2013年5月16日木曜日

三津五郎の今月の役どころ 2013年5月

「寺子屋」武部源蔵

そのあと松王と玄蕃の登場でさらに緊張感が増し、いよいよ小太郎の首を打つ決心をして奥へ入ります。奥では、お客様には見えませんが、肌を脱ぎ襷をして、実際に木刀を振りおろして小太郎の首を打つしぐさをします。そのあと肌をいれ身づくろいをして首桶を抱えて出ていくのです。首実検になり、死を決して臨みますが、「若君の首に相違ない」と言われて思わず力が抜ける具合。若君の無事を確認して夫婦で喜んだのもつかの間、小太郎の母親が訪ねてきて更なる緊張を迎え、そしてクライマックスへと。後半はあまり喋りませんが、松王夫婦の話をきちっと受けていないといけないなど、常に気を張っている役ですので、一幕終わるとドっと疲れのくる役です。(今月のスケジュール)
奥で首桶を持って控えているのではなく、ちゃんと首を打って出てくるのですね。絶妙の間です。