2014年12月14日日曜日

【花形出番です】 歌舞伎俳優・中村歌昇さん(2)

平成23年9月の新橋演舞場公演の2日目、父がアキレス腱(けん)を切ってしまった。終演後、泣きました。又五郎・歌昇襲名で又五郎がいなくなったら、どうなるのか。でも、一番つらいのは父自身です。僕は父の芝居も踊りも大好きですから、この機会、大きなお役を勤める父を見たかった。  父も無念だったと思います。終演後、病院に行くと、僕を心配させないために「神経が通ってないから痛くない」と、平然としていました。翌日からは母が毎朝晩、着物姿で車椅子の父の送迎です。病院と演舞場楽屋を何往復もし、間はお客さまへのご挨拶。大変そうな顔一つしなかった。執念で舞台を勤める父、それを支える母を目の当たりにし、自分も頑張らなければ、と力が入りました。(【花形出番です】歌舞伎俳優・中村歌昇さん(25)(2) - 産経ニュース)
あの時は驚きました。襲名が始まったばかりで・・・執念で舞台を勤めた父の姿を見て、毎日の舞台を精一杯演じようと決心したのでしょう。それにしてもギブスをつけた足なのに、演技は劣ることなく立派でした。
「連獅子」を親子で踊ったのがうれしかったと言っています。皆さん好きですね。親子で踊りたいベストワン!中村屋はもちろん、成田屋、高麗屋、松嶋屋(孫)、来年鴈治郎襲名では壱太郎と親子で「連獅子」です。 良くできた構成で前シテ、後シテと変化もあり、踊りがいもあります。