍にも揺るぐことなく125年にわたり歴史を継いできた歌舞伎座。「舞台に魅力があり、感動があれば必ず先に繋がる」と渡辺さん。五代目という「建物」はできたが、“100年劇場”になれるかどうかは、その中で生きる俳優と観客という「人間」が共有するドラマにかかっている(【歌舞伎座 新時代へ】(伍)提言 人間ドラマ刻む「100年劇場」へ+(2/2ページ) - MSN産経ニュース)
(この連載は飯塚友子が担当しました)
イベント性の高いほうがお客を呼べる、というのでそちらに流れていく傾向が既にあると私は感じています。歌舞伎が世界で評価された理由を「ドラマ性。人間の普遍的愛憎あればこそ」と話す。丸本物は一回見たくらいではよく理解出来ません。何回も見て、又いろんな役者さんのを見てやっと感動できるようになります。若い観客を動員するだけではなく、観客の質を高めることも必要だと思います。つまり、“100年劇場”になれるかどうかは、その中で生きる俳優と観客という「人間」が共有するドラマにかかっているということです。

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