2013年3月24日日曜日

児玉竜一の劇評 2013年3月 国立劇場

周囲を固める中村翫雀(かんじゃく)や中村錦之助は軽めの役で、10代20代の若手が大役に挑戦する。抜擢(ばってき)と危険な賭けは紙一重、せめてせりふをきちんと聞かせてほしいところで、尾上松也の猿島惣太や、坂東新悟の腰元関屋は、一日の長がある。清玄尼を翻弄(ほんろう)する中村隼人の松若丸は、天狗(てんぐ)にさらわれ謀反人としてよみがえるという、役の魔力を発揮できていない。中村児太郎の桜姫ともども、一にも二にも、せりふを鍛えてほしい。(朝日新聞デジタル:国立劇場「隅田川花御所染」)
若手の蕾陣は初めての大役を与えられ奮闘!1ヶ月演じてこれからの課題がみつかり、次へのステップを踏んで行くわけで、暖かく見守りたいです。南北物はベテランだって難しいのでかなりハードルが高いと思います。福助の女清玄、是非再演してほしいです。