2014年12月20日土曜日

長谷部浩の劇評 2014年12月 国立劇場

陰惨ではあるが、説得力を持つのは、吉右衛門と歌六が正面からぶつかりあうからだ。言葉と身体がふりしぼられる。芸の力が共感しがたい犠牲を成立させた。そこには正義の晴れやかさはなく、追い詰められた人間がごろりと投げ出された。まぎれもなく今年を代表する舞台となった。(東京新聞:<評>今年を代表する舞台 国立劇場「伊賀越道中~」:伝統芸能(TOKYO Web))
「伊賀越道中双六」といえば先ず「沼津」でしたが、敵討の本筋が今回の演出で分かり良かったです。国立劇場ならではの好企画。演じる吉右衛門等の芸の力も舞台を充実させたと思います。