2014年3月24日月曜日

長谷部浩の劇評 2014年3月 国立劇場・演舞場

、お富、与三郎が首尾よく源左衛門から金を引き出す強請(ゆすり)場。時蔵の柄は悪婆(あくば)によく似合い、切れ味がある。ねっとりした色気が加われば、なお弾むだろう。彌十郎にお富にぞっこん惚(ほ)れた男の情味がある。
観念的な題材をよくスペクタクルで見せている。狂言回しの役割を果たす鳴子(なるこ)(浅野和之)と伊吹(福士誠治)。右近、笑也(えみや)、笑三郎が劇に厚みを与える。第一幕からテーマを強く主張するために、演説口調となるのが残念だ。(東京新聞:<評>時蔵のお富に切れ味 国立大劇場「切られお富」など:伝統芸能(TOKYO Web))
かなり難しいテーマを肩こらずに見せるので、見終わった後が重苦しくなく、それでいて中身の無いカラッポな芝居ではないので、満足感が得られます。さすが四代目猿之助!

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