2014年9月11日木曜日

天野道映の劇評 2014年9月 歌舞伎座

月が差し、光秀が笠で顔を隠して庭先に登場する時、額の傷が隠しきれずに笠の上に見えるのは、一工夫必要かと思う。
羽二重の関係か、傷が上過ぎていました。私もかなり気になっていました。
重傷を負って立ち戻った十次郎の敗戦の報告を、黙って聞く岩のような集中力。ついに息が絶えるのを見て慟哭(どうこく)する姿。その対比は見事に決まっている。陰影の深さは初代譲りだ。((評・舞台)秀山祭九月大歌舞伎 初代譲りの陰影の深さ:朝日新聞デジタル)
初代は知りませんが、二代目は充分観客に納得いく演技です。