2014年1月12日日曜日

児玉竜一の劇評 2014年1月 国立劇場・演舞場

発端に「高麗国浜辺」を残したのは良案。二階屋体から切腹の血が垂れる「田郎助内」など、新鮮なところもあるが、人物が肚(はら)の内をすべて話しすぎるようでもあり、尾上松緑・菊之助・松也ら、盛りの若手も手持ちぶさたは惜しい。(国立劇場)
それぞれ一幕物の方が映えたかもしれない。海老蔵の関羽や鎌髭での見た目の立派さ、景清の牢破りで噴出するエネルギーは見もの。(演舞場)(復活・歌舞伎座にぎわい 初春の東京4座、2氏が見る:朝日新聞デジタル)