2014年3月19日水曜日

染五郎の「言いたい放談」3月19日付東京新聞

今回は3月4日に亡くなられた市川八百稔さんのことです。
ヤオじい
享年七十七歳、倅・金太郎の初お目見得からずっと顔をして下さり、いつも明るく、そして一生懸命な“ヤオじい”でした。(略)支度ができても出番の直前までそばで見守り、芝居が終わると「また、明日な!」と帰っていきました。金太郎は来月歌舞伎座に出演するため、「お願いしますね」と約束していたのに・・・。残念でなりません。深い愛情を込めて子役の顔を数多くされてきたヤオじい。歌舞伎を支え続けてきた大きな柱でした。(略)金太郎は訃報を聞いてしばらく泣いていました。来月はヤオじいを思い出しながら自分で顔をします。娘の誕生日に電話をかけてくれたのがヤオじいと話した最後でした。合掌。

影で支えて下さる方がどれだけ子役にとって有難いか、改めて感じました。謹んでご冥福をお祈り致します。