2014年6月22日日曜日

石井啓夫の劇評 2014年6月 コクーン歌舞伎

【鑑賞眼】コクーン歌舞伎「三人吉三」 面白さに共感も一抹の不安 - MSN産経ニュース
勘九郎中心に松也、七之助と見得で極まるも演劇臭が強く、歌舞伎の肚(はら)は薄い。外面の華の裏で予見される闇の心を込めなければ。面白さに共感も一抹の不安が募る。3人大立ち回りの末、滅びる大詰めもそう。白銀にお嬢の赤、お坊の青…ビジュアル性も冴(さ)え、天井から怒濤(どとう)のように落ちる雪の嵩(かさ)にすべてが埋もれる。この新しさ、面白さを肚に秘め、大歌舞伎で同じ場面を勤められるかが課題だ。(【鑑賞眼】コクーン歌舞伎「三人吉三」 面白さに共感も一抹の不安 - MSN産経ニュース)
初めて見る人がこの大詰を見たら、強烈な印象でしょうね。歌舞伎の演出とは違う新しさを求めるなら大成功といえるでしょう。黙阿弥劇の江戸テイストとは別物です。