2014年12月18日木曜日

河村常雄の文楽評 2014年12月 国立小劇場

もう一演目の「紙子仕立両面鑑」の「大文字屋」は、助六揚巻心中事件にまつわる家族の苦境を描く世話物。中が芳穂大夫・清馗、奥が千歳大夫、富助。千歳が、夫・助六と遊女・揚巻が出奔したため実家に戻されたお松、助六の実家を救うため揚巻の替わりにお松に身売りを迫る兄の栄三郎、2人の母・妙三らの苦しい胸の内を語り分ける一方、番頭・権八で笑いをとる。人形は玉也の権八、簔一郎の妙三、幸助の栄三郎、清五郎のお松、玉女の助右衛門ら。(国立劇場十二月文楽公演評: 河村常雄の新劇場見聞録)
中堅若手で好舞台を作ったとの評です。「紙子仕立両面鑑」の「大文字屋」は歌舞伎ではやりませんね。見てみたいです。