2013年5月25日土曜日

栄御前花道の引っ込み~(秀太郎歌舞伎話)

芝居にはお客様にはお分かりにならないようなところでも、役者が「腹」で楽しむようなところ(自己陶酔?)、例えば栄御前が御殿から下手にかかる際、チラッと千松を見やるのですが、これは「千松」でなく「鶴千代」の亡骸を見る気持ち…、それも観客に見せるためではなく、自分が気持ち良く花道を引っ込むためで、演出上はどうでも良いのですが…、それぞれの役者はそれぞれの演技をして、そこに歌舞伎の楽しさがあると思います。(秀太郎歌舞伎話)
細かい部分での思い入れが役の幅を膨らませるのでしょうね。 チラッと千松を見るところ、注視しましょう。