2014年1月16日木曜日

上村以和於の劇評 2014年1月 歌舞伎座

11月・12月と「仮名手本忠臣蔵」上演の余波は年を越えて、まず外伝劇中の人気作「松浦の太鼓」は吉右衛門の薬籠中にますます入って、楽しさという意味では今月随一。ウェルメード劇とはかく演じるものというお手本のよう。梅玉の源吾、歌六の其角もツボをピタリと押さえ、米吉のお縫もよく抜てきに応えた。(歌舞伎座1月公演 明るさと迫力 新春飾る競演 :日本経済新聞)
忠臣蔵の外伝の中で一番良く出来た作品だと思います。若い人が熱演するのではなく、芸に余裕のある人が楽しんでやるところにこのお芝居は生きてきます。脇もみな適材適所で文句なく見られます。