2013年3月22日金曜日

上村以和於の劇評 2013年3月 まとめ

新しい歌舞伎座のこけら落しで6月に團十郎がする予定だったのを父に代わってつとめる『助六』に、実は大いに期待している。これこそが、次代の歌舞伎を占うまさしく試金石、ここで目の覚めるような快打を一番、是非放ってほしい。 四座を通じての見ものは菊之助の『妹背山御殿』のお三輪だが、松緑の健闘もあったし、これがこけら落し直前のプレ・オリンピックの金メダル。他の三座は相撲の三賞でいうと、福助レベル、松也レベル、新悟・隼人・児太郎レベルそれぞれによくやった国立劇場組が殊勲賞、父の遺産をハイレベルの技術でよく受け継ぎ、自分たちの自立第一歩とした勘九郎・七之助兄弟のACTシアターが技能賞、父亡き後を急遽、座頭芝居で乗り切ったルテアトル銀座が敢闘賞、というところ、かな?(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)
三月は御園座を入れれば5座の公演です。三賞に猿之助を入れるとすれば何賞かな?